不動産管理コラム
不動産管理のこと2024.08.30
空室対策でリフォームをするときのポイントや注意点を解説
こんにちは。イエステーション北章宅建 不動産管理部の佐々木です。
アパートやマンションの空室が埋まらず、空室を解消するためにリフォームを検討している不動産オーナー様もいらっしゃるかもしれません。
しかし、リフォームは優先度が低く、まずはほかの対策を行なったほうが良いケースもあります。
そこで今回は、リフォームによる空室対策について解説します。
リフォームを行う際のポイントや種類などもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
空室対策でリフォームは有効?
アパートやマンションの空室が埋まらないのは、「認知度が低い」「間取りに問題がある」など、さまざまな原因が考えられます。
原因に合わせた空室対策を行うことで、空室を解消できる場合があります。
空室対策には、次のようなものがありますよ。
- 入居者募集方法を見直す
- 管理会社を見直す
- 家賃・費用負担を引き下げる
- 周辺のアパート・マンションと差別化を図る
- セキュリティを強化する
- フリーレントを取り入れる
- 内見時の印象を良くする
- 入居者にアンケートを行う
- アパート・マンションのリフォーム・修繕を行う
このように、空室を解消するにはさまざまな対策があります。
この中でも、リフォーム・修繕は優先度が低い対策です。
というのも、リフォームは非常に高額な費用がかかるため、その費用回収には年月がかかる可能性があります。
ほかの空室対策を行なって、それでも空室が埋まらなかったり、リフォームが必要だと判断したりした際にリフォームを行いましょう。
アパートの空室が埋まらない原因や空室対策については、下記コラムでも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
アパートの空室が埋まらない原因とは?空室対策と注意点を解説
空室対策のリフォームのポイント
空室を埋めるためにさまざまな対策を講じたものの、なかなか空室が埋まらないという場合は、アパートやマンションのリフォームをするのも一つの方法です。
リフォームを行う場合のポイントを見ていきましょう。
最低限のリフォームにする
空室対策でリフォームを行う際は、できるだけ最低限のリフォームにするのがおすすめ。
リフォームは大がかりになればなるほど費用が高額になり、費用回収するまでに長い時間がかかります。
そのため、古くなったエアコンや換気扇を交換するなど、空室が埋まらない原因に合わせて最低限のリフォームからはじめると良いでしょう。
部屋の雰囲気を変えたいのであれば、一部の壁紙だけを変える「アクセントクロス」を取り入れるのもおすすめです。
ユーザーのニーズに合わせたリフォームをする
リフォームを行う場合は、ユーザーのニーズに合わせることが非常に重要となります。
全国賃貸住宅新聞(2023年10月14日号)によると、「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」ランキングで、単身者に人気の設備には、次のようなものがあります。
1.インターネット(無料)
2.エントランスのオートロック
3.高速インターネット
4.宅配ボックス
5.浴室換気乾燥機
6.独立洗面台
7.システムキッチン
8.防犯カメラ
9.24時間利用可能ごみ置き場
10.ウォークインクローゼット
賃貸物件があるエリアやターゲット層を考えた上で、どのようなニーズがあるのかしっかりと汲み取り、それに合わせたリフォームを行いましょう。
空室対策で行うリフォームの種類
空室対策で行うリフォームには、主に次のようなリフォームの種類があります。
- 水回りリフォーム
- 間取り変更リフォーム
- 内装リフォーム
- 断熱リフォーム
それぞれのリフォームの特徴をご紹介します。
水回りリフォーム
水回りのリフォームは、キッチンやトイレ、浴室などの設備を交換するなど。
水回りは経年劣化しやすいため、リフォームすることで印象が大きく変わります。
例えば、古いキッチンから最新のシステムキッチンに変える、トイレを温水洗浄機能付きのものに変える、トイレと浴室を分けるなどのリフォームがあります。
間取り変更リフォーム
間取りを変更することで、より住みやすいアパートやマンションにすることができます。
例えば、和室を洋室に変更したり、居室とダイニングの壁を撤去して広いLDKにしたりするなどのリフォームがあります。
内装リフォーム
部屋の印象をガラッと変えたいなら、内装リフォームをするのがおすすめです。
壁や天井、床の素材や色を統一感のあるものに変更したり、高級感のある材質やトレンド感のあるクロスを採用したりすることで、おしゃれできれいな内装に感じてもらいやすいです。
断熱リフォーム
断熱リフォームをすることで、部屋の快適性がアップするだけでなく、光熱費の削減にもつながるため、入居者にとっては非常にうれしいリフォームです。
断熱リフォームには、ペアガラスや内窓の設置、床下断熱を取り入れるなどの方法があります。
まとめ
●リフォームは優先度が低い空室対策
原因に合わせた空室対策を行うことで、空室を解消できる場合があります。空室を解消するには、「入居者募集方法を見直す」「管理会社を見直す」などさまざまな対策があります。その中でもリフォームは、非常に高額な費用がかかるため、優先度が低い対策です。
●空室対策のリフォームのポイント
空室を埋めるためにさまざまな対策を講じたものの、なかなか空室が埋まらないという場合は、アパートやマンションのリフォームをするのも一つの方法です。
リフォームのポイントは「最低限のリフォームにする」「ユーザーのニーズに合わせたリフォームをする」ことです。
●空室対策で行うリフォームの種類
空室対策で行うリフォームには、キッチンやトイレ、浴室などの設備を交換する「水回りリフォーム」や、壁を撤去する「間取り変更リフォーム」などがあります。また、壁や天井、床を変える「内装リフォーム」や、部屋の快適性をアップする「断熱リフォーム」といった方法も検討できます。
北章宅建では、都市部以外の賃貸アパート・戸建てを中心に不動産管理を行なっております。
空室対策など不動産管理のことでお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
著者
栗山店 佐々木 博明不動産オーナー様の大切な資産の管理と、入居者様の住環境維持に努めてまいります。些細なことでもお気軽にご相談ください。 どうぞ、よろしくお願い致します。
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