不動産売却のコツ2021.06.17

物で溢れかえってしまった家を売りたい!どこから進めたら良いのか?

気づけば家の中が物で溢れかえってしまったという住宅。
一度散らかってしまった家の中を片付け、さらに売却するとなると大変な労力が必要です。
もし、両親や親族が、一人で暮らせなくなるなどして、その家が必要でなくなった場合、どのように売却を進めていけば良いのでしょうか。
散らかった家を片付け、売却が完了するまでの流れをこちらでご紹介しますので、「どこから始めたら良いのか」と迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

散らかった家の売却方法には三種類ある

散らかった家を売却する方法には大きく分けて三種類あります。
それぞれの方法について詳しく紹介していきますので、メリット、デメリットも併せて見ていきましょう。

散らかった状態でそのまま売却する

一つ目は、散らかった物をそのまま残して売却する方法です。
散らかった物を自力で処分したり片付けたりするのは、非常に骨の折れる作業ですし、高齢の方や病気やケガをしている方は、思うように片付けをすることが難しいでしょう。
実は、物を残したまま買い取ってくれる不動産会社も存在しますので、諦めずに一度ご相談することをおすすめします。
そのままの状態で売却すると、片付ける手間や労力がかからないという点や、買取が成立することによって確実に物件を手放すことができるといったメリットがあります。
しかし、不用品を処分する費用などを差し引きすると相場よりも安い価格で買い取られてしまう可能性がありますので、条件と価格を確認し自分が納得できる場合に依頼すると良いでしょう。何社か見積りを取って比べてみるのもおすすめです。

不用品を処分してから売却する

二つ目の方法が不用品を処分してから売却するというものですが、一般的にはこのやり方が用いられることが多いです。
ただし、不用品の量によっては、かなりの労力がかかったり、一つ一つ持ち物を処分していくことで結局高い費用がかかるケースもありますので、急いで手放したいという方にはおすすめできません。
ただし、不用品回収会社や片付け専門業者に依頼するよりは、自分で片付ける方が安く、持ち物の分別もしやすいといったメリットがあります。
また、できるだけ元の状態に戻すことによって、高い価格で売れる可能性があり、立地等の条件によっては、需要が高い物件に変わる可能性があります。

更地にして売却する

三つ目の方法は、不用品を処分し、建物も解体してから売却するという方法です。
この方法は最も時間、費用、労力を要することになりますが、建物の築年数が古い場合には有効だと言えるでしょう。
築年数が古い建物に関しては、基本的に資産価値が落ちてしまうことが多いですが、土地にしてしまえば関係ありません。
よって、土地だけの状態にしてしまった方が、その後の用途に合わせた建物を建てることができるので、需要が高まる可能性があります。
ただし、膨大な不用品を処理したり、更地にする時間、労力がかかることから、「売却に時間がかかっても問題ない」という方向けの方法です。

売却する際の手順を紹介

散らかった家を売却するには大きく分けて三種類の方法がありますが、いずれの方法もメリット、デメリットが存在します。
初めて売却する際には何から始めるべきなのか、大まかな流れを知った上で売却に踏み切るようにしましょう。

より高く売りたい場合はできるだけ元の状態に近づける

不用品を処分してから売却したいとなった場合、まずはできるだけ物件を元の綺麗な状態に戻していく作業が必要です。
散らかった物や持ち物の処分、片付けを行い、劣化している箇所は補修をしてから売却に出した方が高い金額で売れる可能性があります。
また、ハウスクリーニングやキッチン、お風呂などの交換、リフォームを行うことで、より需要が高い物件に近づけることができます。

物件の価格相場を調べる

物件の売却を決めたなら、立地や築年数、広さなどで似たような物件がどのくらいの価格で売れているのか、わかる範囲で調べておくと良いでしょう。
おおよその価格相場を知っておくことで、どのような売却方法を選ぶにしても、価格や条件が妥当かどうか判断する基準になるはずです。

不動産会社を選び査定をしてもらう

基本的に物件を売却する際には、不動産会社を通じて依頼するやり方が主流ですが、実際に査定に出してみて、査定価格を算出してもらいましょう。
自分で調べた価格相場とかけ離れていないかどうかを確認したり、相場よりも安い場合は、何が原因なのかを知っておくことが大切です。
また、査定を依頼する際には、一社だけではなく、比較検討を行うためにも複数の業者に依頼した方が良いとされています。

不動産買取か仲介かを選ぶ

売却には不動産会社に直接物件を買い取ってもらう方法か、一般の購入希望者に向けて販売活動を行ってもらう仲介か、二種類から選ぶことができます。
早く買い取ってもらいたいなら不動産買取を、仮に時間がかかったとしても高く売りたいなら仲介を選ぶと良いでしょう。

不用品を処分できなくても諦めない

基本的には不用品をそのままにしておくよりも、処分したりハウスクリーニングなどを行い、綺麗な状態にしてから売却した方が売れる確率が上がり、価格も高くなる可能性があります。
しかしながら、売主にも様々な事情があるはずです。遠方に住んでいたり、片付けに時間や手間をかけられず、空き家を放置してご近所に心配をかけるぐらいなら、早めに手放したいと考える場合もあるでしょう。そういった場合は無理をせず、残置物ごと買い取ってくれる不動産会社に一任することも、検討する価値があります。
それぞれのご事情に合わせて、不動産会社のサービスを活用してみてください。

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著者
物で溢れかえってしまった家を売りたい!どこから進めたら良いのか?

札幌手稲店 野口 祥子

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