不動産管理コラム

不動産管理のこと2024.01.30

アパートの入居率はどのくらい?入居率を高める方法や管理会社の選び方

こんにちは。イエステーション北章宅建 管理事業部の佐々木です。

アパートなど不動産経営をしていく中で、気になるのが入居率。
入居率はそもそもどのくらいの比率であれば良いのか、わからないという方も多いかもしれません。

そこで今回は、アパートの入居率について解説。
アパートの入居率の目安や、入居率を高める方法、入居率を高めるための管理会社の選び方などもあわせてご紹介します。

アパートの入居率

 

アパートの入居率の目安

アパートの入居率とは、全部屋数に対して入居している部屋の割合のことを指します。

公益財団法人日本賃貸住宅管理協会「日管協短観(2022年度)」によると、アパート経営の全国平均入居率は95.3%。
首都圏は95.8%、関西圏は94.9%、その他の地域では92.9%となっています。

アパートの入居率は、95%以上を目標にすると良いでしょう。
95%を確保できていれば、安定した経営状態を保つことができます。

 

アパート入居率の計算方法

入居率の計算方法はいくつかありますが、一般的に次の計算方法で算出します。

■入居率(%)={(賃貸可能な物件の戸数-空室戸数)÷賃貸可能な物件の戸数}×100

注意したいのが、そのときの入居率ではなく、年間の入居率として算出するということ。
長期的な比率を計算することで、実際の入居率が見えてきます。

例えば、部屋数が15部屋あるアパートで、3カ月間にわたり3部屋が空室の場合の入居率は、次のように計算します。

<賃貸可能な物件の戸数>
15部屋×12カ月=180部屋

<空室戸数>
3部屋×3カ月=9部屋

<入居率>
{(180部屋-9部屋)÷180部屋}×100=95%

この場合、このアパートの入居率は95%ということがわかります。

ただし、どの時点での空室をカウントするかは管理会社によって異なりますので、どういった基準で入居率を計算・表示しているかを確認した上で数値を把握しましょう。

このほかにも、ある一定時点における入居率を計算する「時点入居率」、年間稼働日数に占める入居日数の割合を計算する「稼働入居率」、満室時の賃料に対する賃料の割合を計算する「賃料入居率」という計算方法などがあります。

 

アパートの入居率を高める方法

ペンキ

アパートの入居率を高めるためには、入居したいと思える環境づくりが重要です。

アパートの外観や共用部分、設備などはしっかり整備しましょう。
劣化していたり、掃除が行き届いていなかったりすると、良い印象は持てません。
管理が行き届いていないアパートは、セキュリティ面でも不信感を与えてしまいますので、定期的にメンテナンスや掃除を行うことが大切です。

また、周辺のアパートとの差別化を図ることも、入居率の向上につながります。
宅配ボックスなど便利な設備を導入したり、インターネットを無料にしたりと、入居への付加価値を高める工夫をしましょう。

なお、アパートの管理を管理会社に委託する際は、管理会社選びも入居率を左右する要因となるため、注意が必要です。

アパートの空室が埋まらない原因や入居者募集のコツについては、下記コラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
アパートの空室が埋まらない原因とは?空室対策と注意点を解説
入居者募集のコツとは?募集方法ややるべきことも解説

 

アパートの入居率を高めるための管理会社の選び方

入居率を高めるためには、どの管理会社にアパート管理を委託するかも重要です。

管理会社選びのポイントは次のとおりです。

  • アパートのあるエリアが得意
  • 管理物件の戸数が多い

管理会社ごとに得意なエリアがあり、得意なエリアでは多くの仲介店舗と幅広いネットワークを築いています。

また、そのエリアに詳しければ、入居希望者にもエリアの魅力や物件の魅力をアピールすることができます。
自分のアパートがあるエリアの仲介を得意としている管理会社は仲介力が高いため、管理会社を選ぶ参考にしてみてくださいね。

また、管理している賃貸物件の戸数にも注目を。
戸数が多いということは、そのぶん入居率を高めるノウハウを持っているということです。
管理会社の実績もぜひチェックしてみましょう。

 

まとめ

●アパートの入居率は95%以上を目標に
アパートの入居率とは、全部屋数に対して入居している部屋の割合のこと。2022年度のアパート経営の全国平均入居率は95.3%。アパートの入居率は95%を確保できていれば、安定した経営状態を保つことができるでしょう。入居率は「入居率(%)={(賃貸可能な物件の戸数-空室戸数)÷賃貸可能な物件の戸数}×100」で算出します。

●アパートの入居率を高める対策
アパートの入居率を高めるためには、入居したいと思える環境づくりが重要です。アパートの外観や共用部分、設備などは、定期的にメンテナンスや掃除を行なって整備しましょう。

●入居率を高めるには管理会社選びが重要
管理会社選びのポイントは、「アパートのあるエリアが得意」「管理物件の戸数が多い」こと。管理会社は、多くの仲介店舗と幅広いネットワークを築いている得意なエリアがあります。また、管理している賃貸物件の戸数が多いということは、そのぶん入居率を高めるノウハウを持っているということですので、実績にも注目してみてくださいね。

北章宅建では、都市部以外の賃貸アパート・戸建てを中心に不動産管理を行なっております。
入居率など不動産管理のことでお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

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著者
アパートの入居率はどのくらい?入居率を高める方法や管理会社の選び方

栗山店 佐々木 博明不動産オーナー様の大切な資産の管理と、入居者様の住環境維持に努めてまいります。些細なことでもお気軽にご相談ください。 どうぞ、よろしくお願い致します。

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