ローンやお金のこと2022.03.24

同居するなら検討したい「親子リレーローン」のメリットや注意点とは?〜その2

二世帯住宅を建てるなら、親と子で一緒に1本の住宅ローンを組み、二世代で返済していく「親子リレーローン」という選択肢があります。親から子へバトンをつなぐように、最初の期間は親が借入を返済し、途中から子が返済を引き継ぐため、「親子リレー返済」などとも呼ばれます。

収入的に、単独では住宅ローンを組めない場合や、親が高齢で返済期間が十分に確保できないといったケースで利用されています。

前回の記事では、親子ペアローンとの違いや、親子リレーローンの申込要件について解説しました。今回は、住宅金融支援機構の長期固定金利住宅ローン・フラット35の『親子リレー返済』について見ていきましょう。

 

フラット35の『親子リレー返済』

住宅金融支援機構は、住宅購入のための資金供給を支援して、住生活向上への貢献を目指す独立行政法人です。全国の金融機関と提携して全期間固定金利型の住宅ローン・フラット35を提供しており、自分に合った金融機関から借入先を選ぶことができます。

フラット35は、最長35年の返済期間中ずっと金利が固定されるため、返済計画を立てやすいというメリットがあります。特徴や、融資対象となる住宅の主な要件を整理してみましょう。

・最長35年間、全期間固定金利で借入可能
・保証人や繰り上げ返済手数料が不要
・住居購入時の費用(住居代金以外)も借入可能
・住宅の床面積が、一戸建て住宅で70平方メートル以上、マンションなどの共同住宅で30平方メートル以上のもの
・住宅金融支援機構が定めた技術基準に、住宅の耐久性などが適合する住宅(適合証明機関の検査を受け、適合証明書の交付が必要)

フラット35の『親子リレー返済』には、以下のような特徴があります。

●親が団体信用生命保険を利用できる

一般的に、親子リレーローンは、子だけが団体信用生命保険(団信)に加入ものが多いですが、フラット35の『親子リレー返済』の場合は、親と子、どちらが団信に加入するかを選ぶことができます。

親が団信に加入した場合、保障が受けられるのは満80歳まで。親が80歳になったら、手続きをすることで子の加入に切り替えることができます。

 

●親の年金も収入として認められる

住宅ローンの中には年金を収入の対象としているものもありますが、年金の額や年齢などから希望通りの金額の借入は難しい場合が多いでしょう。

その点、フラット35の『親子リレー返済』であれば、定期的な給与のほかに公的年金も収入として認められます。そのため、親が定年退職した後でも、年金収入があれば親子リレーを組むことができます。親と子、2人の収入を合算できるため、借入可能額が増額でき、借入期間も長くできる可能性が高くなるため、ゆとりをもった返済計画が立てられます。

次回は、親子リレーローンにはどのようなメリットや注意点があるのか、具体的にみていきます。

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同居するなら検討したい「親子リレーローン」のメリットや注意点とは?〜その2

札幌手稲店 野口 祥子

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