不動産売却のコツ2025.01.29

家の売却で後悔しないために後悔事例と対策を知っておこう

こんにちは。イエステーション北章宅建 小樽店の小林です。

マンションや一戸建てなど、家の売却を検討されている反面、「後悔しないだろうか?」と不安に感じていませんか?

家を売却する際に、どのような後悔があるのか事例を事前に知っておき、できれば対策したいと希望されている方もいらっしゃるかもしれません。

今回のコラムでは、家の売却で後悔した事例を解説していきます。
対策もあわせてご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

悩む夫婦

 

家の売却で後悔した事例を紹介

家の売却は人生の大きな決断であり、実際のところ、後悔を伴うことも少なくありません。
具体的な後悔の内容を、具体例を交えながら解説します。

 

後悔1|売却まで時間がかかり、売却後の計画がうまくいかなかった

家がなかなか売れなかったせいで、売却後の住み替えや、売却代金を使用する計画がうまく進められなかったという事例です。

売却が長期化する理由には、例えば、内覧の準備が適切でなかったり、売りやすいタイミングを逃したりといった原因が挙げられるでしょう。

内覧者に良い印象を与えるためには、家の清掃や整理整頓が不可欠ですが、準備不足によって購入意欲が低下を招くことも。
また、市場の動向を見極めることも重要で、春先の引越しシーズンなどの売れやすい時期を逃すと、売却まで時間がかかる可能性があります。

 

後悔2|高く売れなかった、相場で売れなかった

何らかの原因で、希望金額や相場より安く売ってしまった、という後悔も。

例えば、急いで売却した結果、相場から大きく離れた価格で手放してしまうケースがあります。
転勤や急な事情で早く現金化が必要になり、適正価格を考慮せずに値下げしてしまった事例です。

また、市場調査が不十分だと、適正価格を見誤ることがあります。
周辺の取引価格や市場動向を把握せずに売り出すと、高く売れない可能性があるのです。

不動産会社からの高額査定を信じて売り出したものの、相場より高くて長期間売れ残ることになったという事例もあります。

 

後悔3|売却後にトラブルになった

売却物件に不具合や問題があった場合など、きちんと対処していなかったせいで、売却後にトラブルになり、後悔した事例です。

例えば、シロアリ被害や水漏れを買い主に事前に告知せずに売買取引をした結果、後から修繕費用や、契約解除を求められる場合があるのです。

また、売却した不動産が親の実家などの場合、相続人全員の合意なしに売却したせいで、トラブルになったというケースもあります。

 

後悔4|不動産会社選びで後悔した

下記のような対応をされて不満に感じ、「ほかの不動産会社を選べば良かった」と後悔したケースもあります。

  • 積極的な販売活動をしてくれなかった
  • 対応が遅かった
  • 適切な販売戦略のアドバイスをしてくれなかった
  • 「囲い込み」を受けた

囲い込みとは、仲介手数料を買い主・売り主の両方から得るために、不動産会社が物件を独占的に扱い、ほかの業者への情報提供を制限することです。

豊富な知識や実績があり、親身で積極的な対応をしてくれる誠実な不動産会社を選べば、「もっとうまく売却が進んだだろう」という後悔事例ですね。

 

後悔5|損をしたと感じた

売却した結果、損を招いたと後悔したケースも。

例えば、売却をうまく進めるため、リフォームや解体を行なったものの、思ったより物件価値上昇の効果が得られず、費用分のお金を回収できない場合があります。

また、売却代金で住宅ローンの残債を完済できず、自己資金を使う必要が生じ、資金計画が狂ったという後悔事例もあります。

リフォームの可否判断について、住宅ローン残債のある家の売却について、詳しくはそれぞれ下記のコラムをご参照ください。
家を売るときリフォームする?リフォームしないで売るのはアリ?
家を売却したいが残債が。ローンの残りはどう解消する?

 

後悔6|新居への移行(住み替え)が大変だった

住み替えの際には、売却だけでなく、新居探しや仮住まいの手配、引越し準備も順序良く計画立てて行う必要があります。

新居探すのが難航して仮住まい費用がかさんだり、慌てて作業を進めた結果、計画に漏れが生じたりと、後悔につながるケースがあります。

住み替えで起こりやすい失敗は、下記のコラムでもご紹介していますのであわせてご参考にしてください。
住み替えで起きやすい失敗とは?成功させるための対策をご紹介

 

後悔7|喪失感を覚えた

長年住み慣れた家や、実家などには愛着や思い出がありますから、手放す際に感情的な負担や喪失感を感じた人もいます。

 

家の売却で後悔しないためにやっておきたい対策

家の売却で後悔しないためにやっておきたい対策は、次の通りです。

 

対策1|売却価格の相場などを調べておく

売却価格の相場を自分で調査したり、一括査定サービスを利用して複数の不動産会社に査定を依頼したりすると、適正価格での売り出しが可能になります。

どの程度まで値下げして良いかも決めやすく、売り急ぎによる失敗を防ぐことができるでしょう。

また、自分で相場を調べておくことで、不動産会社の査定が妥当であるかどうかを判断する材料にもなります。

 

対策2|売却の手順について事前に知識を得ておく

売却の手順について事前に知識を得ておくことで、何をすべきかが明確になり、適切な売却スケジュールを立てられます。

売却の注意点も押さえた万全の状態であれば、より安心して、手続きが進めやすくなるでしょう。

どんな費用がかかるのか、どのような書類が必要なのかも理解できるため、思ったよりも売却益が得られなかったり、慌ただしい売却になったりすることを回避できます。

不動産売却の流れや費用については、下記のコラムで詳しく解説していますので、ご参考にしてください。
不動産や家の売却、契約の流れを知って備えよう
不動産売却の手続き、その流れと押さえたいポイント
家の売却でかかる手数料や諸費用を詳しく解説
家を売却する時にかかる税金は?節税はできるの?

 

対策3|家族や親族と話し合って納得できてから売却する

家族や親族と十分に話し合い、納得した上で売却することは、後々のトラブルを避けるために重要です。

例えば、実家を勝手に売却した結果、「相続する予定だったのに」や「将来的に二世帯同居する予定だったのに」といった揉め事を未然に防ぐことができるでしょう。

実家を売るかどうかの判断の際には、ぜひ下記のコラムを参考にお役立てください。
実家を売りたくないときの対策方法や売却の可否の判断基準も解説

 

対策4|信頼できる不動産会社に依頼する

査定依頼時の対応を観察し、親身になって対応してくれるかどうか、質問に丁寧に答えてくれるかどうかを確認して、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。

また、その不動産会社が物件の所在地域に詳しいか、特定の物件タイプに強いかも重要なポイントです。

知識や実績が豊富な担当者からは、有益な売却アドバイスが期待でき、積極的な販売活動や定期的な連絡など、熱心なサポートが受けられるでしょう。

 

対策5|内覧の準備をしっかり行う

内覧は購入希望者が物件を選ぶ際の重要な判断材料となります。
そのため、掃除や整理整頓を徹底し、良い印象を与えることが大切です。
内覧時に印象を下げないよう配慮することで、購入意欲を高めることにつながります。

マンション売却での内覧準備については、「マンション売却で内覧件数はどのくらい?内覧で印象UPのコツもご紹介」で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

家の売却で後悔しないためにメリットも知っておこう

家のお金

ここまで「家を売った場合の後悔とその対策」をご紹介してきましたが、家を売却することにはデメリットばかりではなく、メリットも多数あります。

簡単にいくつか、メリットをご紹介しておきましょう。

まず、賃貸に住み替える場合や実家を手放す場合には、所有する不動産がなくなるため、固定資産税などの税金を支払う必要がなくなり、経済的な負担が軽減されます。

また、売却によって得られるまとまった現金は、新たな生活資金や投資に利用できるため、資産運用の幅が広がるでしょう。

さらに、売却後は新しい住居に移ることで、ライフスタイルや環境を一新するチャンスともなります。

売却に際して後悔しないように、適切な対策を講じることをぜひご検討ください。

 

まとめ

●家の売却で後悔した事例はさまざま
家の売却では、売却が長期化してその後の計画がうまくいかなかった、期待する利益が得られなかった、売却のせいでトラブルになったなど、さまざまな後悔事例があります。

●家の売却で後悔しないために対策しよう
家の売却での後悔は、事前対策を行うことで回避できます。
売却価格の相場を調べる、知識を得てしっかりと売却準備をする、売却に関して家族や信頼できる不動産会社に相談するといったことが大切です。

●家を売却するメリットも事前に確認し、適切な対策を講じよう
家を売却することはデメリットだけでなく、メリットも多数あります。
家の売却で後悔することがないよう、適切な対策を講じることをおすすめいたします。

北章宅建は、不動産に関するご相談を全て無料で対応しています。
空き家に関する相談や無料査定、相続問題など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

 

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家の売却で後悔しないために後悔事例と対策を知っておこう

小樽店 小林 康之不動産業に携わる者として公正で安全な取引を心がけ、お客様の立場に立って最善の方法をご提案いたします。 一緒に住まいの華を咲かせましょう。

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