2021.06.18地域歴史情報
江別市の歴史と観光~誕生と歩み、観光施設のご紹介~
自分の生まれた地や住んでいる場所が、どのようにしてできたのかを考えたことはありますか? どの国もどの地域にも、長い年月をかけて繁栄してきた「歴史」があります。
歴史を知ると、その土地がさらに魅力的に見えるのではないでしょうか。
江別市の歴史は、明治時代から始まりました。その後どのようにして、今に至るまで栄えていったのか。今回の記事では、江別市のこれまでの歩みをご紹介します。
江別市の誕生
江別市は、1871年に宮城県湧谷領から21戸76人の農民が移住してきたのが始まりでした。1878年には江別太(現在の緑町・王子周辺)に屯田兵56人が入地し、同年、明治政府による開拓使府令が出され、江別村が誕生しました。江別太は札幌周辺の河川舟運の要地であり、治安上においても適当な地であったことから、屯田兵用地に選ばれたとされています。
その後、東北・中国・九州地方から続々と屯田兵が入地し、計画的な開拓が進められていきました。そして1916年に江別町に昇格、1954年には市制が施行され、江別市が誕生しました。
ちなみに、江別市の地名はアイヌ語で「ユベオツ(チョウザメのいる川という意味)」に由来していると言われていますが、諸説あり定かではありません。
人口の増加
昭和30年代後半~40年代にかけて、札幌市に人口が集中するようになりました。隣接する江別市もその影響を受け、大規模な団地開発や宅地造成が進み、5つのJR駅を中心に市街地が形成されました。交通アクセスが良く、札幌市への通勤・通学の利便性から人口が増加し、市制施行当時に約3.5万人だった人口は、1967年(昭和42年)に5万人、1992年には10万人を突破しました。
江別を支えた「レンガ」
江別市では1891年にレンガの製造が始まり、産業として市民生活を支え、文化的にも大きな影響を与えました。現在でも全国に流通する一大産地となっており、「江別のれんが」は北海道遺産として認定されています。
市内にはレンガ建築物が多く現存しており、その美しい姿を見ることができます。
・江別市ガラス工芸館
・江別市セラミックアートセンター
・江別第二小学校
・JR野幌駅
・JR豊幌駅
公共施設以外にも、レンガを使った住宅や庭がたくさんあるので、ぜひ江別市の町並みを眺めてみてください。
江別市内の観光施設
江別市の歴史に関する施設や、美しい自然を満喫できる名所をご紹介します。
江別河川防災ステーション
水防活動の拠点となる施設で、災害時には避難場所として活用されます。防災・避難用具の展示や、かつて石狩川を航行していた蒸気船「上川丸」のレプリカ展示など、川の学習の場として一般開放されており、特産品の売店や食堂もあります。
北海道立自然公園野幌森林公園
札幌市・江別市・北広島市にまたがる野幌丘陵に広がる自然公園。大都市近郊にありながら、敷地面積2053haという広大な森林です。公園内には樹木約110種、野草400種以上、キノコ200種以上、野鳥140種以上、昆虫1,300種以上のほか、エゾリスやユキウサギなどが生息しており、自然を楽しむことができます。
トンデンファーム
石狩川ベーコンやハム・ソーセージ製品を生産している本社工場があり、併設する直売所では工場直売価格で購入することができます。敷地内にはレストランや馬や山羊、うさぎなどの動物と触れ合えるスペースもあります。
旧町村農場
北海道を代表する酪農家の町村農場が、現在の地に移転する前の農場跡地を資料館として開放しています。旧邸宅や製酪室、サイロ、牛舎が残されているほか、当時の農機具など、町村農場が栄えてきた軌跡を知ることができます。豪華な洋館のレトロ感が味わえ、広く開放感のある敷地内でゆっくり過ごせます。
EBRI
もともと工場だったレンガ造りの建物を再生して生まれ変わった商業施設です。工場時代のレトロな雰囲気が漂う館内には、特産品や地産地消に配慮した商品を扱うアンテナショップや市場、レストラン、カフェが並んでいます。外観や景色を楽しんだり、中で美味しいものを堪能するのも良いですね。
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