2021.06.29地域歴史情報
江別市内を走るJR函館本線~各駅のご紹介~
函館本線は、北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道路線の一つであり、函館駅から旭川駅を結んでいます。
現在は全区間を運行する列車はなく、江別市を走るのは小樽駅~旭川区間になります。この区間はJR北海道最大の拠点である札幌駅を通ることから、札幌市~旭川市までの特急列車は道内の最大本数を運転しています。また、札幌首都圏である小樽駅~岩見沢駅間は近距離利用客が多くいるため、普通列車が多く運行しています。
江別市はこの主要区間内に位置し、市内では5つの駅があります。今回は、各駅ごとに紹介をしていきたいと思います。
江別市内に5つあるJR駅
江別市は「駅を中心とした集約的都市構造」を都市計画として掲げ、駅に沿って住宅街を形成し、徒歩で生活しやすいコンパクトシティを実現しています。
各駅を札幌方面から順に見ていきましょう。
大麻駅
大麻駅から札幌駅までは約17分と近いです。
駅の北口は「大麻団地」がある住宅街となっており、駅前に公共施設や商業施設が集積しています。駅から歩いてすぐに「大麻中央公園」があり、自然を楽しむことはもちろん、少年野球場や子供向けの遊具もあるので、住む人の憩いの場となっています。南口は駅前を国道12号が通っており、周辺には大学や研究施設、図書館などの文教施設があります。
野幌駅
野幌駅から札幌駅までは約21分です。
北口方面にある国道12号線沿いはロードサイド型店舗が多く、江別一の繁華街となっています。駅から徒歩10分圏内には「EBRI」や「イオン江別店」など大型商業施設がありますが、駅前は住宅やコンビニ、個人商店がポツポツある程度で、落ち着いた風景が見えます。
高砂駅
高砂駅から札幌駅までは約23分です。
以前は無人駅でしたが、2001年より有人となりました。駅の規模は小さく、改札内で上下ホームの移動ができないため、線路を渡る場合は改札外の連絡通路を利用します。
周辺に商業施設なども少なく、全体的に静かな街並みとなっています。賑わいを見せる周辺駅とは異なり、駅から徒歩7分の距離に「江別市役所」や「江別市民会館」があるため、地域住民が多く利用しています。
江別駅
江別駅から札幌駅までは約25分です。
かつては急行列車や夜行列車が停車しており、江別市の中心地でしたが、現在は昔ながらの駅舎と趣のある街並みとなっています。朝や夕方は通勤ラッシュで人も多いですが、江別駅始発の便が多いため、ゆっくり座れるのが嬉しい魅力です。江別市民の健康において重要な役割を果たす「江別市立病院」の最寄り駅となっており、駅から病院まではバスが多く出ています。
豊幌駅
豊幌駅から札幌駅までは約30分です。
5つのうち唯一の無人駅となっており、1日の乗降人員は他の駅と比べるととても少なく、駅舎も閑散としています。駅周辺には鉄道防風林と新興住宅街があり、駅から離れると水田が広がっています。
野幌駅を中心とした江別のまちづくり
野幌駅周辺は江別市内で最も市街化が進んでいるため、都市機能の充実した賑わいのあるまちづくりを目指し、「江別の顔づくり事業」が行われています。この事業計画では、「多様な連携」「環境」「安心安全」といった3つのキーワードをもとに具体策を設定し、まちの活性化に向けた道筋を辿っています。
野幌駅では、鉄道の高架化、新しい駅舎と駅前広場の設置、レンガと緑が調和したグリーンモール整備、鉄道林の保全がなされました。また、街路灯のLED化やサイクルシェアリングの実施により、環境に配慮した安心・安全な町へと変わってきています。
野幌駅にお越しの際は、ぜひ周辺環境の整備にも注目してみてください。
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江別店 寺杣 友紀出身は和歌山県ですが、生まれは札幌です。前職は自動車の営業をしておりました。不動産業界は全くの未経験で不慣れなことだらけですが、早く仕事を覚えてお客様のお役に立てれるよう努めます。精一杯頑張りますので宜しくお願い致します。