こんにちは。イエステーション北章宅建 滝川店の上家です。

「現在の住まいの売却」と「新居購入」の2つを進める住み替えには、決して少なくないお金が関わってきます。

「絶対に失敗したくない」「時間的・金銭的ロスをする方法があれば知りたい」と気になっている方は多いのではないでしょうか。

そこで今回のコラムでは、住み替えで起きやすい失敗と対策方法を解説します。
住み替えで成功するための不動産会社選びのポイントもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

住み替えで起きやすい失敗とは？

住み替えで起きやすい失敗は、大きく「住み替え前の失敗」と「住み替え後の失敗」に分けられます。

住み替え前によくあるのは、売り買いがうまく進まず金銭的・時間的ロスが発生したり、資金計画どおりに事が運ばなかったり、といった内容が主となります。

そして、住み替え後は「住んでみたらイメージと違った」「住み心地が良くない」と転居を後悔する内容が多いようです。

もう少し詳しく失敗例を見ていきましょう。

 

失敗1｜売出価格の設定が相場に合っていなかった

1つ目は、売出価格の設定が相場に合っていなかった失敗です。

例えば、売出価格の設定が相場より高すぎると買い手がつかず、売却までの期間が長引いてしまうでしょう。
結局、売出価格を値下げすることになり、時間的・金銭的なロスになってしまいます。

反対に、早く売りたいと焦って売出価格を相場より安く設定してしまうと、損が発生してしまうので注意が必要です。

 

失敗2｜売り急ぎ・買い急ぎで金銭的なロスが生じた

2つ目は、売り急ぎ・買い急ぎで金銭的なロスが生じる失敗もあります。

例えば、現在の住まいを売却してから新居を購入する場合、売買契約途中にトラブルが発生したことでスケジュールが予定どおりに進まず、売り急いでしまったり割高の新居を買い急いでしまったりする失敗です。

スケジュールが予定どおりに進まない原因として、売り物件の購入キャンセルで売買契約解除となり、一から買い手探しを始めることなどがあります。

売却で得た金額を新居購入に充てる場合、相場より売却金額が安いと新居の購入費用を賄えず、自己資金を用立てたり、新居の希望条件を妥協することにつながってしまうでしょう。

ちなみに、現在の住まいの売却を先んじて行うことを「売り先行」といいます。
対して、新居の購入を先行させることは「買い先行」と呼ばれます。

それぞれのメリットや注意点は、「住み替えの売却・購入はタイミングが大事。後悔しないタイミングを解説」にて解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

失敗3｜新居購入が遅れて仮住まい費用がかかった

3つ目は、先に現在の住まいの売却を進めたものの、新居がなかなか見つからず、仮住まいの費用がかさんでしまった失敗です。

一時的ではありますが、現在の住まいと仮住まいの家の2戸がある状態となり、その分の費用（家賃など）がかかってしまいます。

 

失敗4｜売却が遅れてダブルローンとなった

4つ目は、住宅ローンを組んで新居の購入は完了したものの、現在の住まいの売却が進まなかったことでローンの残債が返せないまま、新旧あわせて二重ローンとなった失敗です。

また、新居を購入すれば固定資産税がかかります。

そのため、旧居が売れないまま翌年1月を迎えれば、住まい2戸分の固定資産税の納付義務が発生してしまいます。

 

失敗5｜住み始めたらイメージと違った

最後にご紹介するのは、住み替え後に新居で生活をスタートさせたら、「なんだかイメージと違っていた」という失敗です。

住み替えの目的はさまざまですが、いずれにしても現状よりも良い条件・環境に住みたいという理由から行う人がほとんどのはず。

思い描いていた生活とのギャップが生じ、「新居を決める前にもっとしっかり確認しておくべきだった」と後悔するケースがあります。

 

住み替えで失敗しないための対策

住み替えでよくある失敗を簡単にまとめると「金銭的・時間的負担が多かった」「売却代金で購入資金が賄えなかった」という住み替え前の失敗と、「イメージどおりの新居に移れなかった」という住み替え後の失敗に分けられます。

つまり、それぞれを対策すれば、住み替えを成功につなげられるということです。

 

綿密なスケジュール管理｜同じ不動産会社に仲介を依頼する

現在の住まいの売却と新居の購入を同一の不動産会社に依頼すれば、売却と購入の進度を把握しつつ、同日決済に向けて調整しやすいでしょう。

同日に売り物件と新居の引き渡しができれば、引越しは一度で済みますし、仮住まいも不要です。
ダブルローンや固定資産税の重複も防げるでしょう。

同じ不動産会社に依頼するメリットは「住み替えは同じ不動産会社か別の会社か？メリット・デメリットを解説」で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

購入キャンセルへの対策｜「買取保証」を付ける

買取保証とは一定期間内に売れなかった場合に、不動産会社が買い取ってくれるという特約です。

買取価格は仲介での売却より安くなることが多いものの、購入キャンセルによる時間的ロスが減らせますので、売却の期限が厳しい場合は、ぜひ検討してみてください。

 

時間的・金銭的ロスの回避｜物件相場に合った売出価格を設定する

売却をスムーズに進め、売却代金で新居の購入資金を賄うためには、相場に合った価格で売り出すことが大切です。

複数の不動産会社に査定依頼して、査定額を比較しましょう。

また、提示された結果が適正な相場・根拠のもとで算出されたものか見極めるために、自分でも相場を調べておくのがおすすめです。

土地の相場を調べるには国土交通省の「土地総合情報システム」、マンションや一戸建ての相場は、不動産流通機構が運営する「REINS Market Information」が利用できます。

 

売り急ぎ・買い急ぎの防止｜スケジュールに余裕をもたせる

一般的な中古マンションや一戸建ての売却・購入期間の目安は、3〜6カ月ほどだといわれています。

物件の条件によっては1年以上かかることもありますが、不動産会社にも目算を付けてもらいつつ、余裕のある住み替えスケジュールを組むことをおすすめします。

ギリギリにならない調整をしておくと、売り急いだり、割高の新居を買ったりする失敗は回避しやすいでしょう。

 

満足できる住まいへの転居｜内覧時に新居をしっかり確認しておく

金銭的・時間的ロスを防ぐことも重要ですが、「住み替えて正解だった」と思える満足できる住まいへの転居を実現することが大切です。

内覧時には、実際に住んでみるイメージで住み心地のチェックを行いましょう。

• 自分や家族の希望する条件をクリアしているか（理想を叶えてくれるか）
• 間取りの広さは世帯が暮らすために十分か（手持ちの家具や設備が活用できるかなど）
• 周辺環境に問題はないか　など

時間があるならぜひ、周辺を歩いてみて、利便性や快適性など物件の状況を確認してみてくださいね。

 

住み替えで失敗しないための不動産会社の選び方

住み替えで失敗しないためには、不動産会社の協力が必要不可欠となります。

成功につながる不動産会社選びのポイントは、次のとおりです。

• 住み替え・買い替えの取引経験が豊富である
• 担当者の人柄が良く、積極的に対応してくれる
• 売却したい物件の所在地エリアに詳しい
• 売却したい物件を得意としている
• 買取保証サービスがある

 

まず重要なのが、住み替えや買い替えの実績が豊富なことですね。

売買の期間をなるべく狭めるには、緻密なスケジュール管理が重要ですので、経験や知識があるほど、やりとりがスムーズに進めやすいでしょう。

積極的に連絡を取り合うことが求められますので、担当者の人柄や対応力もポイントです。

なお、同一の会社に売り買いを依頼する際、新居予定地が遠方にある場合は両方のエリアをカバーしていないケースもあるので、売り物件のエリアを得意とする会社を選ぶと良いでしょう。

北章宅建には、住み替え・買い替えの「成功事例」がたくさんありますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。

 

まとめ

●住み替えで起きやすい金銭的・時間的ロスによる失敗には密なスケジュール管理が大切
住み替えの失敗としてよくあるのが、住み替え前の金銭的・時間的ロスです。
売却・購入がうまく進まず焦ってしまうことのないよう、同一の不動産会社に依頼したり、余裕のある住み替え計画を立てたりして対策しましょう。

●内覧時の確認を徹底して住み替え後の後悔を回避しよう
無事に住み替えが済んでも、住み始めてから「イメージと違う」と後悔する失敗例も。
内覧時に「実際に住んでみる」イメージで住み心地のチェックを行うことが大切です。

●住み替えに失敗しないためにも実績豊富な不動産会社に依頼しよう
売り買いのスケジュールをうまく進めるには、不動産会社のサポートが必須です。
住み替えの実績豊富な会社に依頼すれば、スムーズに進めやすいでしょう。

北章宅建は、不動産に関するご相談を全て無料で対応しています。
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