改革の推進やコロナ禍の影響により、リモートワークの普及が拡がったことで、2020年以降は都心から地方へ移住する方が増えています。国も東京一極集中を分散させるため、地方創生を後押ししており、移住者には最大200万円の補助金が支給されます。さらに、各地方自治体でも独自に支援金を用意して、移住者を歓迎する動きが積極的に行われています。
北海道は自然が豊かで美味しい食べ物が溢れており、移住を検討している人には魅力的な土地です。中でも、江別市は札幌市に隣接しているベッドタウンでありながら、多くの公園や川が流れる豊かな自然環境があり、子育て世代からお年寄りまで幅広い層が住みやすい町として人気です。
今回は、そんな江別市の地域情報と助成制度、子育て世帯へのサポートについてご紹介します。

江別市の主な助成金・補助金制度

江別市で現在行われている助成金・補助金の主な制度です。

こども医療費助成

子育て世帯の医療費負担軽減と子供の健康促進を図り、医療費の一部を助成します。

対象者

江別市に住民登録(または外国人登録)している健康保険の加入者で、0歳から中学生までの児童
※生計維持者の所得制限あり

対象費用

医療機関にかかった際の医療費のうち、保険診療の自己負担額（２割～３割）
※一部対象外、負担金がかかる場合あり

江別市木造住宅耐震改修等補助金

市内にある木造住宅の耐震診断及び耐震改修工事を行う方に対し、費用の一部を補助します。

対象住宅

・昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅(戸建て・長屋建て・併用)
・地上3階建以下の在来軸組構法である
・過去に補助金の交付を受けていない
・耐震診断で上部構造評点が1.0未満と診断された対象住宅を、上部構造評点が1.0以上となるように改修する設計または工事を行う場合
・建築基準法その他の関係法令に違反していない

対象者

・補助対象住宅の居住者または居住予定者(個人)
・市町村民税及び補助対象住宅の固定資産税を滞納していない方

補助金額

耐震診断：対象経費の3分の2以内に相当する額
補強設計：対象経費の3分の2以内に相当する額
耐震改修：対象経費の23％に相当する額
※上限あり

江別市勤労者生活資金貸付制度

江別市内在住及び江別市内事業所の勤労者(季節労働者含む)の生活安定を図り、低金利で資金の貸付を行っています。

対象者

・市内同一事業所に1年以上就業し、今後も継続してその事業所に就業する勤労者
・市内に1年以上居住し、同一事業所に1年以上就業している勤労者
・特例一時金の受給者で今後も同一事業所で就業する予定の労働者
※他、市町村民税と固定資産税の納付条件あり

資金使途

医療、教育、冠婚葬祭、耐久消費財の購入、一般生活費など

限度額

勤労者：100万円
季節労働者：50万円

子育て世帯を支援する施設が充実

江別市は、令和2年の転入超過数の「0歳～14歳」の区分において、全国市町村の中で12位となりました。子育て世帯に選ばれる町として、たくさんの支援を行っています。

市内に9つの子育て支援センター

子どもが自由に遊べて、子育ての悩みや不安を相談できる施設です。歩いて行ける距離に点在しており、市内に住む就学前の子どもと保護者であれば誰でも気軽に利用できます。子育ての情報提供や講習、イベント等も行われており、近所に住む親子との友達作りの場になっています。

子育てひろば ぽこあぽこ

野幌駅から徒歩6分にある「イオンタウン江別」の2階にある施設です。
大型複合遊具やクライミングウォール等、屋内型の遊び場でありながら、親同士の交流や情報交換、相談もできる子育て支援センターとしての利用もできます。
託児ルームが併設されており、子どもを預けることも可能です。

いざというときに預けられるサポート体制

急用ができた際に預けられる「ファミリーサポートセンター」や、発熱・病気の子どもを家庭で保育できない場合に利用できる「病児・病後児保育」の支援を行っています。