Vol.44小樽駅前店
賃貸中の貸家を購入したら、購入した翌月に借主さんが退去。
【お客様の背景】
■氏名:S・S様
■オーナー様年代:70代
■管理物件築年数:1973年築(昭和48年築)
■管理物件種別:貸家
■管理物件地域:余市町
【管理業務で起きた事詳細】
賃貸中の貸家を購入し、いざ家賃送金が始まると思った矢先に、借主さんから来月末で退去しますという予告が入りました。その後に借主さん申込当初の入居申込書を見ると、入居理由に自宅改装などで数年だけ借りる予定とありました。購入時もきちんとポイントを押さえ、俯瞰的に見て判断しないと危険が伴うことを実感しました。
【ご提案した解決策と大切にした要点】
私の力で退去予定を食い止められるものでもないので、契約書に従って退去受付や退去立会い、精算といった一連の業務を通常通りに行いました。私の役目に注力し、それは、次の借主さんを見つけて早期契約に至ることでした。すぐに賃貸募集を開始することが重要だと判断し、行動に移りました。
投資は自己責任ですし、物件購入の仲介(その取引に責任がある)を私が担当したわけではないので、今の自分の立場で課せられた責任をしっかり果たすことに集中するようにしました。
【物件オーナー様へのひと言】
普通賃貸借で契約している以上、借主さんに解約権はあるので退去はつきものです。物件購入時の借主さんが何十年も住み続けて投資成功の場合もあれば、今回のようにすぐ退去という可能性もあります。残念なのは購入前の段階で、借主さんの入居申込書まで目を通していなかったことです。今後購入する方の参考になれば幸いです。