マンションのこと2021.11.18
マンションを購入後にすぐに売却したい。損をしない方法はある?
近年のコロナ禍もあり、購入したばかりだけど「急いでマンションを売却しなくては」という方も少なくないでしょう。
このような理由に限らず、マンションを購入してすぐに売却となるケースがありますが、損をしてしまうのか不安になるところです。
今回は、マンション購入後すぐに売却する時のポイントについてご紹介します。
マンション購入後にすぐ売却したいケース
マンションを購入したけど、すぐに売却したい主なケースは下記の4つです。
① マンションの管理費や修繕費が高くなってしまった
② 通勤や生活環境が合わない
③ 結婚や離婚、出産など家族構成が変わる
④ 近隣トラブル
⑤ 住宅ローンが支払えない
・マンションの管理費や修繕費が高くなってしまった
マンションを購入して、数カ月後には管理費や修繕積立費が値上がりしてしまい、家計の計算が合わなくなってしまった場合です。
タイミングによっては、万単位で支出が増えてしまうこともあります。
管理費や修繕積立金は、毎月の住宅ローンの支払いと同じくらい重要なポイントです。
購入する前に、マンションの修繕計画を確認しておくようにしましょう。
・通勤や生活環境が合わない
住んでみたら、思っていたより職場までの通勤に時間がかかった・・・ということもあります。
また、スーパーなどの店舗が近くになく、生活してみたら大変だった・・・というように住んでみて初めてわかったというケースも、すぐに売却となる大きな理由です。
通勤や日常生活の不便さは、毎日のことで永続的に続きます。
住みなれない土地での不動産購入の場合は、生活のシミュレーションをしっかりして購入するようにしましょう。
・結婚や離婚、出産など家族構成が変わる
家族構成の変化は引っ越す大きな原因です。
特に離婚の場合には、共同名義で購入したマンションだとすぐに売却ということになるでしょう。
・近隣トラブル
近隣トラブルは住んでみないとわからない部分です。
解決できない場合や耐えきれない場合は、精神的な負担も大きく耐えがたい苦痛となってしまいます。
このような場合も、仕方なく売却するということもあるでしょう。
・住宅ローンが支払えない
経済不安定な状況もあり、収入が減ってしまった・・・、転職せざる得なくなった・・・というケースもあるでしょう。
このような場合は、住宅ローンを支払えなくなってしまう可能性もあり、マンションの売却を検討するしかないという状況です。
すぐに売却すると損をする?損をしないためには
マンションを購入してすぐ売却すると損をするのでは?と思っている方も多いでしょう。
そのような不安もあり、なかなか売却に踏み切れないという方もいます。
しかし、現実的にはそこまで損失を心配することもなく、どちらかと言うとなるべく早く決断をした方が良い方向に進む可能性があります。
売却の時のポイントとしては3つ。
① 築年数が進むまでに売却する
② 不動産市場的にも損はしにくい
③ なるべく買取は避ける
・築年数が進むまでに売却する
マンションの物件価格は、築年数によって価格が下がっていきます。
築年数が購入時と比べて経過していない程、価格の下落は少なく済むため、損をしないためには築年数を気にして売却を考えましょう。
ただし、新築マンションを購入してすぐに売却する場合には、価格の下落がある程度ある可能性が高くなります。
なぜなら、新築マンションの価格は新築プレミアムとも言われ、新築のメリットと宣伝費などが上乗せされているからです。
その分の値下がりは、想定しておいた方が良いでしょう。
・不動産市場的にも損はしにくい
不動産市場が落ちている状況であれば、同じ築年数でも価格がさがってしまう可能性があります。
しかし、現在は不動産市場の動向は全体的に下がっていないため、損をしないためには不動産市場が良いタイミングでの売却がおすすめです。
エリアによってはまだ上昇しているところもあるので、損失が大きくなる可能性は低い状況と言えます。
・なるべく買取は避ける
マンションを売却する時に、急いでいる場合やなかなか買い手がつかない場合は、「買取」の方法があります。
これは不動産会社に買い取ってもらう方法であり、急いでいる場合には有効です。
しかし、通常の売却相場よりも価格が安く買い取りとなってしまうので、特別な理由がない限りオススメはできません。
早めの決断は損失の軽減につながる
マンション購入後、すぐに売却をしたい場合でも損失を大きく不安視する心配はありません。
築年数の経過を抑え、少しでも時間に余裕を持って売却することで、売却価格を下げずに済む可能性も高くなります。
売却までの時間が迫られると、損失を招く原因ともなるので注意しましょう。