マンションのこと2022.02.03

マンション投資のリスクを勉強し賢く運用しましょう

ここ数年でサラリーマンもマンション投資をすることが増えてきました。
低金利なローンを始め、相続対策や生命保険代わりのメリット、先々の安定した収益を見込めることで魅力的な投資とされています。
しかし、中にはマンション投資は危ないという人がいるのも現実です。
メリットを生かすためにもデメリットを理解し、リスクヘッジをしっかりしておくことはとても重要なポイント。
今回は、マンション投資の考えられるデメリットやリスク対策についてご紹介します。

マンション投資は本当に危ない?

マンション投資を調べるとさまざまなメリットが目立つ一方で、マンション投資は危ないという意見も多数あります。
しかし、マンション投資は本当に危ないのでしょうか?
投資なので危険性があることは当たり前であり、デメリットを知ることで成功に近づけることができます。
マンション投資で危険とされるデメリットは下記の7つです。
① 空室が続いて家賃収入が入ってこない
② 入居者はいるが家賃滞納で収入が止まってしまう
③ 金利の上昇により損益分岐点の計算が狂ってしまう
④ 市場の変化により資産価値が下がってしまう
⑤ 売却がスムーズにできない可能性がある
⑥ 経年により管理費や修繕費がコストアップしてしまう
⑦ 運用手続きの手間がかかり時間を要する
空室や滞納者により家賃収入が入ってこない可能性は、マンション投資で一番大きなデメリットです。
家賃収入がなければローンの返済も難しくなり、収支がマイナスになってしまうことも考えられます。
毎月の家賃収入があって成り立つ投資なので、余裕を持っておくことが大切です。
そして、金利の変動を正確に予測することは、誰にもできることではありません。
金利が上昇するとローンの支払額が増えるので、金利の動向はマンション投資の成功・失敗を左右するポイントになります。
不動産の資産価値も金利と同様で、数年後どのように変化するか予測するのは難しいことです。
資産価値の変動により、思っていた価格で売却できなかった、売却に時間がかかってしまったということもあるでしょう。
また、築年数を重ねることによって管理費や修繕積立金が高くなり、周辺の相場の家賃設定に合わなくなってしまう可能性もあります。
マンション維持のためにも管理費と修繕積立金は必ずかかってくる部分なので、収益と支出とのバランスが重要です。
さらに、マンション投資は収益を得ることになるので、確定申告が必要になります。
売却手続きや賃貸借契約手続きなど、書類関係の手続きも慣れないと大変でしょう。
このようなデメリットや危険性を理解して、それに合わせたリスク対策をすることで、マンション投資の成功が近づいてきます。

マンション投資の危険を避けるリスク対策とは?

マンション投資のデメリットを避けるためには、リスク対策をしておく必要があります。
リスクを軽減することはマンション投資を始める前段階から始まっています。長い目で見て計画をしておきましょう。

①空室や家賃滞納リスク対策として、「サブリース契約」や「保証会社」をうまく使いましょう。

サブリース契約や保証会社を利用すると、空室時でも家賃収入を得ることができます。

②金利変動リスクを避けるためには、固定金利にすることや借入期間を短くすることを検討しましょう。

③資産価値の変動や売却のしづらさは、物件の条件によってさまざまです。

不動産の資産価値への影響は、立地条件が大きな割合を占めます。
駅近物件であり、都心部へのアクセスもしやすい駅を選ぶことが、資産価値を維持する大きなポイントです。

④将来的な管理費や修繕積立金の変動リスクは、事前に物件の計画表を確認することで回避することができます。

100%計画通りにいくとは限りませんが、管理会社の方で物件の規模や戸数などを加味して、築年数に応じてどれくらいの予算が必要になってくるか想定ができているはずです。
物件を購入する前に、資料を確認するようにしましょう。

⑤手続き書類については、投資をする以上、必要の有無・入手方法・読み方などの知識を見に付けることが大切です。

不動産会社や管理会社、税理士の良いパートナーを見つけることで手続きの手間も軽減できるでしょう。

万が一のためのリスク対策を万全に

マンション投資は魅力的な一方、デメリットも多くあります。
そのデメリットを想定し、リスク対策をすることでマンション投資の成功へと結びつくものです。
リスク対策を準備しておくことで、万が一のケースにも対応しやすくなるでしょう。

家を売るなら不動産売却相談 家を売るなら不動産売却相談
著者
マンション投資のリスクを勉強し賢く運用しましょう

札幌手稲店 野口 祥子

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