不動産売却のコツ2021.07.16

中古戸建や古家+リノベーションを売却する場合の資産価値の影響が知りたい

突然ですが、この記事を読んでいるあなたは、売却を検討している、または先々で自宅の売却を考えている売主、もしくは、売却を見据えた不動産購入を現在考えている買主にあたる方ではないでしょうか?
この記事のテーマにもある「資産価値」という言葉。資産価値とは、財産の価値といった意味となり、不動産に置き換えて考えると、建物や、土地の価値のことを指します。
住宅購入時は、いずれ売却をする可能性など、将来的に不透明なことまでは、なかなか見据えることができませんよね。
とは言え、マイホームを購入した後も、何らかの理由で、止むを得ず引っ越しをしなければいけないという状況はゼロではありません。
今回の記事では、せっかく購入をした住宅を売却する際、またリノベーションを施した場合の資産価値など、あらゆる視点で紹介していきます。

一戸建て住宅の資産価値を知ろう

少し前の考え方では、マンションよりも一戸建ての方が資産価値が高いと言われてきました。資産価値を割り出す考え方のひとつとして、「築年数」が影響されます。
一戸建てには、上物と言われる建物部分と、土地部分があり、建物は完成したと同時に、築年数のカウントが始まりますが、土地に関しては、新しい、古いなどに価値が左右されません。
このようなことから、一戸建ては、マンションと比較をすると、資産価値が下がりにくいとされてきました。
そうは言っても、一戸建て自体も資産価値は下がります。
基本的に、一戸建ての資産価値は、新築当時を100%と考えると、築20年で下落傾向となり、資産価値が10%まで下がると言われており、その後は、ほぼ横ばいをキープしながら維持しています。
では、一戸建ての資産価値は、どのような目線で決まるのかを紐解きましょう。

ポイント1:築年数

上記にも記載していますが、築年数は資産価値の観点から重要視されている点です。一般的に、新築戸建でも新築マンションでも、市場に出た段階で、20%下落すると言われています。
その上、20年後は建物の資産価値はゼロに近い状態となります。

ポイント2:生活のしやすさや利便性

最寄駅からの距離もポイントのひとつです。通勤・通学のしやすさ、スーパーなどの商業施設や病院などの施設の充実など、日々の生活においての利便性も条件に当てはまります。
また、一戸建て住宅は、周りに高い建物があるよりも、低層の建物が多い方が価値としては高いと評されます。

ポイント3:日当たり

都心部になると、住宅が密集している地域もあり、風通しや、日当たりが見込めない環境もあります。
また、マンションは、上の階になれば目の前に遮る建物も少なく、日当たりも問題ないことが多いですが、一戸建てに同じ条件は難しいでしょう。
よって、周辺の住宅との密集度合によって、日当たりや風通しに影響が出るとされています。
このポイントも押さえておきましょう。

ポイント4:リノベーション

設備を新しくしたり、間取りの総変更をすることで、建物の資産価値の減少を止められる可能性があります。
しかし、リノベーションに売主のこだわりが詰まり過ぎて、一般的な購入者の意向にそぐわない場合もあるので、注意しましょう。

ポイント5:修繕

一戸建ては、マンションと違い、メンテナンスにかける頻度に差が出ます。実はこの修繕も資産価値には影響のあるポイントのひとつ。マンションでは一般的に12~15年周期で管理組合の大規模修繕工事が入り、価値を維持するのですが、一戸建てでも定期的な修繕を行うか行わないかで、価値の差が生まれます。
やはり、経年と共に配管などの設備に不具合が生じたり、外構も色あせなどが目立ってくるものです。
このメンテナンスを定期的に行っていると価値は下がりづらいと言われています。

リノベーションで価値の低下を抑える

リノベーションは資産価値の下落傾向に対し、少なくとも下げ幅を抑える可能性を持ち合わせています。
今回紹介したポイントを押さえながら、あなたの不動産の資産価値を維持していくことで、売却時に良い結果をもたらすこともあるので、できることからトライをしてみるのもいいですね。

家を売るなら不動産売却相談 家を売るなら不動産売却相談
著者
中古戸建や古家+リノベーションを売却する場合の資産価値の影響が知りたい

札幌手稲店 野口 祥子

この担当者がいる店舗のページ
  • 古い家は、建て替え、住み替え、リフォーム?賢い...
不動産売却物語 不動産売却のヒント 不動産売却のご相談
不動産売却の手引き
電子ブックはこちら
空き家対策ガイドブック
PDFダウンロード
ご相談
お問合せ
無料査定