■検証月：2025年6月
■報告担当：蛸星香奈実
■所属店舗：札幌北店
■担当地域：札幌市北区

不動産売却中物件数（札幌市）
土地 2,295件（前月比＋ 43件 前年比-  111件）
戸建 2,356件（前月比＋ 4件　前年比-  255件）
マンション 3,292件（前月比-  40件　前年比-  364件）
合計 7,943件（前月比＋ 7件　前年-  730 件）
※アットホーム数値より

売主様の動き、雰囲気、感触
・先月と比べて、お問い合わせ件数はほぼ横ばいの状況ですが、継続的に売却に関するご相談は寄せられています。
・離婚による世帯分離や、高齢者住宅・サービス付き住宅への住み替えをきっかけに、自宅の売却を検討されるケースが複数見られました。
・「北海道に行くのが難しいが売却を進めたい」といった、遠方在住の方からのご相談もあり、現地での対応を代行するサポートの重要性が高まっています。
・先月に引き続き、売却物件の供給は多めの状態が続いており、特に交通アクセスが不便なエリアでは、売却活動の長期化を懸念する声も出てきています。価格調整や販促の工夫が求められています。

買主様の動き、雰囲気、感触
・先月と比較して、今月はお問合せ件数が全体的に増加傾向にあり、特に週末を中心に来店や内見希望が目立ちました。
・戸建住宅と土地のいずれにも関心が集まっており、用途やライフスタイルに応じて複数の選択肢を並行して検討される方が多い印象です。
・中古住宅を購入後に自分好みにリフォームしたいというご希望が多く、購入から住まいづくりまでを一貫して考える動きが見受けられます。
・家庭菜園など趣味の時間を充実させたいというニーズから、郊外でゆとりのある土地を探すお問合せもあり、多様なライフスタイルへの関心の高さがうかがえます。

不動産物件の動き、流通市場の雰囲気について
・上半期の締めとなる6月は、売主・買主ともに意思決定が進みやすい時期であり、不動産市場全体の動きも活発化している印象です。
・「すぐに契約したい」「週末中に結論を出したい」など、短期間での意思決定を希望されるお客様が多く、迅速な対応が求められる場面が増えました。
・これまで複数回の見学を経て検討されていた方が、タイミングを見て成約に至るケースが目立ち、動きやすい季節と市場心理の後押しが伺えます。
・住宅ローン審査に想定以上の時間を要する事例が増えており、気に入った物件と出会った際に備えて、早めの事前審査実施が有効です。

担当営業より所感、一言、今後の市場環境予測
今月は「フラット35」の住宅ローンを利用されるお客様が多い印象でした。ただし、フラット35は他の金融機関と比べて、事前審査が通っていても本審査で否決されるケースが少なくありません。そのため、売買契約前には本審査の結果を確認していただくよう、事前にご案内しています。安心してお取引を進めるためにも大切なポイントです。

※本情報は各関連データをまとめた上で3 か月程度の検証を行い、反映させています。
※より直近の生の市場情報は担当営業へ直接ご相談頂ければと思います。
※査定、ご相談はご事情問わず、全て無料で承っております。お気軽にお問合せ下さい。