マンションのこと2021.10.01

中古マンションを売りたいけれど我が家は半地下の部屋。早く売れる方法が知りたい

マンションと言っても様々な種類があり、中には「半地下」と呼ばれる物件も存在します。
半地下となると通常のマンションに比べて人気や需要が低く、「売れづらい」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そもそもなぜ半地下は人気がないのか、そしてどのようにすれば売却をすることができるのかについて詳しく見ていきましょう。

半地下とは?人気がない理由

そもそも「半地下」とはどのような状態を指すのでしょうか。
その名の通り部屋が地上と地下にまたがっている状態の物件のことを指します。
土地が少ない地域や大きな建物を立てるのが難しい場合には半地下で建設されることも多く、全国には半地下物件が多く存在しています。
あまり馴染みがないように感じられるかもしれませんが、物件のチラシなどを見てみると案外半地下物件が多く存在している事に気づくかもしれませんね。
そんな半地下物件は通常の物件と比べてなぜそんなに人気がないのでしょうか。

災害時の浸水リスクが高い

地上階であり、なおかつ2階、3階と階数が上がっていけば行くほど、大雨や津波の際には被害を軽減できるとされています。
地上階でも1階であれば道路や周りの土地と同じ高さとなり浸水してしまいますので、当然半地下であればさらに浸水リスクは高まります。
また地上よりさらに低いので、一度浸水してしまうと重力でどんどんと水が溜まっていき逃げ遅れてしまう可能性もあります。

地上階に比べて湿気が多い

地上階に比べると日差しが差し込みにくいため湿気が溜まりやすいというデメリットもあります。
特に長期間開け閉めをしないクローゼットや靴箱、水回りなどはすぐに湿気が溜まってしまい、カビが繁殖することもあります。

半地下マンションを上手に売却するには?

半地下マンションは確かに通常のマンションに比べてデメリットが多くあります。
しかし、遮音性に優れていたり立地が良く値段が安いなど、通常のマンションでは得られないメリットも存在するのです。
よってあえて半地下マンションを買いたいという方も一定数いらっしゃいますので、結論から言うと売却は問題なく可能です。
ただし、一般的な売却のやり方だと上手に売却する事が難しい可能性があるので、こちらのポイントを踏まえて納得いく売却を目指してみてください。

保有物件の価格相場を確認する

まずはお持ちの物件がどれくらいの価格で売却できそうかということをきちんと調べる必要があります。
半地下であることの他に、築年数や立地、設備など様々な要因によって売却価格が大きく変わります。
例えば、半地下であっても最寄駅から徒歩2分の物件だったり、都市部へのアクセスが容易な場所に建っている場合はたとえ半地下であっても「住みたい」と思う人が多く、伴って価格が上がる可能性があります。
また、半地下のメリットである耐震性が高いという特徴から、地震が多い地域では通常のマンションに比べて人気がある可能性もあります。
保有物件の状態が良ければ良いほど高い価格で売却が可能となりますので、必ず不動産会社に相談する前におおよその目安を把握しておきましょう。
物件の価格相場を調べるにはいくつか方法がありますが、一番手取り早いのが一括査定です。
インターネット上で複数の会社への一括査定を申し込めることから、価格を正確に把握し比較検討することが可能なのです。

不動産会社に直接買い取ってもらう

ある程度保有物件の価格相場が分かったら、今度は実際に売却を依頼する不動産会社を探す必要があります。
一括査定などの結果を見て依頼するのも良いですし、近隣に信頼のおける不動産会社があればそちらに依頼しても良いですね。
半地下マンションの場合は、仲介で売却を進めても買主が見つからない可能性がありますので、早く手放したいのであれば不動産会社に直接買い取ってもらうのがベストです。
仲介に比べてやや安い価格での売却になりますが、確実に買い取ってもらえるという安心感があります。

半地下マンション売却は不動産買取がおすすめ

半地下であっても物件の状態や売却の方法次第では問題なく売却することが可能です。
どうしても半地下マンションの特性から通常のマンションよりも売却に不利とされているため、確実に売却したいなら不動産買取がおすすめです。

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著者
中古マンションを売りたいけれど我が家は半地下の部屋。早く売れる方法が知りたい

札幌手稲店 野口 祥子

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