不動産売却のコツ2021.09.18
僻地の不動産、賢く売れる方法を教えます。
人通りが少ない郊外や最寄駅まで徒歩30分以上など、いわゆる「僻地」と呼ばれる地域に不動産をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
不動産が売れるのに必要な条件としては重要な要素として「立地の良さ」があるとも言われていますので、僻地である以上買い手が見つかりづらいのは仕方のないことなのかもしれません。
しかし、僻地であっても正しい手順や方法を用いれば賢く不動産を売却することが可能です。
こちらでは、市街地から離れた場所にある不動産の具体的な売却方法や、売れやすくする方法についてご紹介していきます。
僻地の不動産を売る代表的な二つの方法
都会に住んでいる方もいれば郊外に住んでいる方もいるため、僻地にある不動産も案外多く見られます。
転勤、離婚、相続、住み替えなど様々な理由で該当不動産を手放したいとお考えの方もいらっしゃいますが、不動産を売る方法として代表的なものを二つご紹介します。
立地にかかわらず、不動産を売却する際には必要な知識とされていますのでぜひこの機会に覚えておいてくださいね。
販売活動を通じて買い手を見つける「仲介」
不動産を売却する際に一般的なイメージとして根強いのが仲介という方法です。
仲介とは、不動産会社に売り手と買い手の間に入ってもらい、様々な方法で販売活動を行い買い手を見つけるというものです。
条件の良い不動産であればこの方法ですぐに買い手が見つかりますが、僻地など条件のあまり良くない場合はいくら販売活動を熱心に行っても、なかなか買い手が見つからないかもしれません。
不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」
都市部から離れた地域や土地面積が狭すぎる・広すぎる、土地・建物の形状が極端に悪い、その他仲介では買い手が見つからないであろう不動産に関しては、不動産会社に直接買取を行ってもらうという方法があります。
この方法だと仲介とは違い、確実に不動産会社に買い取ってもらうことが可能なので、「買い手が見つからないかもしれない」という不安なく売却を進めることができます。
また、すぐに現金化したいというような場合にも適している方法です。
僻地の不動産を上手に売るポイント
僻地の不動産となれば簡単に買い手が見つからない可能性もあり、売却することが困難なのでは?と思われる方もいるでしょう。
しかし、ポイントを押さえて売却をすれば問題なく手放せる上、適切な価格での売却が可能です。
どのようなポイントに注意をすれば賢く売却できるのかご紹介していきます。
早く手放したいなら不動産買取を選ぼう
できるだけ早く、確実に売却したいという方には断然、仲介よりも買取をおすすめします。
不動産買取のメリットは、条件が多少悪くても買取を行ってくれるという点で、なおかつお互いの条件が合致すればすぐにでも契約に移ることが可能です。
仲介の場合は、販売活動の方法の打ち合わせから状況の報告に時間を要する上、買い手が見つかるまでの一定の期間が必要となりますので、「即刻手放したい」という方には向いていないのです。
もしどうしても仲介をご希望の場合は少しでも多くの人の目に触れるよう、複数の不動産会社を通じて一般媒介で依頼するようにしましょう。
古家がある場合は解体して更地にする
不動産と言っても土地だけなのか、土地+建物なのかによって資産価値が大きく異なります。
一般的には土地+建物である場合、土地だけに比べて資産価値は高くなりますが、古家となると話は別です。
古家の築年数、状態によっても残しておくべきか迷うところですが、もし買主が大規模なリフォームを行わずに住むのが難しいとなった場合は、思い切って取り壊し更地にしてしまった方が良いでしょう。
更地にすれば、買主が自分でハウスメーカーや工務店を見つけてきて、自分の好きなように家を建てることが可能です。
取り壊し費用がかかることで購入意欲を下げてしまう可能性もありますので、事前に取り壊しを行っておくと印象が良くなります。
僻地の不動産でもやり方次第で売却可能
僻地の不動産を売却する際には、仲介よりも不動産買取の方が早く、確実に手放すことができます。
不動産会社によっては条件の良くない不動産を専門に買取しているところもありますので、まずは相談してみてくださいね。