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引越しや住み替えのこと2021.08.11
定年後の住み替えはどうする?選択肢ごとのメリットや選ぶポイントを確認!
こんにちは!イエステーション北章宅建 滝川店の上家です。
定年後は、老後の新たな人生のステージとなります。
そのため、定年退職後に家の住み替えを検討する方も多いです。
今回は定年後の住み替えを検討・実施するタイミングや、退職後の住み替え先の選択肢などのお話です。
どんなタイミングで住み替えを検討することが多いのか、住み替え先の選択肢ごとのメリット・デメリット、定年後の住み替えにおけるポイントや注意点などをご紹介します。
定年後の住み替えを行うタイミング、考えるタイミングとは
定年後に住み替えを検討する方は少なくありません。
具体的には以下の3つのタイミングで、住み替えを検討・実施するケースが多いです。
仕事を定年退職したタイミング
「通勤がなくなるので、通勤の利便性を考えずに好きなエリアに引っ越したい」「家で過ごす時間が増えるので、家時間を楽しめる家に住み替えたい」ということから、住み替えを検討する方が多いです。
退職金を住み替えの資金とできるので、住み替えを検討しやすいタイミングといえるでしょう。
子どもが独立したタイミング
子どもが独立して家を出て行ったことで部屋が余り、管理のしやすいコンパクトな住まいに住み替えを検討するケースも。
コンパクトな家に住み替えることで掃除や維持管理の手間が少なくなるため、負担が軽減されます。
家の老朽化やバリアフリーの必要性が気になったタイミング
長く暮らしている家では、家の老朽化が気になるもの。
加齢によりバリアフリー化が必要になることもあるでしょう。
経年劣化の修繕やバリアフリーが必要なタイミングで、リフォームでは工事費用や工事中の仮住まいなども必要となるため、住み替えを選ぶ方もいらっしゃいます。
定年後の住み替え先の候補は?住み替えない場合の方法も
定年後に住み替えを検討する場合、住み替え先の選択肢は大きく4つ。
それぞれのメリットやデメリットをご紹介します。
戸建て住宅
新たに戸建て住宅を買って住み替えるケース。
自分の持ち家であれば自分好みにリフォームも可能で、将来的にバリアフリーが必要になった場合のリフォームも自由に施すことができます。
庭でのバーベキューや家庭菜園などを楽しみたい人にもぴったり。
子どもに建物や土地を資産として残せることもメリットのひとつでしょう。
ただし、高齢で定年済みだと住宅ローンが通らない場合もあるので、購入資金の準備についてしっかり検討が必要です。
また、戸建て住宅は建物管理維持はすべて自分でやらなくてはいけないので、手間がかかるという点はデメリットです。
マンション
夫婦2人でコンパクトなマンションを購入し、住み替えるケースも多いです。
コンパクトで掃除や管理がしやすいこと、管理会社による管理やセキュリティがしっかりしていることがメリット。
立地条件が良いマンションは、売却する際にもスムーズに売却しやすいというメリットもあります。
戸建てと同様、住宅ローンの利用ができない可能性もあるため、資金の確保が必要です。
また、将来的にバリアフリーのリフォームをしたいと思ったときに、マンションではリフォームできる場所や内容が戸建てよりも制限されます。
どこまでリフォームが可能かも、事前に確認しておくと良いでしょう。
住み替え先を戸建てにすべきかマンションにすべきか迷っている方は、こちらのコラムもご覧ください。
シニアの住み替えは戸建てかマンションか?物件選びのコツと注意点
賃貸住宅
賃貸住宅への住み替えは、戸建てやマンションを購入するよりも初期費用が少なく済むのがメリット。
売却金を初期費用に充てても、まとまったお金を手元に残すことができ、住み替え後の生活費などの計画も立てやすいでしょう。
新築や築浅物件も予算内で選びやすく、固定資産税の負担や庭や建物の管理維持の心配もいりません。
ただし自分の所有物件ではないので、バリアフリーリフォームなどを自由に行うことはできません。
高齢者向け住宅
高齢者専用の賃貸マンションや施設などに住み替えるという選択肢もあります。
専門スタッフが常駐していて生活のサポートを受けることができ、家事の負担も減ります。
介護や医療の専門スタッフが常駐している施設もあり、将来、介護・医療ケアが必要になる可能性も見越した準備ができます。
また、フィットネスジム・レストラン・温泉などを併設するマンションもあり、老後のセカンドライフを楽しむ選び方もできます。
ただし、施設の限りがあるため、希望のエリアの施設に入居できるとは限らないのがデメリットです。
空き部屋がなければ入居までに年単位で待機が必要になる場合もあります。
施設の充実度が高いほど金額も上がるため、資金計画も必要でしょう。
子供と一緒に二世帯住宅
二世帯住宅に建て替えて、住み替えるケースも。
玄関のほか、水回り、リビング、ダイニングを共有する「完全同居型」、玄関や水回りなどの一部を共有する「部分共用型」、玄関を分ける「完全分離型」があります。
共用部分が多いとストレスになってしまう場合もありますが、完全分離型にすればプライバシーを確保した暮らしが可能です。
介護が必要になったときなど、いざというときに安心な面もありますね。
住み替えない場合は建て替えやリフォームという選択肢も
住み慣れた家を離れたくない、住み替えはしないという場合は、建て替えやリフォームで家を生まれ変わらせるという選択肢もあります。
住み替えせず建て替えやリフォームをするメリットは、やはり住み慣れた家や土地を離れなくて済むという点です。
工事内容によっては、新たに戸建てやマンションを購入するよりも費用を抑えることもできるでしょう。
特定のリフォーム工事を行う場合は、条件はありますが自治体や国からリフォーム費用の一部に助成金や補助金を受けられるケースもあります。
デメリットは、住みながらの建て替えや大規模リフォームは難しく、仮住まいが必要になる点。
工事内容によっては大きな費用がかかることもあり、資金計画にも注意が必要です。
古い家に住んでいてこれからの住まいをどうすべきか迷っている方は、ぜひこちらのコラムも参考にしてみてくださいね。
古い家は、建て替え、住み替え、リフォーム?賢い選択のためのポイントとは〜その1
古い家は、建て替え、住み替え、リフォーム?賢い選択のためのポイントとは〜その2
定年後の住み替え先の選び方や住み替え時の注意点もチェック
定年後の住み替え先を選ぶ際、重視したいのは「立地や周辺環境」と「部屋の間取りや設備」です。
具体的には以下のようなことをチェックしましょう。
【立地や周辺環境】
- 交通の便が良い
- スーパーやドラックストアなどが近い
- 病院が近い
- 使う道に坂道や階段がない など
【部屋の間取りや設備】
- 段差のないバリアフリー構造
- 防犯カメラなどのセキュリティ設備
- 寝室とトイレが近いなど便利な生活動線
そのほか、必要な部屋だけのコンパクトな間取りにするのも移動距離が短く暮らしやすいポイントと言えます。
また、現在の住まいの近く、子供が住んでいる場所の近くなど知り合いや家族がいる地域に住み替えると安心という声もあります。
一方でセカンドライフを楽しむために、一度住んでみたかった憧れの土地や、行政サービスが充実した地域を選ぶケースもあり、理想の暮らしを早いうちに話し合っておけると良いですね。
定年後の住み替えに関する注意点
定年後に住み替えをする場合は、以下の3点に注意しながら検討しましょう。
購入資金の確保
新たに一戸建てやマンションを購入して住み替える場合、高齢で退職済だと銀行系の住宅ローンを組むのが難しい場合があります。
金利の高いノンバンク系の住宅ローンを利用するか、自己資金で購入するか。
リフォームローンも、住宅ローンよりは金利が高いです。
いずれにしても資金計画は余裕をもって早めに立てましょう。
購入後の生活設計
自宅の売却費用を元手に住み替えをする場合も、引っ越し後の生活費について見通しを立てておきましょう。
「住み替え費用で預金をほとんど使ってしまった!」となってしまっては、住み替え後の生活に不安が残ってしまいます。
売却や相続
住み替えで新たな家を購入する場合、将来的にその家を売却、または相続することまで見越して物件を選ぶと良いでしょう。
立地の良い物件は需要も高く、古くなってもスムーズに売却を進められる傾向があります。
まとめ
・定年後に住み替えを検討するタイミングとは
定年後に住み替えを検討するタイミングは、定年退職したタイミング、子どもが独立したタイミング、家の老朽化やバリアフリーの必要性が気になったタイミングです。新たなライフスタイルに応じた住まいを検討しましょう。
・定年後の住み替え先の候補や住み替えない場合の選択肢
定年後の住み替え先として候補になるのは、戸建てやマンションの購入のほか、賃貸住宅、高齢者施設、二世帯住宅などです。住み替えずに今の住まいを建て替えやリフォームするという選択肢もあります。
・定年後の住み替え先の選び方や注意点
定年後の住み替え先を選ぶ場合は、立地や周辺環境、間取りや設備などを重視。新しいライフスタイルにマッチする住み替え先を検討しましょう。また、資金計画や住み替え後の生活設計、将来売却や相続をすることまで見越した住み替え計画が大切です。
北章宅建は、不動産に関するご相談を全て無料で対応しています。
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著者
滝川店 上家 郁也スポーツ全般が大好きで、サッカー、バスケット他いろいろな競技を行ってきました。体力とチームワークには自信があります。お客様満足を目指して、精一杯対応致します。又、以前は別会社で賃貸仲介業務に携わっていました。 売却、購入ともに、ご提案の際には実際の賃貸との比較など、経験を生かしたご提案をさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。
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