不動産売却のコツ2025.02.17
マンション売却は内覧なしでも可能?成功のポイント
こんにちは。イエステーション北章宅建 江別店の赤井です。
マンションの売却を検討されている方の中には、「内覧対応の準備が大変そう」「できれば内覧なしで売れないだろうか」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
内覧に向けた清掃や整理整頓、スケジュール調整など、販売活動と並行して行う内覧対応は、売り主にとって大きな負担になることもあります。
特に、お仕事が忙しい方や、見知らぬ人を家に迎えることに抵抗がある方にとっては、内覧対応に不安を感じることもあるでしょう。
今回は、「マンション売却は内覧なしでも可能か?」という疑問にお答えします。
内覧なしでマンション売却を進める方法や、成功させるコツもご紹介。
注意点についても解説しますので、あわせてご確認ください。
マンション売却は内覧なしでも可能?
マンションの売却において、内覧は購入希望者の重要な判断材料となります。
しかし、マンションに住みながら販売活動をする場合、内覧のたびに日程調整や事前準備が必要になるなど、売り主の負担は決して小さくないでしょう。
実は、マンションは内覧なしでも売却することが可能です。
内覧のたびに見知らぬ人を自宅に迎えることへの抵抗感や、内覧のたびに掃除をしなければならない手間など、さまざまな理由で内覧なしでのマンション売却を希望される方がいらっしゃいます。
内覧なしのマンション売却にはメリットがある
内覧なしでマンションを売却するメリットとして、以下のポイントが挙げられます。
- 内覧の日程調整や掃除などの事前準備が不要になる
- 急な内覧の依頼に対応する必要がない
- 見知らぬ人を自宅に迎える必要がない
内覧対応による時間的・精神的な負担を軽減できるため、特に住みながら売却を進める方にとって、大きなメリットといえるでしょう。
内覧なしでマンション売却を進める方法とポイント
内覧なしでマンション売却を進めるには、主に2つの方法があります。
それぞれの特徴やポイントについて、詳しく解説していきましょう。
方法1|「Web内覧」を活用する
1つ目の方法は、Web内覧の活用です。
Web内覧とは、購入希望者が実際に物件を訪れなくても、インターネットを通じて室内の様子を確認できるサービスで、主に以下の2つの方法があります。
ビデオ通話を利用したライブ内覧
売り主または不動産担当者がビデオ通話アプリを使い、購入希望者にリアルタイムで室内の様子を配信し、案内する形式になります。
購入希望者と直接コミュニケーションが取れるため、気になる場所をオンライン上で確認しながら進められるメリットがあります。
また、複数の購入希望者と同時に内覧を行えるので、通常の内覧のように日程調整に悩むことも少なくなるでしょう。
動画内覧(動画ツアー)/360度パノラマ動画・VR内覧
Web内覧を成功させるためには、購入希望者に向けて物件の様子や部屋の雰囲気をわかりやすく伝えることが重要です。
ライブ内覧(ビデオ通話)以外の方法もご紹介します。
<動画内覧(動画ツアー)>
室内の様子を事前に撮影し、動画共有サイトに投稿することで、購入希望者がいつでも内覧体験ができます。
部屋の雰囲気や昼間と夜間の雰囲気など、複数のシーンを撮影することで、より具体的なイメージを伝えられるでしょう。
<360度パノラマ動画・VR内覧>
また、近年では物件の魅力を伝える新しい方法として「VR内覧」も注目されています。
バーチャルリアリティ(Virtual Reality)技術を活用して、不動産物件の内覧をオンラインで体験できる方法です。
不動産会社が360度カメラを使って物件の室内を撮影し、VR対応のプラットフォームにアップロードします。
これにより、購入希望者は自宅にいながら、部屋の中を自由に視点を動かし内見可能です。
部屋の広さ、天井の高さ、窓からの景色なども把握しやすく、実際の内覧に近い形で確認できます。
方法2|不動産買取を利用する
2つ目の方法としては、不動産買取の利用が挙げられます。
不動産買取とは、不動産会社に直接マンションを買い取ってもらう方法です。
一般的には、以下のような流れで進みます。
1.不動産会社に相談をする
2.査定を依頼し、マンションの価値を測ってもらう
3.買取価格の交渉を行う
4.売買契約を結ぶ
5.売却代金の決済、物件の引き渡しを行う
買い主が不動産会社となるため、一般購入者向けの内覧は不要です。
買取査定のための訪問は1回程度で済むため、売り主の負担を大幅に減らすことができます。
また、引き渡しまでのスケジュールも調整がしやすく、住み替え先を探す時間や、引越しの準備期間も確保しやすいところもポイント。
ただし、不動産買取の場合は、買取後に修理・修繕を行うことが多く、売却価格は一般的な仲介価格相場に比べて低くなる傾向があります。
仲介と買取の特徴や違いについては、「不動産の売却方法、仲介と買取の違いや特徴とは?」で詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
内覧なしでマンション売却を成功させるコツ
内覧なしでのマンション売却を成功させるには、以下のポイントを押さえることが大切です。
- 写真や動画は充実させる
- 物件情報は細かく丁寧に
- 信頼できる不動産会社を選ぶ
それぞれのポイントについて、解説していきましょう。
1. 写真や動画を充実させる
マンションの魅力が伝わる写真や動画をできるだけ多く用意することが大切です。
清潔感や開放感、明るさが感じられる画像(動画)を心がけることで、購入希望者が新生活のイメージを描きやすいでしょう。
2. 物件情報は細かく丁寧に
間取りや設備の情報だけでなく、収納の大きさ、コンセントの位置、日当たりなど、通常の内覧で確認できる情報もできるだけ記載します。
購入希望者の不安を減らすためにも、細かな情報まで丁寧に伝えることが、購入決定への後押しとなります。
3. 信頼できる不動産会社を選ぶ
内覧なしでのマンション売却を成功させるためには、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。
実際に物件を内覧できない分、購入希望者が気になるポイントを先回りして察知し、配慮できる提案力や、豊富な販売経験を持つ不動産会社をおすすめします。
また、所在するエリアの知識に詳しく、Web内覧などの設備が整った不動産会社を選ぶことで、スムーズな売却につながるでしょう。
内覧なしでマンション売却をする際の注意点
内覧なしでマンションを売却する場合、以下の注意点があります。
- 購入希望者が見つかりにくい可能性がある
- 売却価格が相場より下がるおそれがある
- 売却までに時間がかかる場合がある
それぞれ詳しく解説していきますので、先にお伝えしたメリットとあわせて、内覧なしでのマンション売却を行うかどうか、慎重に検討されることをおすすめします。
注意点1|購入希望者が見つかりにくい可能性がある
マンションの購入希望者の多くは、実際に物件を見て「日当たりは良いか」「設備の状態は問題ないか」「においや水回りの汚れは気にならないか」などを確認したいと考えます。
例えば、写真では気付かない「排水のにおい」や「窓の開閉のしづらさ」といった、実際に見ないとわからない部分を気にする方は多いです。
そのため、内覧ができない物件は、購入候補から外されやすい傾向にあります。
注意点2|売却価格が相場より下がるおそれがある
内覧なしの物件は、購入希望者にとって「実物を確認できない分、リスクが高い」と判断されることが多いです。
例えば、同じような条件の物件が2つあった場合、内覧可能な物件と内覧なしの物件では、多くの方が内覧可能な物件を選ぶでしょう。
そのため、購入希望者に検討してもらうためには、相場よりも価格を下げる必要が出てくる場合があります。
注意点3|売却までに時間がかかる場合がある
内覧なしの物件は、内覧可能な物件に比べて購入を検討する方が少なくなる分、売却までに時間がかかる可能性があります。
特に、以下のような場合は、売却までの期間が長引く傾向があるので、注意が必要です。
- 築年数が古い物件
- 相場通りの価格で売り出している場合
- 立地条件があまり良くない場合
- 大規模修繕や設備の更新が必要な場合
早期売却をお考えの方は、不動産買取の選択肢も視野に入れておくと良いでしょう。
まとめ
●マンション売却は内覧なしでも可能
マンションの売却は、内覧なしでも可能です。
Web内覧や不動産買取を活用することで、売り主の負担を軽減しながらスムーズに売却を進めることができます。
●内覧なしでマンション売却を成功させるポイントがある
内覧なしでマンション売却を成功させるには、写真や動画を充実させる、物件情報を細かく丁寧に伝える、信頼できる不動産会社を選ぶなど、成功のためのポイントを押さえることが大切です。
●メリット・デメリットを理解して「内覧なし」でマンションを売るかどうか判断する
内覧なしでマンション売却をすることには、内覧対応の負担が減るといったメリットがある一方で、購入希望者が見つかりにくい、売却価格が下がる可能性があるなどのデメリットも考慮する必要があります。
ご自身の状況や希望する売却価格をしっかり考え、適切な売却方法を選ぶことをおすすめいたします。
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著者

江別店 赤井 圭一出会うお客様は一人一人違う想いを持っていらっしゃると思います。それぞれのお客様に共感し、最後には「任せて良かった」とご納得していただける様日々取り組んで参ります。 空知エリアの不動産に関する事は私にお任せください。
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