不動産売却のコツ2019.06.05

住みながら家を売るコツ、教えます。

こんにちは。
イエステーション北章宅建 札幌手稲店 店長の星です。

自宅の売却時には、まだ家に住んでいる状態のまま売却活動を行う場合と、新居へ引っ越して空き家にしてから売却する場合の2種類があります。
不動産会社が一般的におすすめするのは住みながら家を売る【売却先行型】です。

今回は住みながら家を売るコツやメリット、注意点などをご紹介します。
さらに、売却後にも自宅に住み続けられるという制度もあるんです。
自分のペースで自宅売却を行いたいという方はぜひご覧ください。

ダイニングルーム

 

住みながら家を売るのと、空き家の売却、どう違う?

家を売るときには住みながら家を売るパターンと、先に新居へ引っ越してしまって空き家にしてから移るパターンの2種類があります。

①住みながら売却活動をし、売却が決まってから引っ越しする【売却先行型】
②売却が決まる前に引っ越しを済ませてしまう【購入/転居先行型】

どちらのパターンになるかはそれぞれの状況によっても異なりますが、一般的には住みながら売却活動をする【売却先行型】をおすすめすることが多いです。
というのも、不動産の売却は相手があるもの。
先に引っ越しをしてしまった場合は「早く売ってしまいたいという焦りから、思っていた以上に値下げをしてしまった!」という方も多いようです。

自宅に住みながら家を売る場合は、売却の期限を決めずに余裕を持ってじっくりと売却活動ができるのがメリットです。
売却後は売却金を新居購入や引っ越しの資金とすることができるので、新居購入費用などにも目途がつけられ安心です。

一方、売却が決まる前に引っ越しを済ませてしまう【購入/転居先行型】の場合は、すでに家が空き家になっているので、購入希望者の内覧がスムーズであることがメリットです。
不動産会社へ物件の鍵を預けておけば、売主が同席しなくても購入希望者の都合に合わせて内覧の日程を組むことができます。

空き家ですから売主に気兼ねすることなく隅々までじっくり見学することができますし、家具などを運び出してしまっている場合は部屋がすっきり広く見える点も好ポイントです。

 

住みながら家を売るときに心しておきたいこと

住みながら家を売る場合、空き家を売るのとはと違った大変さがあります。
それは「内覧」と「契約後の転居」です。
それぞれのポイントについて見てみましょう。

内覧希望にはいつでも対応できる準備を

まだ居住中の家に他人を招き入れることになるので、抵抗がある方もいるかもしれませんが、実際に物件を見学する内覧を実施せずには家は売れません!
内覧希望者はいつ現れるかわかりません。
「今週末の土日で内覧できますか?」「明後日の夜に内覧できるでしょうか?」など近々の日程で内覧予定が入ってくることも珍しくありません。

売却活動中は常に家をきれいな状態に保ち、内覧に対応できるようにスケジュール調整を行っていく必要があります。
居住中の内覧は家具があって生活感を感じる分、購入希望者も購入後の生活を想像しやすいというメリットがありますよ。

ただし、汚れていたり散らかっていたりしてはマイナスの印象になってしまいます。
居住しながらピカピカに掃除をするのは難しいですが、不用品を処分して物を減らし整理整頓、できるだけきれいに掃除をしてから内覧を行うようにしましょう。

キッチンやトイレ、お風呂、洗面台などの水回りは特にしっかり見られます。
水回りなど部分的にプロのハウスクリーニングに頼むのも一つの方法だと思います。

住みながら家を売る時の内覧のポイントや注意点についてはこちらでも詳しくご紹介しています。
家の売却には内覧が重要!居住中でも高く査定されやすい内覧のポイント

 

契約が決まったあとの引っ越し準備は早めに

住みながら家を売る場合、売却が決まれば引き渡しまでに転居先を探さなくてはいけません。

この様な場合は引っ越しの時間を確保するために、契約から引き渡しまでの間に3~6ヵ月程度の猶予を設けた契約内容とすることが多いです。

しかし、希望に合う新居がすぐに見つかるとは限りませんので、売却活動と並行して引っ越し先の情報取集も行っておくと良いでしょう。

引っ越し先が決まらないまま引き渡し日になってしまうと仮住まいのための費用がかかってしまいますし、転居が3・9月など引っ越しが多い時期にぶつかってしまうと引っ越し費用も高額となってしまうので注意が必要です。

自宅売却後の引っ越しのタイミングや費用についてはこちらでも詳しくご紹介しています。
家の売却時、引っ越しは先?引っ越しのタイミングや相場とは

 

先に不動産屋へ売却し「リース契約」で住み続けることも可能

資産と電卓と紙幣

一般の買主ではなく不動産会社へ自宅を売却し、その後は賃貸として今の家に住み続ける「ハウスリースバック」というサービスも登場。

不動産会社への売却するので買い手がつかないということはなく安心ですし、売却後も不動産会社へリース代を支払うことで賃貸として自宅に住み続けることができます。

売却代金で住宅ローンを完済して賃貸としてそのまま住み続けても良いですし、その後自分のペースでゆっくり引っ越し先を探すことも可能です。

ただし売却価格は、通常の売却活動をして売った場合の相場よりも低くなってしまいます。

また、自宅に住んだまま自宅を担保にして金融機関から融資を受けられる「リバースモーゲージ」というシニア向けの制度もあります。

こちらは持ち家を持っていても、年金など収入が少なく生活資金とする現金が少ない場合に有効な制度で、一定年齢以上のシニアが対象の融資制度です。
現在住んでいる自宅を担保として融資を受け、死亡後は自宅を売却して融資金の返却に充てます。

このように自宅の売却方法や、自宅を使った資金確保にはさまざまな方法があります。
「自宅を資金に変える=売却」とは限らず、これらの制度を上手に利用すれば思い出の詰まった自宅に一日でも長く住み続けながら、資金を作ることもできます。

様々なプランを比較しご検討されたい方は、ぜひご相談ください。

 

まとめ

  • 自宅の売却には住みながら売却活動を行う場合と、先に新居へ引っ越してしまい空き家の状態で売る場合の2パターンがあります。空き家の方が内覧のスケジュール調整などは楽ですが、一般的におすすめするのは住みながら家を売る【売却先行型】です。自分のペースでじっくり売却活動ができ、売却金を新居購入や引っ越しの資金に充てられるので安心です。
  • 住みながら家を売る場合、内覧では現在居住中の自宅へ他人を招き入れることになります。生活感がある状態を見られるので、購入後の生活を想像しやすいというメリットがある反面、家具や荷物があるためどうしても部屋が雑然と見えがちです。内覧時に好印象を与えられるように、不用品の処分や整理整頓、徹底的な清掃を行いましょう。内覧希望に対応するためのスケジュール調整も必要です。
  • 一般の買主ではなく不動産会社へ売却を行い、その後は賃貸として自宅に住み続けることができる「ハウスリースバック」、自宅に住みながら自宅を担保に融資を受けることができる「リバースモーゲージ」などの制度も登場。一般的な売却とはまた違った形での資金の作り方です。

 

私たち北章宅建は不動産に関するご相談を全て無料で対応しています。住み替えの相談や無料査定、相続問題などどんなことでもお気軽にご相談ください!

 

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