マンションのこと2022.01.18

マンションのルーフバルコニーはどこまで利用可能?制限はあるのか?

マンションでよく見かける大きなバルコニーがあります。
戸建てのテラスのような雰囲気で、広々とバルコニーが使えるのは羨ましいポイントです。
そのルーフバルコニーですが、その部屋のものだから自由に使用して問題ないと思っている方も多いでしょう。
たしかにその部屋に付いた特典ではありますが、実はマンションのバルコニーは専有部分ではなく、共用部分となっているのです。
今回は、マンションのルーフバルコニーがどこまで利用できるのか等、利用する際のポイントをご紹介します。

 

マンションのルーフバルコニーは共用部分

マンションのルーフバルコニーは普通のバルコニーも含めて、すべてマンションの共用部分です。
部屋に付いているバルコニーは、もちろん優先的に使えることはできます。
しかし、専有部分ではないため、なんでも自由に利用できるというわけではありません。
「ルーフバルコニーで植物をたくさん育てて、自然を感じる空間にしたい」。
「子供やペットが気軽に遊べる空間にしたい」
など、ルーフバルコニーへのあこがれを持っている方も少なくありません。
共用部分となるため何でも理想通りにという訳にはいきませんが、注意点をしっかり守って利用すれば快適な空間をつくることができ、存分にルーフバルコニーを堪能することができます。

ルーフバルコニーを利用する注意点

ルーフバルコニーを利用する上で、最低限気を付けなくてはいけない注意点があります。
・火災時の避難経路を確保する
・火気厳禁
・匂いがでるものは注意
・落下物や飛散リスクに注意
バルコニーの大きなポイントとなるのが、「火災時の避難経路」です。
多くのバルコニーは、隣人との境界が薄い板で仕切られているものだと思います。
それは、火災等で逃げる場合に、簡単に避難できるよう薄い板となっているのです。
そして、下層階に移動できる避難はしごが設置されているケースも多いでしょう。
そのため、このような避難経路を塞いでしまう行為は絶対に禁止です。
すぐに移動できるものであったとしても、物を置いて塞いでしまわないように気をつけなくてはいけません。
専有部分という意識を持っていると、簡易的なバーベキューをしてしまう方もいます。
ですが火の元は厳禁であり、タバコも一般的なマナーとしてやめるようにしましょう。
ニオイや煙などで隣人とトラブルになるケースも珍しくありません。
そして、バルコニーに物を置いておくと、強風時に飛んでしまうこともよくあり、落下物でケガをさせてしまうと一大事です。
洗濯物などはもちろん、常に置いてあるものはいつでも飛んでいかないように結びつけておくなど対策をしておきましょう。
台風など強風が予測できる場合は、事前にベランダにあるものは部屋にしまうことをトラブル対策としておすすめします。
その他、マンションごとの規約で、禁止事項が細かく決められているケースもあるので、注意しましょう。
なによりも近隣に迷惑をかけないことが大前提です。

ルーフバルコニーのトラブルを回避

ルーフバルコニーに限らず、バルコニーの利用方法は隣人とのトラブルにつながりやすい箇所でもあります。
先ほどの火元や匂いだけでなく、利用には一般的なマナーが大切です。
例えば、朝早くや夜にベランダで会話しているケースや、騒ぎすぎてしまうことも近隣への迷惑となるでしょう。
またバルコニーで小さなプール遊びをしたり、水で掃除をするときにもちょっとした注意が必要です。
水が排水溝からあふれて、隣のバルコニーまで流れてしまうことがあります。
隣には濡れては困るものがある可能性もあるため、細かい部分にも注意してバルコニーを利用しましょう。

ご近所に迷惑にならない使い方をしましょう

マンションのルーフバルコニーは専有部分ではなく、共用部分となっていることをしっかり意識して利用することが大切です。
利用方法に注意すれば、理想のルーフバルコニーを完成させることはできます。
ルーフバルコニーは、マンションでも戸建て住宅の庭のような雰囲気を楽しむことができるので、ルールとマナーを持って利用しましょう。

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著者
マンションのルーフバルコニーはどこまで利用可能?制限はあるのか?

札幌手稲店 野口 祥子

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