マンションのこと2023.07.07

4LDKマンションが売れない理由は?売却する際のポイントを確認

こんにちは。イエステーション北章宅建 滝川店の上家です。

「所有マンションを売りたいけど、4LDKだから売れるか心配…」
マンション売却を検討中の方には、そんな悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際のところ、4LDKマンションは、価格が高い、部屋数が多いなどの理由から、買い手の需要が低い傾向があり、売却までに時間がかかることもあります。

そこで今回のコラムでは、4LDKマンションが売れない理由を徹底解説。

スムーズに売却するために知りたい、4LDKマンションのターゲットや売却のポイントもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

4LDKマンション

 

4LDKマンションが売れない理由は?

4LDKが売れないといわれる理由は、大きく次の3つに分けられます。

  • 需要が少ない
  • 面積が増える分価格が高くなる
  • 部屋数が多くて使いにくい

1つずつ解説していきます。

 

需要が少ない

4LDKのマンションは、人気の3LDKなどの間取りと比べると需要が少ないため、売れにくいといわれています。

理由としては、まず、マンションを買おうと考える人はファミリー層が一般的なため、現代に多い核家族世帯の人数には部屋数が多すぎることが挙げられます。

また、4LDKほどの広い家を求める人は、マンションではなく一戸建ての中古物件も検討したり、「中古マンションを買うなら、新築で同程度の家を建てよう」と考える人も多いです。

 

面積が増える分価格が高くなる

4LDKのマンションは価格の高さが売却のネックとなる場合もあります。
4LDKは面積を広く取り、余裕を持った間取り設計で建てられることが多く、延床面積が広い分、価格が高くなる傾向があるからです。

立地が良かったり、都心部にあったりする場合は特に価格が上がりやすく、広さや部屋数を優先した家探しをしている人でないとなかなか売れづらいでしょう。

予算からはみ出してしまうことも多く、不動産サイトなどで物件を探す際に、買い手の検索結果に載らない(目に留まらない)可能性もあります。

 

部屋数が多くて使いにくい

4LDKマンションは、部屋数が多いことで買い手から避けられるケースもあります。

リビング以外に4つ部屋があるため、次のようなデメリットがイメージされるからです。

  • 4部屋使うほど家族の人数がいない
  • 掃除が大変である
  • 子どもが独立したら部屋が余る

一般的に、マンションの間取りで人気が高いのは3LDK。
賃貸で借りるより購入したほうがコストパフォーマンスも良く、現代のファミリー層の家族構成にも都合のいい広さというのが理由です。

4LDKを含め、そのほかの間取りの特徴も知りたい方は、「マンション売却は間取りも重要。売れやすい間取り、その他のポイントも」にて詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

4LDKマンションのターゲットは?どんな人におすすめ?

さまざまな理由から売却しづらいといわれる4LDKマンション。

しかし、求める人が少ない分、物件数も少なく、競合は多くありません。
きちんとターゲットを絞ってメリットをアピールできれば、売却は可能です!

4LDKのマンションは次のような人をターゲットにするのがおすすめです。

  • 今の家では手狭である
  • 家族それぞれの自室を確保したい
  • 仕事用や趣味用など専用の部屋を作りたい
  • 収納スペースを充実させたい

1つずつ解説していきます。

 

今の家では手狭である

現在の家の広さや部屋数が家族の人数に対して不足している家庭へは、4LDKの広さをアピールすることで興味を持ってもらえる可能性も。

今よりものびのび暮らせるというイメ―ジは、窮屈な現状を早く脱したいという購入意欲につながるからです。

子どもが生まれたり、離れていた家族と同居したりする予定がある世帯、特に三世代が住む予定がある人はターゲットになりやすいです。

 

家族それぞれの自室を確保したい

4LDKは、子どもがまだ小さく、将来的に受験勉強や思春期などに向けて兄弟姉妹で部屋を分けたいと考えている家庭や、仕事の関係で生活の時間帯がズレるときなど、家族それぞれに自室が必要な家庭にもおすすめの間取りです。

世帯の人数は同じでも、子どもの成長やライフスタイルによって、ほかの家族に配慮した間取りが必要になる人には、部屋数の多い4LDKが向いています。

 

仕事用や趣味用など専用の部屋を作りたい

4LDKマンションは、仕事スペースや趣味のコレクション部屋など、専用の部屋を作りたい人にも向いています。

在宅ワークや個人事業主の方が仕事に集中したり、趣味に没頭したり…。
犬や猫、水槽でペットを飼育している場合なども、専用の部屋を作ればにおいが気になりにくくなります。

来客が多い場合は、ゲストルームや応接間に整えるのも良いでしょう。

 

収納スペースを充実させたい

4LDKマンションは、広めに設計されていることが多いので、ウォークインクローゼットなどの収納スペースとして活用するのも良いですね。

仕事の関係で洋服が多い、キャンプ用具を収納したいなど、部屋以外の活用事例に興味を持ってくれる人も多いでしょう。

 

4LDKマンションの特徴とアピールポイントを知ろう

一般的な4LDKのマンションには、次のような特徴があります。

  • 広さや部屋数に余裕がある
  • 共有スペースが充実している
  • 子どもと安心して暮らせる環境が整っている

それぞれの特徴から、どのような点をアピールできるか詳しくご紹介していきます。

 

広さや部屋数に余裕がある

現代の家族構成などから売れにくい理由ともなる広さや部屋数ですが、広さや部屋数を求めている人にとっては、4LDKはまさに理想の間取り。
「収納スペースが広くとれる」「専用の部屋を作れる」といった方法でアピールできます。

 

共有スペースが充実している

4LDKの間取りを有するマンションは、大型マンションであるケースが多く、世帯数が少ないマンションに比べると共有スペースが充実していることも。
共有スペースが充実しているマンションはあまり多くないため、差別化を図れる魅力になります。

例えば、次のような共有スペースがあれば、積極的にアピールしてみましょう!

  • 住民が共有して使えるプールやスポーツジムを併設している
  • カフェやラウンジがある
  • 多目的ルームがレンタルできる
  • 託児所や保育施設が完備している など

特に子どもを預かってくれる施設があるのは、共働き世帯には大きなメリット。
広告を出す際には、ぜひアピールポイントとして記載するよう不動産会社とも相談してみましょう。

 

子どもと安心して暮らせる環境が整っている

4LDKマンションは、ファミリー層向けに利便性や治安の良い環境に建設されることが多いです。

例えば、次のような特徴があります。

  • 学校や公園が近くて子育てしやすい
  • 車通りの多い通りから離れているので安全である
  • 徒歩圏内にスーパーや商店街など生活に便利な施設がある など

上記のような特徴は、広告や内覧の説明時に伝えると、好印象を与えられる可能性がありますよ。

 

4LDKマンションを売却するために知っておきたいポイント

POINT

4LDKマンションはその部屋数が売却のネックになりやすいため、「間取りを変更したら売れるのでは?」と感じるかもしれませんが、リフォームは良い方法ではありません。

リフォームしても、買い手の希望に沿えるかの保証はなく、リフォーム費用を売り出し価格に上乗せすることも難しいです。

売却時に大切なポイントは次の3つです。

  • 買い手のターゲットを絞って、4LDKマンションのアピールポイントを伝える
  • 内覧の準備を徹底して、物件を良く見せる
  • 4LDKマンションが得意な不動産会社に依頼する

先に紹介した4LDKのアピールポイント以外にも、売却物件の築年数が新しい(築10年以内)、災害時の停電対策が手厚いといった点があれば伝えましょう。

そして、内覧はマンション売却において特に重要です。
訪れた人に好印象を与えられるように準備しましょう。

徹底して掃除(必要に応じてハウスクリーニングなど)をしたり、家具などを置いてモデルルームのように演出する「ホームステージング」を利用したりするのも良いですね。

不動産会社に仲介(媒介)を依頼する際は、4LDKマンションの取り扱い実績がある(得意とする)業者に依頼することも検討してみましょう。

売却のノウハウを持っているので、スムーズな売却に期待が持てます。

なかなか売却に至らない場合は、購入後に発覚した隠れた瑕疵に対し、修繕費用の一部を補償してくれる「瑕疵担保保険」の付帯や、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」も検討してみてくださいね。

仲介と買取の違いについては、こちらのコラムでもご紹介しております。
不動産の売却方法、仲介と買取の違いや特徴とは?

 

まとめ

●4LDKが売れづらいといわれる理由
4LDKマンションが売れづらいのは、3LDKなど人気の間取りに比べると需要が少ないことが一つ。また広さがある分価格が上がることや、部屋数が多く家族構成やライフスタイルによって使いづらい点も理由として挙げられます。

●4LDKマンションのターゲットとアピールポイント
今の家が手狭だったり、仕事部屋など専用の部屋がほしい人にとっては、むしろその広さや部屋数が魅力。大型マンションであるケースが多いので、共有スペースが充実していたり、ファミリー層向けに子どもと安心して暮らせる環境が整っていたりとアピールできるポイントもあります。

●4LDKマンションをうまく売却するコツ
売却時は、間取りを変更するようなリフォームはせず、ターゲットを絞って物件の魅力を伝えることが大切。内覧の準備を徹底し、4LDKマンションを得意とする不動産会社に依頼することも検討しましょう。

北章宅建は、不動産に関するご相談を全て無料で対応しています。
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滝川店 上家 郁也スポーツ全般が大好きで、サッカー、バスケット他いろいろな競技を行ってきました。体力とチームワークには自信があります。お客様満足を目指して、精一杯対応致します。又、以前は別会社で賃貸仲介業務に携わっていました。 売却、購入ともに、ご提案の際には実際の賃貸との比較など、経験を生かしたご提案をさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。

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