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引越しや住み替えのこと2024.03.28
老後の広すぎる家はどうしたら良い?おすすめの選択肢や注意点をご紹介
こんにちは。イエステーション北章宅建 小樽店の柴田です。
「子どもが独立したら、家を持て余してしまうのではないだろうか」「老後の広すぎる家をどうしたら良いのか」と、気になっている方は多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、老後の広すぎる家をどうするか、おすすめの方法を解説します。
売却する際の注意点もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
老後、広すぎる家はどうする?
子どもが独り立ち、または一人暮らしをするなどして世帯人数が減ると、広すぎるスペースを持て余す可能性が考えられます。
老後の広すぎる家はどう扱うのが良いのでしょうか。
一般的な選択肢は次のとおりです。
<所有を続けるパターン>
- リフォームする
- 賃貸物件にする
<売却するパターン>
- 新居に買い替える
- 賃貸に住み替える
- 介護施設、有料老人ホームなどに入居する
それぞれ解説していきます。
所有を続けるなら|居心地の良い住まいにリフォームする
長年居住してきた家ですから思い出や親しみもある分、手放しがたい方もいらっしゃるでしょう。
あるいは、将来的に子どもや孫と同居する可能性もありますよね。
老後の広すぎる家を所有を続ける、または手元に置いておきたい場合は、世帯人数や生活スタイルにあわせてリフォームすると、広すぎる部屋も居心地良く住み続けられます。
【老後の暮らしやすさを高めるリフォーム例】
- バリアフリー化する
- 断熱性を向上させる
- 安全性を高める
年齢を重ねると、体力・環境への対応力の衰えを感じる場面も増えるでしょう。
若いころはなかった「うっかりミス」をする可能性も考慮する必要があります。
手すり設置や段差解消で負担を軽減したり、室内温度を一定に保ってヒートショックを防止したり、火の消し忘れに対応できるようオール電化にするなど、老後に備えて安全で住みやすい環境に整えるのがおすすめです。
所有を続けるなら|賃貸物件にする
夫婦2人や単身で住むには持て余してしまうスペースでも、家全体をまるごと賃貸として借り手を探し、入居してもらえば掃除などの管理維持を分担できます。
賃貸併用物件(住宅)として家の一部を親子二世帯、または三世帯といった複合家族に賃貸する手もありますね。
駅までのアクセスが良い、生活利便施設があるなどの好条件が揃っている物件なら、賃貸に出しても借り手が付く期待が持てます。
場合によってはリフォームで貸せる状態に整える必要もありますが、賃貸にすれば家賃収入が得られるためリフォーム費用を回収できる可能性もあるでしょう。
地域に根差した不動産会社に、エリアの賃貸事情を相談してみるのがおすすめです。
売却するなら|住み替え先の候補は主に3つ
将来的に使う当てがない家の場合は、売却して住み替えるのがおすすめです。
住み替えの方法(転居先の候補)としては、主に次の3つがあります。
- 新居に買い替える(サービス付き高齢者向け住宅を含む)
- 賃貸物件に住み替える
- 介護施設、有料老人ホームなどに入居する
いずれにしても、住まいは築年数を重ねるごとに資産価値が下がる傾向にありますから、売却を決めたら早めに進めたほうが無難です。
昨今では、高齢者が住みやすいようバリアフリー化していたり、生活サポートサービスを提供していたりする高齢者向けの住まいもあります。
住み替えのメリットはのちほど詳しく説明しますが、夫婦2人や単身世帯が住みやすい広さにダウンサイジング(サイズを小さくする)するなら、住み替えが最も手軽な手段といえます。
老後の広すぎる家は売却して住み替えがおすすめ
老後の広すぎる家は、売却して住み替えするのがおすすめです。
理由としては、住み替えることで住まいを「世帯人数や老後のライフスタイル」にあわせやすいからです。
着目したいポイントとして第一に、生活で必要な広さにダウンサイジングしやすいことが挙げられます。
リフォームで減築する方法もありますが、敷地面積は変わりませんから、建物の広さを小さくしても屋外の手入れや掃除は必要になります。
世帯人数に適した広さの部屋に移れば、室内外の手入れも行き届きますし、生活動線もコンパクトで、老後の体への負担も小さくなるでしょう。
また、賃貸物件やマンションなど、管理者が別にいる物件に住み替えるなら、維持管理に関してトラブルが起きた際に対応してもらえるので安心です。
第二に、広すぎる家は維持するだけで金銭的な負担が大きい傾向があります。
持ち家にかかる維持費として、固定資産税といった税金や各種保険、修繕が必要となれば修繕費用などがかかります。
住み替えで住みやすい広さにダウンサイジングすると、金銭的な負担が軽減できる可能性があるでしょう。
老後の住み替え先の選択肢や、選び方について詳しく知りたい場合は「定年後の住み替えはどうする?選択肢ごとのメリットや選ぶポイントを確認!」にて解説しています。
ぜひあわせて参考にしてくださいね。
老後に広すぎる家を売却する際の注意点も知っておこう
老後の生活には広すぎる家は、売却して住み替えるのがおすすめだとお伝えしましたが、売却して手放すメリットがある一方、注意点もあります。
まず、新居に買い替える場合は、年齢要件で住宅ローンを組むことが難しく、現金一括での購入となるかもしれません。
マンション購入の場合、月々の管理費・修繕積立金が必要なため、家計の負担にならないか、年金など収入とのバランスを考える必要があるでしょう。
賃貸に住み替える場合の家賃も同様です。
入居審査の年齢制限により理想の賃貸が見つかりにくい点も留意しておき、余裕を持った新居探しのスケジュールを組んだほうが良いでしょう。
いずれにしても、住宅ローンの残債にはご注意ください。
売却価格より残債額が上回る場合は完済できないので、売却が進められないからです。
買い替えの際はとくにまとまった額が必要ですから、貯蓄などの自己資金で返済してもその後の生活に支障がないかシミュレーションして、売却するかどうか検討しましょう。
また、子どもや親族が将来的に家の相続を考えているかもしれません。
トラブルにならないよう、老後のライフプランとあわせて話し合いの機会を設け、売却の意思を伝えておくことが大切です。
まとめ
●老後の広すぎる家の選択肢は「所有を続ける」か「売却する」の2つ
老後の広すぎる家をそのまま所有するなら、居心地の良い住まいにリフォームしたり、家の一部や全体を賃貸にして貸し出したりする方法があります。
売却して住み替えるなら転居先の候補として、新居に買い替える、賃貸物件に住み替える、介護施設・有料老人ホームなどに入居する方法があります。
●住みやすい広さにダウンサイジングするなら「住み替え」がおすすめ
老後の広すぎる家を将来的に使う当てがないなら、売却して住み替えるのがおすすめです。
住み替えることで世帯人数や老後のライフスタイルにあわせやすくなります。
また、住み替えで住みやすい広さにダウンサイジングすると、税金や保険といった金銭的な負担の軽減も期待できます。
北章宅建は、不動産に関するご相談を全て無料で対応しています。
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著者
小樽店 柴田 朋也健康には自信があります。平成24年より不動産業に従事しており、まだまだ勉強中の身ではありますが、持ち前の体力で日々向上心を持ちお客様と向き合い成長していきたいと思っております、お客様に満足していただけるサービス提供を心がけ仕事に打ち込みます。
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