不動産売却のコツ2025.12.25

家が売れないストレスを解消!原因と対策を徹底解説

こんにちは。イエステーション北章宅建 滝川店の上家です。

家がなかなか売れず、先が見えない状況に不安やストレスを感じていませんか。

家が売れないストレスは、多くの方が経験する悩みです。

売却活動が長引くと、「このまま家が売れなかったらどうしよう」「何が原因なのかわからない」と、気持ちが焦ってしまう方も少なくありません。

家が売れない原因は一つとは限らず、価格設定、物件条件、市場のタイミングなど、いくつかの要因が重なっているケースが多く見られます。

だからこそ、まずは原因を整理し、自分の状況に合った対策を知ることが大切です。

今回のコラムでは、家が売れないストレスの主な原因から確認。
家が売れないときの対策、避けるべき行動についても、あわせてご紹介します。
ストレスを抱える女性

 

なぜ家が売れない?ストレスの原因から確認

家の売却が思うように進まないと、多くの方が次のような不安やストレスを感じやすくなります。

  • 売却期間が長引くことへの不安
  • 住宅ローンや資金計画への焦り
  • 住み替え計画が立てられないことによるストレス
  • 内覧対応が続くことによる負担
  • 毎月の維持費がかかり続けるプレッシャー

では、こうした状況に直面したとき、どう対処すれば良いのでしょうか。

まず第一歩として大切なのが、「家が売れない原因」を整理して把握することです。

家が売れない理由はさまざまですが、多くの場合、次のような原因が関係しています。

 

①相場に合った価格で売り出せていない

家が売れない原因として、まず考えたいのが価格設定のズレです。

多くの購入希望者は、あらかじめ予算を決めた上で、「この予算なら、このエリアで、この条件の家が買えるはず」と想定しながら物件を探しています。

そのため、たとえ間取りや立地が希望に近い家だったとしても、相場より高い価格で売り出していると、検索や内覧の段階で候補から外れてしまうことがあります。

つまり、「内覧の問い合わせがほとんどない」「物件を見てもらえる機会が少ない」という場合、家そのものではなく、価格が原因で見てもらえていない可能性も考えられるのです。

 

②物件の条件が購入希望者のニーズと合っていない

多くの購入希望者は、家を探す際に「駅から徒歩〇分以内」「築〇年以内」「日当たりが良い」など、条件を絞って検索することから始めます。

そのため、次のような点に当てはまる場合、そもそも検索の段階で候補から外れていることもあります。

【立地や周辺環境に関する例】

  • 最寄り駅まで距離があり、徒歩圏内ではない
  • 日当たりや眺望に恵まれていない
  • 商業施設や学校まで距離がある
  • 前面道路が狭く、車の出入りがしにくい

【建物の条件に関する例】

  • 築年数が古い
  • リフォームや修繕がされていない
  • 水回りや設備が古い

家が売れない場合、条件面で購入希望者の探し方とミスマッチが起きている可能性について整理すると、次の対策が立てやすくなります。

 

③不動産会社の販売活動が十分に届いていない場合がある

家が売れない理由は、必ずしも家そのものだけにあるとは限りません。

売却活動を依頼している不動産会社の販売の進め方・広告内容によっては、物件の魅力が十分に伝わりきらず、購入検討につながりにくい場合があります。

条件の良い家でも、伝わり方によって印象や反響が変わるため「どのように情報を届けるか」も大切なポイントになります。

 

④売り出すタイミングが合っていない

不動産市場には、買い手の動きが活発になる時期と、比較的落ち着く時期があります。

一般的に、転勤、進学、就職に合わせて引越しが増える1〜3月頃は、家探しをする人が多くなります。

もしかすると、現状で問い合わせが少ないのは、売り出した時期が住宅需要の一時的に落ち着いている時期である可能性もあります。
なお、長く家が売れない原因については「1年以上売れない家の原因は?早期売却のコツと注意点を紹介」でも解説しています。

 

家が売れないストレスを解消するための効果的な対策

家が売れないストレスを抱えている場合でも、状況を整理しながら対策を進めることで、気持ちを整えつつ売却活動を前に進めやすくなります。

家が売れないときに検討したい代表的な対策を紹介します。

 

対策①売却戦略を見直す

まず取り組みたいのが、売却戦略の見直しです。
特に「価格」と「売却スケジュール」は、売れ行きを左右する重要なポイントになります。

 

ポイント①価格が相場に合っているかを再確認する

価格設定に際して、まず下記の内容を確認してみましょう。

  • 今の売り出し価格は相場と比べてどうか
  • 近隣で似た条件の物件はいくらで売り出されているか

相場を調べるには、主に次の方法があります。

  • 複数の不動産会社に査定を依頼してみる
  • 不動産流通機構が運営する「REINS Market Information」で相場を調べる
  • 不動産ポータルサイトなどで類似物件の売り出し価格と比較してみる

価格を見直すことは、必ずしも値下げを意味するわけではありません。

現状を把握し、納得感のある価格かどうかを確認することが、ストレスの軽減にもつながります。

 

ポイント②売却スケジュールを整理する

価格だけでなく、売却スケジュールも一度整理してみましょう。

  • いつ頃までに売却したいのか
  • 多少時間がかかっても問題ないのか
  • 住み替えや資金計画との関係はどうか

こうした点を整理することで売却活動の見通しが立ちやすく、「いつまでに売れれば良いか」という目標が整理され、気持ちの負担が和らぐことがあります。

また、住宅需要が高まりやすい時期に合わせて広告を強化する、といった対策も検討できるでしょう。

タイミングを意識した販売活動を行うことで、より多くの購入検討者の目に触れる可能性が高まります。

 

対策②媒介契約や不動産会社の対応を見直す

売却活動が長期間停滞している場合は、不動産会社の対応や媒介契約の内容を整理してみることも有効です。

例えば、次のような状況が続いている場合は、今後の進め方について相談するタイミングかもしれません。

  • 3カ月以上、内見や問い合わせがほとんどない
  • 市場分析や価格について具体的な提案がない
  • 販売活動の内容や反響状況がわかりにくい

こうした場合は、不動産会社に対し「媒介契約の内容を見直すと、どのような販売体制になるのか」「今後どのような売却戦略で進める予定なのか」を確認してみましょう。

状況によっては、ほかの不動産会社にも相談し、提案内容を比較した上で、今後の進め方を検討することも選択肢の一つです。

 

対策③不動産会社・広告戦略を見直す

販売活動とあわせて、広告の内容や見せ方を見直すことも効果的です。

広告については、次のような工夫によって物件の印象が変わり、反響につながる可能性があります。

  • 写真の枚数や質を見直す
  • 広告媒体を増やす、ターゲット層に合う媒体へ調整する
  • 物件の特徴や魅力が買い手に伝わる広告内容に変更する

家そのものを大きく変えなくても、「伝え方」を工夫することで、購入検討につながるケースも少なくありません。

 

対策④物件の印象や安心感を高める工夫をする

物件によっては、立地や築年数など、どうしても変えられない条件があることもあります。
しかし、家選びは条件だけで決まるわけではありません。

工夫次第で、内覧時の印象を整えたり、購入検討者に安心感を与えたりでき、前向きな検討につながるケースも十分にあります。

 

ポイント①ハウスクリーニングで第一印象を整える

特に水回り、玄関、リビングなどは内覧者に注目されやすいので、ハウスクリーニングで清潔感を整えることが、印象アップにつながります。

 

ポイント②部分リフォームで印象を改善する

築年数が経過している場合でも、壁紙の張り替えや設備の一部交換など、負担の少ない部分リフォームによって、古さを和らげられます。

「すぐに住めそう」「生活をイメージしやすい」と感じてもらうことは、購入検討者の安心感につながります。

 

ポイント③ホームインスペクションで安心感を高める

ホームインスペクション(建物状況調査)とは、建築士などの資格を持つ専門家が、住宅の劣化や不具合がないかを事前に確認する調査です。

売却前に実施して「建物の状態をチェック済み」と伝えることで、購入検討者の不安を減らし、前向きな検討につながることがあります。

 

家が売れないときに避けるべき行動も確認

チェック
家がなかなか売れず、ストレスや焦りが積み重なってくると、「早く何とかしたい」という気持ちが先行し、判断を急いでしまうことがあります。

しかし、かえって売却を難しくしたり、後悔につながったりする行動もあるため注意が必要です。

 

①焦って大幅に値下げしてしまう

売れない状況が続くと、「とにかく価格を下げれば売れるのでは」と考えてしまう方も少なくありません。

しかし、相場を大きく下回るような値下げは、本来得られたはずの売却益を減らしてしまう可能性があります。

また、「まだ値下げがあるかもしれない」と買い手に様子見され、売却時期が延びるケースも考えられます。

値下げを検討する場合は、感情的に判断するのではなく、不動産会社と相談しながら、相場や反響状況を踏まえて慎重に進めましょう。

 

②費用対効果の低いフルリフォームを行う

物件の印象を良くしようとして、売却前に大規模なリフォームを検討する方もいますが、フルリフォームは必ずしも価格上昇につながるわけではありません。

リフォーム費用が売却価格に十分反映されず、結果として回収できない可能性があります。

また、工事期間中は内覧対応が難しくなり、売却が長引く要因になることもあります。

必要な箇所だけを整える「部分リフォーム」や「ハウスクリーニング」など、費用対効果が見込める範囲での改善を検討することをおすすめします。

 

③売却活動を放置してしまう

「どうせ売れない」と気持ちが疲れてしまい、掃除や内覧対応、連絡を後回しにしてしまうケースも見られます。

しかし、物件の印象が悪くなったり、問い合わせ対応が遅れたりすると、せっかくの購入機会を逃す可能性があります。

売却中であっても、清掃・整理・連絡体制の維持といった最低限の管理を続けることが、家が売れないストレスの軽減にもつながります。

 

早く家を売りたい場合は「不動産買取」も選択肢に

売却を急ぎたい、あるいはストレスを早く解消したい場合は、不動産会社による買取を検討してみましょう。

仲介で売却する場合に比べて、価格が相場より低くなる傾向があるものの、不動産買取には、次のようなメリットがあるからです。

  • 早く現金化できる
  • 内覧対応が不要
  • 売却時期が明確になり、スケジュールが立てやすい

家が売れないストレスの原因が、「できるだけ高く売りたいのか」「確実に早く売りたいのか」どちらを重視することにあるのかを整理した上で、自分の状況に合う選択肢として「不動産買取」も検討してみると良いでしょう。

 

まとめ

●家が売れない原因を整理することが、ストレス解消の第一歩
家が売れない理由には、価格設定、物件の条件、販売活動の内容、売り出すタイミングなど、いくつかの要因が重なっていることがあります。
まずは「なぜ売れにくいのか」「どこにストレスを感じているのか」を整理し、自分の状況を客観的に把握しましょう。

●家が売れないストレスを減らすには、状況に合った対策を選ぶことが大切
価格や販売時期の見直し、不動産会社との相談、広告内容の改善など、原因に合った対策を行うことで、売却活動の停滞感や「先が見えない不安」を和らげることができます。

●家が売れないときに避けるべき行動を知り、冷静な判断を心がけよう
焦って値下げする、費用をかけすぎるリフォームを行う、売却活動を放置するといった行動は、かえって売却を難しくしたり、後悔につながったりすることがあります。
早期売却を優先したい場合は、不動産会社による「不動産買取」を選択肢に含めることで、家が売れないストレスを軽減できる場合もあります。
自分の状況や希望に合わせて、冷静に判断していきましょう。

北章宅建は、不動産に関するご相談を全て無料で対応しています。
空き家に関する相談や無料査定、相続問題など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

 

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著者
家が売れないストレスを解消!原因と対策を徹底解説

滝川店 上家 郁也現在は中空知、北空知、留萌地方を担当しております。過去には賃貸仲介業務にも携わってきました。 ご相談の際は売却・購入とともに賃貸との比較など、経験を活かしたご提案をさせていただきます。 私自身の個人的な経験では、中古住宅を購入してリフォームを行っておりますし、親族の不動産取引の委任を受け、売却の手伝いも経験致しました。それらの経験からもお客様にアドバイスできると思います。不動産のことでお困りでしたら、ぜひお任せください。

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