不動産売却のコツ2021.10.01
売却物件をポータルサイトに掲載する方法とそのメリット
物件を売却しようと思ったときに、「CMなどでよく見る不動産ポータルサイトに掲載した方が売れるのではないだろうか?」と思う人も多いことでしょう。
不動産会社に売却物件をお任せする場合、様々な販売活動方法を行います。
例えば、現地のオープンルーム、新聞の折り込みチラシ、WEB掲載など、多方面の角度から売り出し物件を広告し、たくさんの人の目に触れる機会をつくります。
そんな販売活動の一つとして、不動産ポータルサイトへの物件掲載があります。
それでは、不動産ポータルサイトとはどのようなものなのか見ていきましょう。
不動産ポータルサイトとは
不動産ポータルサイトとは、複数の不動産会社が所有・仲介する物件情報を広告として多数まとめて、Web上に公開しているサイトのことです。
掲載されているたくさんの不動産物件情報の中から、最寄り駅や価格、築年数などで検索をかけて、買いたい物件をピックアップできる点が大きな特徴です。
不動産ポータルサイトで売れる理由
中古マンションや戸建て物件を購入したいと考えている人の多くは、不動産ポータルサイトを活用して物件を探しています。
不動産流通経営協会の「不動産流通業に関する消費者動向調査(2019年度)」によると、住宅を購入する際、インターネットにより不動産の情報を収集した経験があると回答した人の割合は、新築住宅購入者が 95.2%、既存住宅購入者が 91.6%と非常に高い割合になっています。
さらに、スマートフォンで検索したという人は、パソコンで検索した人よりも多く、81.7%にもなっています。
スマートフォンの利用率は年々増加し続けていて、家探しをネットで気軽に行う人が多くなってきていることが分かります。
このため、不動産ポータルサイトに掲載をして、売却物件の魅力を上手に伝えることができれば、売れる確率を高くすることができるのです。
不動産ポータルサイトに掲載したい
それでは、不動産ポータルサイトに売却物件を掲載したいと思ったら、どのようにすればよいのでしょうか。
実は、不動産ポータルサイトへの掲載は、基本的に売主自身がすることは不可能で、 宅建免許をもっている不動産会社でなければ行えないのです。
ですから、不動産ポータルサイトに掲載したい場合には、不動産会社と媒介契約を結ぶことが必要になってきます。
掲載したいときには不動産会社選びも重要
多くの場合、不動産会社は売却のために必要なサービスとして、不動産ポータルサイトへの掲載を行っています。
各不動産会社によって掲載するポータルサイトが決まっているので、不動産会社と媒介の契約を結んだ時点で、どの不動産ポータルサイトに掲載されるのかが決まってしまうのが一般的です。
また無料で掲載できるというわけではなく、掲載料金は安いものではないので、すべての不動産ポータルサイトに掲載をしてくれる不動産会社はないと言ってもよいでしょう。
しかし、不動産ポータルサイトへの掲載があるかどうかということだけは、媒介の契約を結ぶ前に不動産会社に確認しておくようにしましょう。
私共、北章宅建株式会社もレインズ(不動産会社のみが利用できる物件登録システム)はもちろんのこと、各種不動産ポータルサイトへ物件を掲載しており、広くユーザーの目に留まるように販売活動をしております。
不動産ポータルサイトで上手に販売するためには
不動産ポータルサイトで上手に販売するためには、多くの検索条件に引っかかるよう工夫することが重要です。
不動産ポータルサイトにはエリアや価格、専有面積、間取りなどで、条件を絞り込みできるような機能が備わっています。
ですから、多くの買い手ユーザーが希望している条件を掲示することで、よりたくさんの条件に引っかかるようになります。
登録は不動産会社が行いますが、自分自身で売り込みたい条件を、上手に不動産会社に提供するようにしましょう。
不動産ポータルサイトに掲載しないほうがよい場合
このように非常に便利な不動産ポータルサイトですが、不動産ポータルサイトに掲載しないほうがよい場合もあります。
それは、売却物件に居住しながら売却相手を探す場合です。
居住している物件を売り出す人の中には、売り出していることを近所の方や不特定多数の方に知られたくないという人もいることでしょう。
さらに、販売希望金額を知られることで、ご近所づきあいに支障をきたす可能性がある場合にもおススメはしません。
このように事情があるならば、不動産ポータルサイトに掲載しないほうがよい場合もあります。
しかしながら、多くの人に情報を知ってもらえる方が、早くそして高く物件が売れる確率は上がってきます。
自分の置かれた状況をよく考えてみて、不動産会社に不動産ポータルサイトに掲載してもらうかどうかを決めるようにしましょう。