■検証月：2025年5月
■報告担当：小河利也
■所属店舗：美唄店
■担当地域：美唄市、奈井江町

売主様の動き、雰囲気、感触
・高齢者施設や市営住宅への住み替えを検討される方からのご相談が増えています。将来の生活に備え、自宅の売却を視野に入れるケースが多く見られます。
・解体費用の高騰により、「できれば建物を壊さずに売却したい」という声が増加しています。現状のままでの売却可能性を重視される傾向です。
・すぐに売る予定はなくても、「今の価値を知っておきたい」という方には、周辺の取引事例や売出中の物件情報をもとに、机上査定で概算価格をご案内しています。
・相続登記の義務化を背景に、長年手付かずだった相続物件に関するご相談が目立ってきています。名義整理をきっかけに売却を検討される方が多くなっています。

買主様の動き、雰囲気、感触
・小さなお子様のいるご家庭では、将来的な通学環境を重視し、学区や通学時間、安全な通学路の有無を踏まえてエリアを選定される傾向があります。
・市場に出ている物件数が増えてきたことで、価格や立地だけでなく、間取りや維持管理の状態など細かな部分まで比較検討される方が増えています。
・物価上昇の影響により、光熱費の抑制を意識されるお客様が多く、給湯・暖房設備の種類や断熱性能、築年数などをチェックされる傾向が強まっています。
・新築価格が高止まりしている中で、中古住宅を購入し、間取り変更や水回り改修などを行うリノベーション型の住まいづくりを検討される方が増えています。

不動産物件の動き、流通市場の雰囲気について
・昭和57年以前の旧耐震基準で建築された住宅は、住宅ローン減税などの税優遇が受けられないケースがあり、購入希望者が限られる傾向です。そのため、建物を解体せず「古家付き土地」として売却をご提案することもあります。
・ただし、築年数が古くても、屋根・外壁・水回りなどに修繕履歴があり、維持管理の状態が良い物件は、一定のニーズがあり売却につながる可能性も十分にあります。
・築20年以内で内外装の手入れが行き届いた住宅は人気が高く、見学から成約までが比較的スムーズに進むケースが多く見られます。
・また、相続をきっかけに売却を検討される方も増えており、「できるだけ早く手放したい」というご希望には、仲介だけでなく弊社買取も含めた柔軟な対応を行っています。

担当営業より所感、一言、今後の市場環境予測
季節の変わり目には、不動産の売却を考える方が増える傾向にあります。特に雪が降る前には「冬になる前に売りたい」という声が多く、市場に出る物件も増えてきます。また、地価は少しずつ下がり続けているため、売却をお考えの方は、できるだけ早めにご相談・ご準備いただくことが、スムーズに売却するためのポイントだと考えています。

※本情報は各関連データをまとめた上で3 か月程度の検証を行い、反映させています。
※より直近の生の市場情報は担当営業へ直接ご相談頂ければと思います。
※査定、ご相談はご事情問わず、全て無料で承っております。お気軽にお問合せ下さい。