不動産売却のコツ2021.12.02

任意売却で買い手が見つからない理由を教えます

不動産の売却方法はさまざまですが、その内のひとつである任意売却は、なかなか買い手がつかないことで悩んでしまうことも珍しくありません。
買い手がつかないことには理由があり、実際売却の最中は早く売りたいがために焦ってしまうこともよくあるでしょう。
今回は、任意売却で買い手が見つからず売れない理由をご紹介します。

任意売却とは?通常の売却と何が違うのか?

任意売却とは、住宅ローンの支払いが滞り支払うことができなくなってしまった場合の解決方法のひとつです。
具体的には、売却した後でも住宅ローンを完済することができず、金融機関の了承を得て売却をする方法となります。
金融機関の了承が必要な理由としては、住宅ローンで金融機関と組んでいるためです。
住宅ローンを組む際は、債務者が住宅ローンの返済ができなくなった場合の対策として、不動産を担保に入れて抵当権を設定しています。
そのため、住宅ローンを完済するまでは、金融機関の了承なしで自由に売却等を判断することができません。
任意売却と通常の売却の違いは、不動産売却後に住宅ローンの残債が残るかどうかという点です。
不動産を売却した金額で、住宅ローンの残債を完済できれば通常の売却ということになります。
任意売却は、デメリットも大きいためできる限り避けたいところです。
任意売却の主なデメリットは下記の6つになります。
①時間に限りがある
②金融機関との交渉が必要
③連帯保証人からの同意が必要
④早いスピード感が必要
⑤個人の信用情報に記録されてしまう
⑥売却を依頼する不動産会社が限られる

任意売却でなかなか買い手がつかない理由

住宅ローンの支払いができなくなり売却をする時は、少しでも早く売りたくて焦ってしまうものです。
いつまでも売れないと、競売にかけられてしまう可能性もあります。
しかし、早く売りたいがために価格を下げてしまうと、住宅ローンを完済できなくなってしまう場合もあるでしょう。
そこで、任意売却でなかなか買い手がつかない状況の対策は下記の4つです。
①販売価格が適切かどうかの確認
②金融機関との交渉
③スピード感
④不動産会社の選び方
販売価格の適切さは、不動産を売却する上で最も重要なポイントです。
少しでも高く売却したいとは思いますが、買い手がなかなかみつからない大きな原因になります。
しっかりとエリア内の相場を意識した上で、販売価格を設定するようにしましょう。
そして販売価格を決める際は自由に設定することはできず、金融機関の同意が必要。
売れないからといって勝手に価格を下げることもできないので注意しましょう。
さらに、売れないままにしておくと競売に掛けられてしまうため、スピード感も重要です。
なかなか買い手がつかない場合には、不動産会社と協力して対策を相談しながら進めていきましょう。

不動産会社を選ぶときのポイント

不動産を売却する時は、通常の売却でも任意売却でも不動産会社の協力が必要です。
そのため、不動産会社の選び方は、売却の成功や失敗にかかわる大きなポイントとなります。
不動産会社によっては、積極的に販売活動を行ってくれない場合や、親身に相談にのってくれないところもあるでしょう。
また、任意売却を得意として取り扱っている会社もあるので、そのような会社に依頼するのもひとつの方法です。
任意売却を成功させるために、スピード感を持って動いてくれる不動産会社のポイントがあります。
①不動産売却が得意な会社を選ぶ
②マンションまたは戸建てなど売りたい物件に合う不動産会社を選ぶ
③任意売却の実績がある不動産会社を選ぶ
不動産会社選びから売却活動はスタートしているので、しっかりと見極めて売却物件に適した会社を選ぶようにしましょう。

なかなか売れなければ金融期間に相談を

通常売却はもちろん、任意売却では早く買い手がつかないかと焦ってしまうものです。
買い手がつかない場合には、金融機関に相談の上、適切なベストな方法を取り焦らず対応することを心掛けましょう。

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任意売却で買い手が見つからない理由を教えます

札幌手稲店 野口 祥子

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