■検証月：2025年7月
■報告担当：蛸星香奈実
■所属店舗：札幌北店
■担当地域：札幌市北区

不動産売却中物件数（札幌市）
土地 2,286件（前月比- 9件 前年比- 185件）
戸建 2,330件（前月比- 26件　前年比- 301件）
マンション 3,250件（前月比- 42件　前年比- 293件）
合計 7,866件（前月比- 77件　前年比- 779件）
※アットホーム数値より

売主様の動き、雰囲気、感触
・先月と比べてお問い合わせ数は大きな変化はなく、落ち着いた推移となっていますが、継続的な関心は維持されている印象です。
・以前お取引いただいたお客様やそのご紹介によるご依頼があり、信頼関係のもとで売却のご相談をいただく機会が増えています。
・高齢者向け住宅への住み替えや、相続によって取得した不動産の整理といった背景からのご相談が多く、「暮らしの見直し」が主な動機となっています。
・「急いで売るよりも、納得のいく価格で売却したい」というお声が多く、売却期間よりも条件を重視される方が目立っています。

買主様の動き、雰囲気、感触
・先月と比較して、お問合せ件数は大きな変動はなく、ほぼ横ばいの状況が続いていますが、引き続き安定した関心が伺えます。
・戸建住宅・土地ともにバランスよくお問合せをいただいており、エリアや用途を比較検討されている方が多い印象です。
・中古住宅を検討される買主様の多くが、購入後のリフォームを前提に考えており、建物の状態やリフォームのしやすさを重視してご相談される傾向が見られます。
・趣味や自給自足的なライフスタイルを意識される方から、家庭菜園が可能な土地へのお問合せがあり、都市部から少し離れた自然環境の整ったエリアに関心が集まっています。

不動産物件の動き、流通市場の雰囲気について
・先月の成約件数の増加に伴い、今月は新規売出し物件がやや減少傾向にあり、市場全体として在庫の動きが落ち着いてきた印象です。
・長期間売れ残っていた物件にも徐々に関心が集まり、改めてお問い合わせをいただくケースが見られます。価格調整や情報の見せ方を工夫した結果、再評価される流れも出てきています。
・見学希望者の動きは引き続き活発で、複数物件を比較検討されるお客様も多く、購入に向けた意思決定の段階に入っている様子がうかがえます。
・在庫は一時的に減少したものの、全体としてはまだ供給過多の状況が続いており、価格や立地、保守状況など、購入者側にとっての選定基準がよりシビアになっています。

担当営業より所感、一言、今後の市場環境予測
市場に出ている物件の数が多くなっている影響で、価格を見直す売主様が増えています。早めに売却したい方の中には、不動産会社に直接買取を依頼するケースもありますが、エリアによっては買取が難しかったり、買取価格が相場より低くなることもあります。まずは状況を把握するためにも、お気軽にご相談ください。

※本情報は各関連データをまとめた上で3 か月程度の検証を行い、反映させています。
※より直近の生の市場情報は担当営業へ直接ご相談頂ければと思います。
※査定、ご相談はご事情問わず、全て無料で承っております。お気軽にお問合せ下さい。