【お客様の背景】
■売買の別：売却
■氏名：Ｎ・Ｔ 様
■年代：70代
■ご職業：会社員・公務員
■お住まいの地域：恵庭市恵み野
■ご相談の地域：札幌市西区
■売却理由：資産処分
■お問合せ方法：ネット

【ご相談内容】
札幌市西区に現在賃貸で貸している戸建があります。築40年以上が経過した古い物件です。あちこちが傷んできましたが不具合のたびに修繕していてもきりがないので、賃借人さんには申し訳ないのですが、退去していただき、解体して売却したいです。査定価格をしてもらいたいのと、賃借人さんにトラブルなく退去してもらう方法はありますでしょうか。

【ご提案した解決策】
まずは土地としての査定と解体費用の見積りを提示し、手取り額などをご説明しました。賃借人さんに対しては、契約内容にもよりますが、普通借家契約の場合①退去希望の6ヵ月前告知＋②正当事由が必要となります。もし退去を拒まれた場合は、例えば引っ越し費用を出す、家賃の3ヵ月分支払うなど互いに納得する妥協案を話し合います。今回は6ヵ月前に書面で、建物の老朽化により倒壊などの心配があり、補修には非現実的な補修内容と費用がかかることを理由に告知しました。無事ご理解が得られ、お約束期日までに退去いただき、売却することができました。また、賃借人さんとの交渉は非弁行為となるため、仲介会社では行えず、オーナー様または弁護士が行う必要がありますので、今回はオーナー様にアドバイスしました。

【担当営業として大切にした要点】
退去勧告に関して弁護士さんに相談しても思うように進まない例がしばしば見受けられます。また賃借人さんとの交渉は非弁行為となるため、仲介会社では行えませんが、オーナー様が行うにあたってトラブルにならないよう打ち合わせを重ねながら進めました。