Vol.763石狩店
夫が病気になり、札幌に引っ越したいので自宅を売却したい。
当社にて仲介販売
【お客様の背景】
■売買の別:売却
■氏名:H・W 様
■年代:70代
■ご職業:無職
■お住まいの地域:当別町
■ご相談の地域:当別町
■売却理由:お住み替え
■お問合せ方法:チラシ
【ご相談内容】
先日、夫が倒れて救急車で運ばれ、現在入院中で、退院が難しい状況になりました。
うちは夫婦二人住まいで、子供たちは札幌に住んでいます。戸建の、特に冬場の管理を女手一つで行うことは困難なので、自宅を売却し、札幌の子供たちの近くに引っ越したいと思っています。築35年ほどの家で雨漏りなどの不具合はありませんが、過去に特段修繕などはしていません。近所の方の話を聞くと、この辺りはあまり売れない地域とのことです。雪が降る前に売却するのは可能でしょうか。
【ご提案した解決策】
現在入院中の旦那様名義の土地建物を売却したいというご依頼でしたので、まず査定を行い価格等をご提案しましたが、販売する際には旦那様の署名や意思確認が必要とお伝えしました。入院中の状況を伺いますと、話すこと、字を書くことは可能とのお話でしたが、売却の際は念のため司法書士との事前面談をお願いいたしました。意思能力がない方は不動産の売買ができないためです。面談の結果、問題ありませんでしたので、売買を進めました。
地域柄、冬前までに売却することは難しそうでしたが、医療費もあり、高く売りたいとの希望から当初仲介でお預かりしました。しかし、希望期間内に購入者が現れず、不動産会社の買取で売却することになりました。
【担当営業として大切にした要点】
万一、認知症などで医師から意思能力がないと診断されると、成年後見人を立てなければ不動産の売買ができません。また既に被後見人となっている場合も同様です。亡くなった方名義の不動産も相続登記後でないと売買できません。不動産の名義人と、その方に売却の意思があるのか事前に確認が必要です。
著者
石狩店 蛸星 香奈実日々、お客様とのふれあいを通じて、新たな発見ができることを楽しみながら仕事をしています。 ご売却、ご購入に限らず、お住まいでお悩みのことがありましたら何でもご相談ください。 過去の経験や知識を活かし、お客様の希望をかなえられるよう、より良い提案をさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。
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