Vol.471札幌手稲店
不動産市況:札幌市手稲区(検証月 2025年5月)
■検証月:2025年5月
■報告担当:小林康之
■所属店舗:札幌手稲店
■担当地域:札幌市手稲区
不動産売却中物件数(札幌市)
土地 2,252件(前月比- 16件 前年比- 99件)
戸建 2,352件(前月比- 27件 前年比- 358件)
マンション 3,332件(前月比- 156件 前年比- 461件)
合計 7,936件(前月比- 199件 前年比- 958件)
※アットホーム数値より
売主様の動き、雰囲気、感触
・相続による売却相談が依然として多く、特に空家の管理に悩むご相談が目立ちます。
・老朽化が進んだ建物では「解体して更地で売りたい」という意向をお持ちの方が多く見受けられます。
・売却価格に対して慎重な姿勢の方が多く、事前にネットなどで相場を確認したうえで相談される傾向があります。
・一括査定サービスを利用して複数社に同時に問い合わせる方も多く、比較検討しながら売却を進めるケースが増えています。
買主様の動き、雰囲気、感触
・築年数の古い昭和築の住宅は敬遠される傾向があり、検討対象になりにくい印象です。
・費用や間取りの自由度を重視し、新築を前提に土地を探される方が多く見受けられます。
・通学区域を優先して物件を絞り込む方が多く、特に小中学校の学区を重視した動きが見られます。
・お子様の通学やご本人の通勤利便性を重視し、職場や学校へのアクセスを軸に物件を選ばれる傾向が強まっています。
不動産物件の動き、流通市場の雰囲気について
・昭和築の戸建住宅はすでに数が少なくなっており、市場ではほとんど見かけなくなっています。
・平成初期の建物も築30年を超えると、建物としての価値よりも土地としての需要が上回り、解体されるケースが増えています。
・築2~3年の築浅物件も一部流通しており、新築に近い条件を求める購入層に人気があります。
・全体的には価格が緩やかに下落傾向にあり、売主側には価格の見直しも視野に入れた対応が求められる場面が増えています。
担当営業より所感、一言、今後の市場環境予測
今後の不動産市況は、物件の供給過多や物価・金利の上昇などの影響を受け、購入を検討する方がより慎重に判断する傾向が強まっています。これにより、「多少高くても売れる」という状況は薄れつつあり、今後は価格が下落傾向に進む可能性があると考えられます。
※本情報は各関連データをまとめた上で3 か月程度の検証を行い、反映させています。
※より直近の生の市場情報は担当営業へ直接ご相談頂ければと思います。
※査定、ご相談はご事情問わず、全て無料で承っております。お気軽にお問合せ下さい。
著者

札幌手稲店 小林 康之不動産業に携わる者として公正で安全な取引を心がけ、お客様の立場に立って最善の方法をご提案いたします。 一緒に住まいの華を咲かせましょう。
この担当者のページ この担当者がいる店舗のページ