Vol.28後志店
不動産市況:余市町、仁木町、古平町、積丹町(検証月 2023年11月)
■検証月:2023年11月
■報告担当:梅津大樹
■所属店舗:後志店
■担当地域:余市町、仁木町、古平町、積丹町
売主様の動き、雰囲気、感触
・冬が近づき、年内に売却したい・売却の準備を進めたいというお問合せが増えています。
・相続案件が多く、依頼者(相続人)は遠方に居住しているため、相場より多少安価でも売ってしまいたいという方が目立ちます。
・都市部で就職・子育て・居住をし、地方を離れて長いため、町の様子や市場の動向に関心を持たれる方が多い印象です。
・需要が低い認識の方が多く、不動産会社も少ないため、弊社への配慮や気配りをしていただける方が多いのが特徴的です。
買主様の動き、雰囲気、感触
・物価上昇に伴い、購入意欲が減退しているようです。財布の紐がより固くなり、物件購入に慎重な方が多い印象です。
・中古不動産のメインターゲットである、20~30代のお客様からのお問合せが少ない模様です。
・上記については、所有よりも賃貸という世代間の価値観の変遷が影響しているかもしれません。
・物価上昇の影響か、地方への移住・別荘購入も減少傾向が見られます。札幌圏の不動産流通性の鈍化が、地方にも波及している可能性があります。
不動産物件の動き、流通市場の雰囲気について
・物件上昇の影響か、余市町については流通性の鈍化が見られ、市場在庫が増えています。
・昨年通りの「売れる価格」での査定から売り出してもお問合せが少なく、販売価格の見直しが必要なケースが相次いでいます。
・冬が近づき、購入希望者からのお問合せは減少傾向にあります。
・新築価格の高騰により、土地の需要が少なくなっています。
担当営業より所感、一言、今後の市場環境予測
昨年は札幌圏の不動産需要も堅調でしたが、今年は不動産会社の査定額の吊り上げと、売主様が「不動産会社からの提案価格」で売れるものと認識し価格設定した事を起因として、相場より高い売り物件が増え続け、市場在庫が飽和しております。地方においても、その影響を受けているせいか、例年より成約までの販売期間が延びる、例年売れていた価格で売れない等の傾向が見られます。
物価上昇は当面続く可能性もあるため、俱知安町・ニセコ町を除き、地方の不動産市況は厳しい状況が続くものと思われます。相続等でご使用予定のない不動産をお持ちのお客様におかれましては、早期売却をお勧め致します。査定はもちろん無料でございます。
※本情報は各関連データをまとめた上で3 か月程度の検証を行い、反映させています。
※より直近の生の市場情報は担当営業へ直接ご相談頂ければと思います。
※査定、ご相談はご事情問わず、全て無料で承っております。お気軽にお問合せ下さい。
著者
後志店 梅津 大樹小樽生まれ、小樽育ちです。 自身で不動産購入と売却を行った経験もあり、売りタイ方・買いタイ方のお気持ちに寄り添ったご提案をできればと思い、日々活動しております。今後はより一層地域に密着して活動して参ります。 不動産のお困り事は、私、梅津にお任せ下さい。
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