2019.05.08地域歴史情報

『小樽市桜』『桜町』という不思議なエリアのお話

今回は『小樽市桜』、別名『桜町』の歴史について紹介してゆきたいと思います。
小樽運河が有名な『小樽』といえば、札幌市に隣接する全国区の知名度を誇る観光地であり、運河の他にはガラス細工が有名ですが、小樽市の『桜』という地名については北海道の人、いえ、小樽や札幌にお住まいの方であってもあまり知名度のない土地であると言えるかもしれません。

 

『桜』は札幌市と小樽市中心街の間に位置し北海道としては非常に歴史の古い地区であり、また独特の地形を有しています。
小樽市桜は1丁目から5丁目までに区画されていますが、まずはその中心に位置する『桜ロータリー』について紹介しましよう。
『桜ロータリー』は北海道では非常に珍しい円形交差点です。

 

地上からの写真ではよくわかりませんから、航空写真を見てみましよう。

図の上でもかなり目立つ地形であると言っていいでしょう。
円形交差点に5本の道路が接続しており、自動車は左折して一方通行で回らなければなりません。

 

『ランドアバウト』とは別モノです。(慣習的にロータリーを円形交差点、ランドアバウトを環状交差点と訳しているようです。)

 

この桜ロータリーを中心に形成されている『小樽市桜』へ行く為に最もポピュラーなのは国道5号線から南側一札幌からは左折/小樽からは左折-へ入ってゆく『桜町本通』を昇ってゆくルートです。

 

小樽と札幌とを結ぶ海沿いの一般道、国道5号線は夏の間とても眺めの良い気持ちのいいルートです。

大きく張り出した平磯岬の下を通り小樽の中心街に向かう新平磯トンネル(下り車線)と新平磯トンネル(上り車線)の手前に交差点があります。
※ 小樽側からは自動車を駐車して撮影する適したスポットがなく、撮影を断念しました。

 

看板に『桜本通り』と書かれた方向(小樽がヽらは右折・札幌からは左折)から、桜へ入る事が出来ます。
『桜本通』は桜地区として一番最初の道路で、過去には『第一号幹線』と呼ばれていました。

 

ゆるやかな坂を昇って高速道路の高架をくぐると最初に紹介した桜ロータリーに到達します。

 

右手側にラルスマート桜町店、左手側にドラッグストアのココカラフアイン桜町店があり、生活用品はだいたい揃うでしょう。
こちらのラルズマート桜町店は長らくスーパーチェーンシカ桜町店として営業していましたが、運営元の株式会社丸しめ志賀商店が平成28年に株式会社アークスに対して事業譲渡した為、平成29年7月に店舗が改装リニューアルされることとなりました。

 

ロータリー周辺にはバス停が複数あり、いずれも『桜町』という停留所名になっています。
桜が1~5丁目に町名変更される以前は『桜町』という地名であったことに由来しており、今も『桜町』と呼ぶ方も多く、先ほどの店舗なども多くが『桜町店』となっています。

 

桜ロータリーを国道から反対側にまっすぐ昇って行くと、その先には『熊碓神社』があります。

 

 

 

自動車でそれなり距離を昇った上に、さらに徒歩で急な石段を昇っていく必要がありますが、振り返るとオホーツク海が見える、かなり眺めの良い場所であると言えるでしょう。
※ 写真は初冬の頃のもので、薄暗くなってしよっていますが…

 

熊碓神社は小樽市桜5丁目に所在していますが、更に良い景色なのが小樽市桜1丁目に所在する『銀鱗荘』です。
◇ 銀鱗荘 公式サイト
https://www.ginrinsou.com/

 

なんと、この銀鱗荘は前述の平磯トンネル・新平磯トンネルのある平磯岬の上に所在しています。

 

具体的な宿泊金額は書けませんが、かなりの高級旅館で私などには到底宿泊出来ません。
一方で日帰りの温泉・食事プランは数千円のりーズナブルな価格で提供されており、一般の方でも利用可能なのではないでしょうか。まあ、私は人つていない訳ですが。
平成30年に東名観光開発株式会社から株式会社ニトリヘ事業譲渡され、新しい設備などを加えてリニューアルされたとの事です。

 

何せ素晴らしいのが、平磯岬の上から見下ろす小樽湾の風景!

無料で立ち入れる区画で見られるのは西の小樽築港側だけですが、建物内からはかなり広い視野で小樽湾・石狩湾を見晴らすことが出来るようです。
公式サイトでは建物内の写真や窓からの風景なども公開されています。

‥・と、まあ今回は小樽市桜の注目スポット『桜ロータリー』『熊碓神社』『銀鱗荘』を紹介しました。

熊碓川を下った海側を国道5号線を渡った先には『東小樽海水浴場』があるのですが、これは厳密には小樽市船浜町に所在しているので、また別の機会に紹介出来ればと思います。

 

今回の記事の冒頭で、小樽市桜について非常に歴史が古い地区であると紹介しましたが、次回はこのエリアの歴史について深堀りしてゆきたいと思います。

当記事は小樽・後志エリアで1283件(平成24年1月1日~平成30年12月31日実績)の取引実績を誇るイエステーション小樽店:北章宅建株式会社のズボンサードコンテンツです。
小樽市桜をはじめとした小樽市・後志エリアの不動産売買はイエステーション小樽店にお問合せ下さい。

    細井 全

 

【参考文献】
◇小樽市役所『小樽市桜町由来小誌』昭和42年
◇小樽市役所『小樽市史 第3巻』(旧版)昭和19年
◇北海道神社庁 熊碓神社(小樽市)
http://www.hokkaidojinjacho.jp/data/04/04008.html
◇大日本帝国陸地測量部 五万分の一地形図『小樽』明治29年測量、明治42年加筆
◇大日本帝国陸地測量部 二万五千分の一地形図『小樽東部』『石倉山』大正5年
◇ニトリ『ニュースリリース「銀鱗荘」事業継承についてのご案内』平成30年
https://www.nitorihd.co.jp/news/items/555d231b2879ae0a8ee4f70d8dcbce40.pdf

 

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