不動産売却のコツ2021.03.10

不動産売り出し価格の決め方は?査定価格との違いや注意点も解説!

こんにちは!
イエステーション北章宅建 滝川店の上家です。

不動産を売却するとき、売り出し価格は売主が自由に決められます。

とはいえ相場と大きくかけ離れた売り出し価格では損をしてしまったり、いつまでも売れなかったりするリスクも。
不動産の売り出し価格はどのように決めるものなのでしょうか。

今回は、不動産の売り出し価格の決め方についてお話しします。
不動産の売り出し価格はどうやって決めるのか、売り出し価格と査定価格の違い、売り出し価格を決める際の注意点なども紹介します。

電卓と家と番号が書かれたブロック

 

不動産の売り出し価格と査定価格との違い

不動産の売り出し価格とは、不動産を売り出す際に設定する価格です。
売り出し価格は売主が自由に設定することができます。

しかし相場よりも安く設定すれば損をするかもしれませんし、高く設定すれば売るのに時間がかかってしまうかもしれません。

売り出し価格はできるだけ適正な価格を設定することが大切なのですが、一般の人には不動産売却の適正価格なんてわからないですよね。
そこで参考にするのが査定価格です。

査定価格とは、不動産屋が調査して割り出す不動産の価格で「3ヵ月程度で成約に至ると想定される価格」です。
これが不動産売却で適正価格の目安になります。

査定価格は不動産会社が過去のデータや取引実績、物件の個別事情などから算出します。

 

不動産の売り出し価格の決め方は?

不動産の売り出し価格は査定価格をもとに検討します。

  • 不動産会社に査定を依頼し、査定価格を把握
  • ネットや情報誌などで似たような物件の売り出し価格をチェック
  • いくらで売りたいか(上限値)、いくらなら売ってもいいか(下限値)を考える

上記の3点を踏まえて、売り出し価格を設定します。

査定価格は、不動産会社が市場動向や今までのデータなどを考慮した上で提案する価格です。
必ずしも査定価格通りの金額を設定しなくてはいけないというものではありませんが、「適正価格」を意識する必要はあります。

適正な価格とは、3ヵ月程度で売れる価格が目安になります。
複数の業者に査定を依頼して価格の根拠を聞くことでも、その価格が安いか高いか判断する材料になるでしょう。

また、売り出し価格を決めるときには「高く売る」と「早く売る」のどちらに優先順位を置くのかを考えましょう。
高い金額を設定すれば利益が多いけれどなかなか売れないかもしれませんし、安い金額を設定すれば早く売れても利益が少ない、もしくは赤字になってしまうかもしれません。

売却金で住宅ローンの返済を考えている方は、残債を返済できる価格が下限になりますね。

売り出し価格と査定価格とがかけ離れた設定になってしまうと、売却成立が難しくなってしまうため、その辺りも考慮しましょう。

 

不動産の売り出し価格を設定する際の注意点

ミニチュアの家と電卓で計算する手

売り出し価格の設定は、不動産売却をスムーズに進めるためのポイントのひとつ。
売り出し価格を考える際にはこんな点に注意しましょう。

 

最低売却額を決める

不動産売却に値下げや値引きはつきものです。
なかなか買い手がつかないときに売り出し価格を下げたり、買主から値引き交渉を受けたりすることもあります。

そのため「値下げするとしたら●●円まで」という最低売却額を最初に決めておきましょう。
事前に最低売却額を決めておけば、購入希望者から値下げ交渉をされたとしても迷わずに返答することができますよ。

 

売却までのスケジュールを決める

売却を急いでいない場合でも、最長6ヵ月を目安に売却スケジュールを立てましょう。
急いでいないからといって、いつまでもダラダラと売りに出していると「売れ残り物件」のような印象を与え、余計に売却しづらくなってしまいます。

売却期限を設定しておくことで「いつになったら値下げをして売り切ろう」といったことも検討しやすくなります。

値下げのタイミングやポイントについては下記のコラムでも詳しくご紹介しています。
不動産売却で値下げのタイミングはいつ?ポイントを押さえて上手に売ろう

 

値下げ交渉を想定した価格設定を考える

不動産売却で購入希望者から値下げ交渉をされるのはよくあることです。
そのときには頑なに値下げに応じないよりも、少しでも値下げをして歩み寄った方が購入決定を後押しする可能性があります。

そのため、値下げ交渉に応じる前提の売り出し価格を設定するのも決め方のひとつです。
とはいえあまり高すぎる売り出し価格は検討からも除外されてしまうので、できるだけ適正価格の範囲内で考えましょう。

 

まとめ

・不動産の売り出し価格と査定価格との違い
不動産の売り出し価格とは実際に売り出す際の設定価格で、売主が自由に決められます。査定価格とは不動産会社が過去のデータなどから割り出した「3ヵ月程度で売却できるであろう価格」。売り出し価格は査定価格をベースに検討・設定がされます。

・不動産の売り出し価格の決め方は?
売り出し価格は査定価格や類似物件の成約価格を踏まえて検討・設定します。「高く売る」「早く売る」のどちらに優先順位を置くのかを明確にし、高く売りたいなら希望売却額でじっくり売る、早く売りたいなら最低売却額に近づけて売るといった決め方も。

・不動産の売り出し価格を設定する際の注意点
不動産の売り出しを決めるときには、最低売却額を決める、売却スケジュールを考える、値引き交渉があることを念頭に置くといったことがポイント。売却を急いでいないからといってダラダラと長引かせては余計売却しづらくなってしまいます。

 

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滝川店 上家 郁也スポーツ全般が大好きで、サッカー、バスケット他いろいろな競技を行ってきました。体力とチームワークには自信があります。お客様満足を目指して、精一杯対応致します。又、以前は別会社で賃貸仲介業務に携わっていました。 売却、購入ともに、ご提案の際には実際の賃貸との比較など、経験を生かしたご提案をさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。

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