Vol.29後志店
不動産市況:余市町、仁木町、古平町、積丹町(検証月 2023年12月)
■検証月:2023年12月
■報告担当:梅津大樹
■所属店舗:後志店
■担当地域:余市町、仁木町、古平町、積丹町
売主様の動き、雰囲気、感触
・年末が近づき、年内に売却したい・売却の準備を進めたいというお問合せが増えています。
・雪が降ってきたことで、そろそろ動き始めないとまずいな、と焦る方もいらっしゃいます。
・上記とは反対に、来年に向けた準備と捉え、ご相談いただくケースも少し増えました。
・年末年始はご家族で集まる機会にもなるため、家族会議をし、インターネットから査定依頼を頂くお客様が多いです。
買主様の動き、雰囲気、感触
・物価上昇に伴い、購入意欲が減退しているようです。財布の紐がより固くなり、物件購入に慎重な方が多い印象です。
・慌ただしい年末年始に、急いで住宅購入を進めるというお客様は例年少なく、雪が降る北海道では、俱知安町を除き冬季は購入のお客様が減少します(雪が解けて、春から物件を探していこうという考え)。
・反対に、僅かではありますが、雪が降っている状況を見てから決めたいというお客様もいらっしゃいます。
・物価上昇の影響か、地方への移住、別荘購入も減少した印象を受けます(札幌圏における不動産流通性の悪化の影響が地方にも波及しているかもしれない)。
不動産物件の動き、流通市場の雰囲気について
・物件上昇の影響か、余市町については流通性が鈍化し、市場在庫が増えています。
・昨年通りの売れる価格での査定価格で売り出しても、中々需要と合わない状況です。
・冬が近づき、購入検討者数は減少しています(年末年始で家を買う人は少ない)が、雪の状況を見てから購入を決めたいというお客様もいます。
・売り出し物件が少ないと希少価値は上昇し、結果売れやすくなる現象が見られます。逆に売り出し物件が多いと希少価値は薄くなり、売れにくいという図式が見られます。
担当営業より所感、一言、今後の市場環境予測
前提として、冬季は物件が売れにくいというのが例年の傾向です。売主様におかれましても、年末年始は忙しい・冬は除排雪が大変で等、売却の動きは滞ります。
市場に物件が多く存在するという事は、買い手市場になるという事です。買主様は、たくさんの商品の中から選べる立場になります。売主様として、どうすれば自分の物件に着目してもらい買ってもらえるか、方法や考え方は様々ですが、逆張りの発想を取るというのも1つです。
例① 他の売主様が冬季、売却の動きを留めるのであれば、自分は売りに出す(ライバルより早く動く)。
例② 他の売主様が価格の見直しに消極的なら、自分の物件は価格を積極的に見直す(ライバルより早く軌道修正する)。
需要が少ない地方では、不動産会社に任せるだけの受け身の姿勢ではなく、ご自身で積極的に動く事も重要なポイントです。相続不動産等、ご使用予定のない不動産をお持ちのお客様は、早期売却をお勧め致します。査定はもちろん無料です。
※本情報は各関連データをまとめた上で3 か月程度の検証を行い、反映させています。
※より直近の生の市場情報は担当営業へ直接ご相談頂ければと思います。
※査定、ご相談はご事情問わず、全て無料で承っております。お気軽にお問合せ下さい。
著者
後志店 梅津 大樹小樽生まれ、小樽育ちです。 自身で不動産購入と売却を行った経験もあり、売りタイ方・買いタイ方のお気持ちに寄り添ったご提案をできればと思い、日々活動しております。今後はより一層地域に密着して活動して参ります。 不動産のお困り事は、私、梅津にお任せ下さい。
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