不動産売却のコツ2018.09.07
家を早く高く売りたい。お得に売却する方法とは?
こんにちは。
イエステーション北章宅建 小樽店の小林です。
引っ越しや住み替えで自宅の売却をしたいと思っている方、早く高く売るための方法をご存知ですか?
今回は家の売却の基礎知識について。
家を早く高く売却する方法や、売却にかかる費用や流れ、住宅ローンが残っている場合の注意点などをご紹介します。
家をお得に売却するために事前にできること
家を早く高く売るために、売却を決めたら下準備や確認を早めに進めましょう。
事前の準備で売却スピードや売却価格が大きく変わってきます。
内覧に備えてハウスクリーニングを
まずは家の清掃や整理整頓を行いましょう。
購入希望者が家を内覧した際に、キレイな部屋とそうでない部屋では印象が大きく変わり、売却価格にも影響します。
自分で行う方も多いですが、ハウスクリーニング業者に依頼して徹底的に行う方もいますよ。
以下のような部分は特にきれいにしておきましょう。
・キッチン
コンロの油汚れやシンクの水アカはきれいに磨いておきましょう。生ごみの匂いなどにも注意。
・お風呂、洗面所
浴室にカビや水アカが残っているとマイナスポイント。しっかり清掃し、乾いた状態で見学してもらえると良いですね。
・トイレ
便器の黒ずみやにおいに注意。手洗い場もきれいに清掃しておきましょう。
・リビング、ダイニング
物がたくさんあると散らかっていて狭い印象になってしまいます。
不要なものは捨て、整理整頓を心がけましょう。
・収納
収納は内覧時に良くチェックされる部分の一つです。
こちらも不要なものは減らし、広々と見えるように整理しておきましょう。
付加価値アップのためにリフォームをする
古い間取りや内装などをリフォームすることで、物件の価値をアップすることができます。
明らかに使い勝手が悪い、破損しているなどの場合は、そのままにしておくのはマイナスポイントですね。
ただし、購入した後に自分たちで好きなようにリフォームをしたいと考える方もいますので、不動産会社へ相談してみましょう。
物件周りの生活情報を再確認
最寄り駅や交通の利便性、学校、病院、スーパーなど生活する上での利便性や情報を伝えられるように確認・整理しておきましょう。
「あそこのスーパーは野菜が新鮮」「夜間や休日診療をやっている病院が近くにある」など、住んでいるからこその情報が喜ばれます。
プラス面だけではなく、マイナスポイントがある場合はそれも早めに伝えておくとトラブルを回避できますよ。
不動産会社の選び方や家の売却にかかる費用
家を早く高く売るために欠かせないのは信頼できる不動産会社を選ぶこと。
家を売却したいと思っても、自分だけで購入者を探して売却を進めるのはなかなか難しいものです。
また、売却価格だけでなく、売却にかかる費用についてもしっかり確認することが大切。
ポイントを押さえて早く・高く家を売却しましょう。
不動産会社の選び方のポイントは?
信頼できる不動産会社を選ぶポイントは下記の3点です。
・親身になって話を聞いてくれるか
・売却したい家があるエリアでの実績や知識が豊富にあるか
・相場に合った売却査定額を提示してくれるか(高すぎない、安すぎない)
大手不動産会社なら実績が豊富で信頼性が高いですが、それがすべてではありません。
物件があるエリアでの実績や知識を持ち、こちらの気持ちや事情をしっかり聞いて考えてくれる誠実な不動産会社を選びたいものですね。
インターネットで複数の不動産会社を比較検討するのも一つの方法です。
ネット上で無料査定を依頼することもできるので、思い当たる不動産会社がない場合は一度利用して相場感を確かめてみてもいいかもしれません。
私たち北章宅建は不動産に関するご相談を全て無料で対応しています。住み替えの相談や無料査定、相続問題などどんなことでお気軽にご相談ください。
家の売却にかかる費用は?
家を売却する時にかかる主な費用についてご紹介します。
仲介手数料
不動産会社と契約して購入希望者を仲介してもらった場合にかかる費用です。
宅地建物取引業法により取引価格ごとに上限が定められていて、売買契約が成立しなかった場合は支払う必要はありません。
売買価格が800万円以下の物件は30万円+消費税、800万円を超える場合は「取引価格×3%+60,000円+消費税」が上限となります。
印紙代
売買契約書には取引金額に応じた金額の印紙を貼らなくてはいけません。
例えば1,000万円を超え5,000万円以下の取引の場合は10,000円の印紙が必要です。
(平成32年3月31日作成までの軽減措置適用後の税額)
登記に関わる費用
住宅ローンが残っている物件の場合、金融機関が抵当権(ローンが返済できない場合に土地や建物を担保にする権利)を設定しています。
売却時にはローンを返済して抵当権を抹消する必要があり、抵当権抹消登記費用として不動産であれば1件1,000円、土地と建物であれば2,000円かかります。
譲渡所得税
売却価格から購入代金と売却費用を引いても利益が残った場合には、その利益金額に対して譲渡所得税という税金がかかります。
売却した家の所有期間によって税率の軽減や免除があります。
譲渡所得税は売却翌年の確定申告で申告しなくてはいけませんが、現在の不動産事情では売却益が出ることはそう多くはありません。
その他
売却前のハウスクリーニングやリフォ―ム、売却後には引っ越し費用などが発生します。
家の売却の流れは?
まずは、家を売却する場合の大まかな流れを5ステップでご紹介します。
1.不動産会社を選び、仲介契約を結ぶ
家の売却を手伝ってくれる不動産会社と仲介契約を結びます。
売却したい家や土地を広告してもらって購入希望者を仲介してもらうのです。
2.家の売り出しを開始し、購入者を探す
不動産会社の出した広告などで購入希望者を募り、部屋の内覧などを行って購入者を決定します。
内覧に備えてハウスクリーニングなども行っておきましょう。
3.購入者が決まれば売買契約を結ぶ
価格や条件などの細かい交渉や調整を行い、購入者と売買契約を結びます。
4.住宅ローンの審査や決済など
購入者が住宅ローンを利用する場合は売買契約後に申し込みをすることになります。
申し込みや審査は1ヵ月ほどかかります。
5.物件の引き渡し
決済を確認した後、鍵を渡して引き渡しが完了です。
住宅ローンが残っている家を売却する時の注意点
住宅ローンがまだ残っている場合でも売却は可能です。
ただし、売却完了時には残りの住宅ローンを一括返済して、住宅についている抵当権を抹消しなくてはいけません。
※抵当権とは?
住宅ローンで不動産を購入した時、ローン返済が困難になった場合に金融機関が不動産を競売にかけて債権残金を回収できる権利
家の売却益で返済しようと考えている方がほとんどだと思いますが、売却価格がローン残高よりも安くなる場合も多く、その場合は貯蓄などで不足分を補う必要があります。
事前の売却価格査定なども考慮しながら、お金の準備が必要となりますので注意しましょう。
まとめ
- 家を売却する時には、事前にハウスクリーニングやリフォームで家の付加価値をアップさせたり、周辺情報を購入検討者へ伝えるなどの工夫をすると、家が早く高く売れる可能性がアップします。
- 家の売却には仲介手数料や登記に関わる費用、印紙代、税金などの費用がかかります。これらの価格は売却価格によって左右されますので、信頼できる不動産会社に依頼できると良いですね。売却したい物件があるエリアでの実績や知識を多く持つ不動産会社がおすすめです。
- 家を売却するには、不動産会社と仲介契約結んで購入希望者を仲介してもらい、購入者が決定した後は細かい条件の交渉、売買契約の締結、住宅ローンの審査、決済、建物の引き渡しという流れになります。
- 住宅ローンが残っている家を売却することも可能ですが、売却時にはローン残高を一括で返済する必要がありますので、費用の手配などに注意しましょう。