不動産売却のコツ2021.07.31
こんな物件は売りづらいかも・・・あなたの不動産は当てはまる?
あなたが持っている物件を売却したい場合、「ちゃんと売れるのかな」と不安に感じられることもあるでしょう。
物件の状態が一般的に見てあまり需要が高くない場合は、どうしても買い手が付きにくく、売却を行うのが難しくなってしまいます。
こちらでは、売りづらい物件の特徴について紹介するので、売却をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
需要が低い不動産の特徴
一般的に需要が高い物件は価格が高く、買い手がすぐに見つかり、需要が低い物件は価格が安く、買い手がなかなか見つからないとされています。
よって、需要が低い物件を持っている場合、思うように売却活動が進みづらくなってしまいます。
では、需要が低い物件とはどのような物件なのか、あなたが持っている物件と照らし合わせて確認してみてください。
面積が大きすぎるor小さすぎる
「広ければ広いほど資産価値が高い」のは少し解釈が誤っており、実は面積が広ければ広いほど並行して価格も高くなってしまうため、どうしても買い手がつきにくい状況になってしまうのです。
昨今のコロナ禍の影響により、収入に直結している方も少なくなく、そういった背景から、「住宅に高い金額をかけたくない」という考えの方が少しずつ増えてきている事実があるのです。
また、面積が広ければ広いほど、大人数で住まないと部屋を持て余してしまう、掃除が大変といった日常的な不安も感じられるでしょう。
一方、面積が小さすぎる場合も買い手がつきにくい傾向にあります。
面積が小さければ物件価格も比較的安くなるのですが、十分な広さの居住スペースを確保することができないため、現実的に「購入は難しい」と考え、買い手が遠ざかってしまいます。
立地が非常に悪い
田舎など、一人一台車を使いこなすような地域であれば、利便性はそこまで気にならないでしょう。
しかし、地方都市で生活しているような方や、電車通勤、通学を行う方は、最寄駅までのアクセスを非常に気にします。
最寄駅までかなり遠い場合は、必然的に通勤、通学に時間がかかってしまい、天候によっては家族の送迎が必要になるケースもあります。
そういった観点から「住みづらい」と判定されてしまう可能性が高く、すぐに買い手が見つからない場合があります。
例えば、最寄駅まで徒歩20分くらいであれば、自転車や公共機関を使えば、特に問題なく徒歩でもたどり着くことができます。
しかし、徒歩30分以上離れている上に、公共機関が全く走っていないような立地だと、明らかに交通の便が悪いと判断されてしまうのです。
災害警戒区域である
全国には災害の影響を受けやすい地域と、あまり受けない地域と、二極化している現状があります。
災害の影響を受けやすい地域の物件となると、買主が災害時にどのような影響を受けるのか心配します。
台風や地震、大雨など、日本では毎年多くの自然災害により影響を受けている地域があるため、物件の購入前にハザードマップを確認することは今や当たり前になっています。
そのハザードマップで「災害警戒区域」と示されている地域に関しては、買い手からするとマイナスポイントとなってしまうため、なかなか売却が進まない可能性があります。
また、近年影響が大きくなっている台風、大雨の影響を受けやすい沿岸部に関しても、デメリットとなり、デメリットをカバーできる安全性が重要なポイントとなります。
売りづらい不動産を持っている場合はどうしたら良い?
売りづらい物件を持っていても、諦める必要は全くありません。
売りづらいとされる物件であっても売却する方法はいくつかありますので、ぜひこちらで紹介する方法を試してみてくださいね。
不動産会社に買い取ってもらう
一般のお客様を対象にする仲介で売却する場合は、条件が悪いと必然的に買い手が見つかりにくく、売却期間が伸びてしまうことが危惧されます。
しかし、不動産会社が直接その物件を買い取ってくれれば、売却完了するまでの期間を気にすることなく、すぐに現金化することができ、物件を手放すことが可能です。
不動産会社の中には、条件が悪い物件を専門に取り扱うところも存在していますよ。
価格を下げて売る
希望価格が高いといくら条件の良い物件であってもすぐに買い手がつくのは難しいでしょう。
景気が良いとは言えない現状から考えると、「少しでも安く購入したい」と思う方がほとんどです。
価格の高さと合わせて条件も悪いとなると、それこそなかなか買い手がつかなくなってしまいます。
早く買い手を見つけたいのであれば、思い切って売り出し価格を下げるのも一つの方法です。
条件が悪い物件は不動産買取がおすすめ
条件が完璧に整っている物件を持っている方ばかりではないので、売却に苦労される方も少なくありません。
しかし、条件が悪くても不動産会社に買取を依頼することで、仲介のような「売れない」ストレスを感じることなく、物件を手放すことができますよ。