不動産売却のコツ2021.05.14

リモート内見の注意点をまるっと教えます!

コロナ禍の影響もあり、住宅を購入する際に内見に行くのが億劫と感じる方や、リスクを感じる方も多いでしょう。
そこで最近注目を集めているのがリモート内見です。
リモート内見とはどう言ったものなのか、どんなメリットがあるのか、そして注意点についても丸ごとお伝えしていきます。

リモート内見の特徴とメリット

住宅の内見といえば、現地まで行き、間取りや物件の状況、立地などを確認するのが通常です。
しかし、近年のコロナ禍の影響により現地まで行かずとも、内見ができるリモート内見を取り入れる不動産会社も多くなってきました。
リモート内見とは、自宅にいながらにして物件の様子を360度カメラやVR、コミュニケーションツールなどを使って確認できるというものです。
新感覚のリモート内見ですが、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

現地に行かなくても良い

リモート内見の一番の魅力は、現地にいかなくても良いという点です。
現地に行くとすれば交通費がかかりますし、時間や体力も必要となるため、高齢者やお子様がいる家庭については特に大変です。
現地に行くだけでも時間がかかるうえ、説明を聞きながらの内見となるので、移動時間も合わせると1〜2時間ほどかかることが想定されます。
仕事で忙しい方や、貴重な休日を内見で潰されてしまうといった悩みを解決してくれるのがリモート内見なのです。
自宅という一番くつろげる場所で、同居の家族全員で一緒に物件を確認できるのは非常に便利で効率的ですね。

離れて暮らす家族や友人と一緒に確認できる

離れて暮らす家族にも物件を一緒に見て欲しいという場合、通常の内見だとその場にわざわざ足を運んでもらわなくてはなりません。
近所への引っ越しであれば良いですが、それぞれが遠方に住んでいる場合集まるのはかなり大変です。
その点、リモート内見であれば同じ画面を複数人で、別々の場所から確認することができるので、人数問わず同じ情報を共有できるのが強みです。

新型コロナウイルス感染症にかかるリスクがない

新型コロナウイルス感染症への恐怖やリスクを感じている方も多いと思いますし、特に免疫力が低いお子様やお年寄りが罹患してしまうと重症化する可能性もあります。
そういった背景から、できるだけ家族以外の人と会わないようにするというのは、コロナ対策として非常に有効です。
リモート内見であれば、当然、不動産会社の人とも対面する必要がありませんので、安心して内見できます。

見たいところを重点的にチェックできる

実際に現地に行くと、素材の質感や色味など細かいところまでチェックできる反面、自分が見たいところを集中して見られないこともあります。
不動産会社の人と一緒に内見をしますが、「人を待たせている感覚」を感じる方が多く、気になるところをじっくりと見られなくて消化不良だったという方も散見されます。
その点リモート内見では、担当者に一言伝えるだけで、じっくりと見たい場所を確認できますので、気になる箇所を事前にチェックリストとして作成しておくと良いですね。

リモート内見で注意すべきポイントとは?

リモート内見は現地に行かなくても良い反面、当然注意すべきポイントもあります。
「こんなはずではなかった」とならないためにも、注意点を踏まえた上で、上手にリモート内見を体験しましょう。

Wi-Fi環境が整っている場所で見る

基本的にリモート内見ではWi-Fi環境が必須になることがほとんどです。
あわせて、ネット環境のあるパソコンやスマートフォンが必要になるのですが、ネット環境が安定していないと途中で交信が途絶えてしまう可能性があります。
そうなると、再度繋ぎ直さなければなりませんし、途中で話が途切れてしまうので、また一から説明を聞かなくてはなりません。
自宅や職場など、普段から安定しているWi-Fi環境があるところでリモート内見を行いましょう。

落ち着いた場所で見る

リモート内見ということで、ネット環境とパソコン、または、スマートフォンさえあれば、基本的にはどこで見ても構いません。
しかし、あまりにも騒々しい場所だったり、集中できない場所で見てしまうと、担当者からの大切な話やメッセージを聞き逃したり、画面を見逃してしまう可能性があります。
できれば誰にも邪魔されない自宅での閲覧をおすすめします。

都合の悪いところを写していない可能性がある

通常の内見では、何か都合の悪い箇所があっても隠すことはできず、全てを内見者に見てもらうことになります。
しかし、リモート内見では、カメラの角度や担当者の動きによって、都合の悪いところを見せないこともすることが可能です。
もし写っていない箇所があれば、「ここをもう少し見せてください」というように、どんどんと意見を言うようにしましょう。

実際の質感や温度、湿度などは確かめられない

内見では間取りをはじめ、外装や内装をチェックすることが最大の目的ですが、その際に、案外大切なのが素材の質感です。
木造住宅の場合、軋みがないかとか、ひび割れがないかなどのチェックは欠かせません。
また、室内の温度や湿度など人間の肌でしか感じられない情報もありますが、リモート内見ではそういった情報を得ることはできません。

リモート内見を上手に活用しよう

現地に行かなくても内見ができるリモート内見ですが、もちろん現地に行かないからこそのデメリットもいくつかあります。
リモート内見で家の中の丸ごと全てが分かるわけではないと割り切って、上手に活用するのが良いでしょう。

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著者
リモート内見の注意点をまるっと教えます!

札幌手稲店 野口 祥子

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