札幌市北区は地下鉄、JR、バスと公共交通機関が非常に充実しており、自家用車で走行するのが困難な冬には特に重宝されています。
他県に比べて面積が広い北海道だからこそ、移動手段は複数あった方が便利ですし、特に地下鉄に関しては天候の影響を受けにくいとあって、多くの人々が利用しています。
今回はN1の麻生駅からN16の真駒内駅までを結ぶ札幌市営地下鉄の南北線について詳しくご紹介していきます。
札幌市北区に住んだら、もしくは観光で訪れたら必ずと言っても良いくらい利用することになると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

札幌市営地下鉄南北線とは？

札幌市営地下鉄には南北線の他に東西線、東豊線がありますが、私たち北章宅建が存在している北34条駅を通るのが南北線です。
南北線の歴史や特徴、利用状況などを詳しく見ていきましょう。

南北線はどのような歴史を辿ってきたの？

南北線の歴史は古く、初めて建設計画が案に出されたのは1966年のことでした。
北海道の中でも特に積雪が多く極寒地域であった札幌市では自動車産業の拡大により、自家用車を使う人が多くなってきたため、度々交通渋滞が起こっていました。
この問題は非常に深刻化していましたが、追い討ちをかけるように冬季オリンピックによる選手や観客の輸送も問題となったため、対応策として地下鉄の開通が検討されたのです。
1965年にはゴムタイヤ方式の試験車を使って札苗実験場で運行テストや性能テストを実施し、1967年には札幌市議会にて南北線の建設が可決されました。
それ以降、運行できる区間を広げたり、停車駅を増やしたり、女性専用車両の設置など、市民の安心と利便性を第一に改新を繰り返してきました。

南北線の路線図と利用状況は？

南北線は札幌市営地下鉄の中で唯一、地上を走る区間が設置されているという特徴があります。
N13の南平岸駅からN14澄川駅、N15自衛隊前駅、N16真駒内駅までが地上区間となっています。
N 1麻生駅、北章宅建が存在するN2北34条駅、N3北24条駅、N4北18条駅、N5北12条駅が北区に所在します。
N6さっぽろ駅、N7大通駅、N8すすきの駅、N9中島公園駅、N10幌平橋駅までが中央区に所在します。
そして、N11中の島駅、N12平岸駅、N13南平岸駅が豊平区に所在しており、幅広い範囲を1本の地下鉄で乗り換えなしに移動することができます。
利用状況を見てみると、2003年度は1日あたり227,661人だったのに対し、2015年は227,690 人と対して年度によって差はないと言えます。
ほとんどの車両が全部の停車駅に停車するよう運行されていますが、南車両基地への出入庫のために一部の車両は麻生駅から自衛隊前駅を運行しています。
具体的には平日朝8時台に1本、9時台に4本となっているため、真駒内駅へ行きたい方は乗車する車両に注意する必要があります。
他県の地下鉄とほぼ大差なく、日中は7分間隔で朝の通勤ラッシュ時は4分間隔、夜の帰宅ラッシュ時には5、6分間隔で運行しています。

女性と子どもの安心車両の設置

電車に欠かせないと言っても過言ではないのが「女性専用車両」です。
地下鉄であろうと地上を走る電車であろうと、女性が安心して乗車できるようにすることは各鉄道会社の目標でもあります。
札幌市営地下鉄南北線では一般的な「女性専用車両」とは呼ばず、「女性と子どもの安心車両」というネーミングが特徴です。
通常女性専用車両のイメージとしては、女性と幼い子どもが乗車できるとされていますが、こちらの車両では女性と小学校6年以下の男児も乗車することが可能です。
また、身障者や身障者を介護する男性も対象となっていますが、いずれにしても強制力はありません。
平日の始発から9時までの限定条件ではありますが、女性と子どもが安心して乗車できる第一歩となりました。

北区から南区を便利に結ぶ南北線

積雪の多い地域だからこそ、地下鉄が運行しているのは市民にとってとてもありがたいことです。
一部地上区間があるものの、基本的には地下を運行するので天候の影響を受けず、遅れなども発生しにくいのが地下鉄の魅力ですね。
弊社は、札幌市北区の他に、小樽市、江別市、岩見沢市、余市町、滝川市、美唄市と店舗展開をしておりますので、不動産についてお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。