不動産売却のコツ2021.10.12
オープンルームはやるべき?メリットを知りたい!
街中を歩いていると「オープンルーム」と書かれた看板を見ることがあります。
マンションや一戸建てを売却する時には、インターネットやチラシで広告されることが思い浮かびますが、オープンルームも物件売却に有効的な宣伝方法のひとつ。
なるべく早く売却するためにも、積極的な開催がおすすめです。
しかし、オープンルームにもメリット・デメリットがありますので、今回はその詳細について深堀りしてご紹介します。
オープンルームとは!?
オープンルームとは、その物件に不動産会社の担当者が常駐し、開催時間内は自由に内見できる方法を言います。
物件のエントランスや玄関前に、オープンルームの看板を出し、場合によってはエリア近郊にチラシを配布して集客するケースも多いでしょう。
集客の多い土曜、日曜、祝日で開催されることが多く、予約なしで気軽に行くことができるため、効果的な集客方法とされています。
ただし、オープンルームの開催は売り主の許可が必要であり、不動産会社が勝手にできる販売方法ではありません。
オープンルームのメリット・デメリット
物件の販売方法のひとつとして効果的なオープンルームですが、メリット・デメリットがあります。
それぞれのポイント詳しくご紹介します。
メリット
① 予約をせず内覧ができる
広告を見てちょっと気になった物件があったとしても、不動産会社に問い合わせをしてというのは意外と億劫になってしまうものです。
オープンルームだと気軽に見に行くことができるので、少しでも多くの人に見に来てもらえる可能性があります。
場合によっては、近所の人が散歩や買い物の時、または同マンション内で買い替えを検討している人がオープンルームを発見し、見に来てくれるケースもあるでしょう。
②室内をチェックしやすい
中古物件の内覧を行くときに、まだ住人が住んでいるケースが多くあります。
その場合、家具や荷物などもあって、細かく見られないため、後々不具合に気が付くことも少なくありません。
オープンルームは、室内が空きになった状態で開催されることが多く、実際の間取りや広さも見やすいです。
実際の室内空間を見て、販売資料だけではわからない点も見つけやすいでしょう。
③聞きたいことはその場で聞ける
オープンルームには、不動産会社の担当者が常駐しているため、物件の気になるところや住宅ローンのことなど、聞きたいことはその場で聞くことができます。
④売却できるスピードが早い可能性がある
上記のようなメリットが買い主側にあることで、早く売却できる可能性が高まります。
デメリット
① 不特定多数の人が内覧可能になる
集客力が高くなりますが、その反面不特定多数の方が内覧にくるため、売り主によっては不安を感じる場合もあるでしょう。
② 周囲の人に売却が知られてしまう
売り主によっては、売却や引っ越しが周囲の人に知られたくないという方もいます。
人付き合いなどの関係など、その理由はさまざまかと思いますが、なるべくひっそりと売却したい方には不向きでしょう。
③複数人との内覧になってしまう
オープンルームは基本的に予約制ではありません。
そのため、内覧している時に他の人が入ってきて、ゆっくりと見られない可能性もあるでしょう。
また、不動産担当者に他の人が話していると、質問ができないデメリットがあります。
オープンルームの開催時期とタイミング
オープンルームはただ開催すれば良いというものではありません。
下記のポイントに気を付けて、オープンルームを計画・開催すると良いでしょう。
・土曜、日曜、祝日に開催
・売却をスタートさせてからなるべく早い開催がオススメ
集客広告したての新鮮な物件を見てもらえるため早めに売却できる可能性があることと、内覧者の反応を見て早めに販売対策を練ることもできます。
・なるべく家具や荷物が無い状態で開催
不特定多数の人が入るため、引っ越し後が好ましいです。
物件の販売方法の1つと考えましょう
物件の売却は、長期化すると売りづらくなってくることや、価格を下げないといけないケースもでてきます。
オープンルームは集客も期待でき、売却までのスピードを早めてくれる可能性があります。
不動産会社に相談しながらうまく活用し、早期売却を目指しましょう。