マンションのこと2021.05.13

西向きマンションは売却しづらい?方角ごとの特徴と金額の関係〜その1

マンションの購入時、方角を気にする人は多いと思います。中でも西向きは人気がないと言われますが、実際のところはどうなのでしょう。確かに、部屋の向きは重要なポイント。しかし西向きには、他の方角の部屋にはないメリットがあり、そこをしっかり押えてアピールすれば、スムーズに売却することも可能です。

今回は、マンション売却の際に知っておきたい方角と売却額の関係、西向きマンションの売却をうまく進めるコツをご紹介します。

マンションの方角による価格と特徴

マンションは同じ面積でも、方角によって価格が大きく異なります。それは、日当たりなどの条件により人気に差があるためです。
方角の違いによる価格差と特徴を見ていきましょう。

マンションの方角ごとの価格

マンションで特に重視されるのは、日当たりの良さ。部屋の向きには東西南北の4つがありますが、最も日当たりが良い南向きの部屋は人気が高く、その分価格も高く設定されています。

マンションの方角は、リビングに接するベランダや大きな窓の向きを指します。リビングの日照時間が最も長い「南向き」を基準とした場合、方角による価格相場はどれくらい違うのでしょうか。南向きを100%とすると、一般的な相場は次のようになります。

・南向き……100%
・東向き……93~97%
・西向き……91%~95%
・北向き……80%~90%

価格は日当たりの良さに比例して、南向き>東向き>西向き>北向きの順で価格に差が出ます。西向きの部屋は、北向きよりも高値で売却できますが、似たような条件の東向きより、やや安値になる傾向があります。

日当たりを左右する条件は他にもあります。高層階の部屋なら、眺望の良さに加えて周りの建物に光を遮られることがありません。さらに2方向から採光できる角部屋も、他の部屋より人気があるため価格も高く設定される傾向があります。

マンションの方角ごとのメリットとデメリットを、もう少し具体的に解説していきましょう。

〈南向きの特徴〉
南向きは、終日日当たりが良いことから人気の物件です。日中に電気をつけなくても明るく、冬でも暖かいため暖房の使用を抑えることができます。
一方で、夏場は気温が上がりやすく、家具や床が日焼けするという点がデメリットです。

〈東向きの特徴〉
東向きは朝日が差し込むため、爽やかに一日をスタートできます。午前中なら洗濯物が乾きやすく、夏場の強い西日を避けられるため、比較的涼しく過ごすことができます。冷房代も節約できるでしょう。
デメリットは、午後に日が当たらないこと。特に冬場は暗くなるのが早く、日中でも暖房が欠かせません。

〈西向きの特徴〉
西向きは、午後からの日当たりが良い点が特徴です。夕方に西日で室温が上がるため、冬場は暖房費が大幅に節約できます。室内から夕焼けが楽しめるのもポイントです。
西日が強く差し込む分、夏場の午後は室温がかなり高くなります。暑さ対策のため、冷房は欠かせません。

〈北向きの特徴〉
直射日光が当たらないので、日焼けによる家具や床の傷みがほとんどありません。夏は他の方角よりも涼しく感じるでしょう。眺望は順光になるので、景色がとてもきれい見えます。
一方で、昼間でも薄暗いため照明が必要で、冬場は暖房が欠かせません。また、マンションは一般的に南向きが多いため、他のマンションと隣接している場合は、相手のベランダ側と真正面で向き合うことがあります。

西向きマンションが売れないと言われるのはなぜ?

西向きのマンションは不人気で、売却に不利だと聞くことがあります。敬遠される原因は何でしょうか。

最大の要因は夏の暑さ

西向きマンションの一番大きなデメリットは、夏の暑さにあります。

西向きマンションの室内には、太陽が傾き始まる午後から西日がまともに差し込んでくるため、室温がかなり上昇します。南向きも当然日当たりは良いのですが、夏場だと太陽は高い位置にあるため、西向きほど直射日光の影響を受けることはありません。

夏の暑さ対策としては、遮光カーテンやすだれなどで西日を遮ることが挙げられます。しかしコンクリートの外壁に蓄えられた熱までは、防ぐことができません。この熱は日没後も室内に伝わってくるため、部屋が暖められ続けて、外気が下がってくる夜も冷房無しには寝苦しさを感じるでしょう。

家具や床が日焼けする

午後の日差しは非常に強い上、西向きのマンションだと部屋の奥まで日差しが入ってきます。

そのため家具や畳、フローリングが日焼けして傷みやすいというデメリットがあります。

まとめ

マンションの面積は同じでも方角や階数によって価格が異なるのは、日当たりなどの条件により人気に差があるためです。

中でも西向きのマンションは人気がない、売れない、といった声を聞くことがあります。それは夏の暑さや、日差しの強さから家具が日焼けするといった理由があります。

しかし東西南北どの方角でも、それぞれメリットとデメリットはあります。売却の際には、「西向きだから売れないだろう」と決めつけず、その方角の良さを知ることも大切です。

次回の記事では、西向きマンションならではの良さを詳しく見ていきながら、スムーズに売却するためのポイントを探っていきます。

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著者
西向きマンションは売却しづらい?方角ごとの特徴と金額の関係〜その1

札幌手稲店 野口 祥子

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