不動産売却のコツ2022.06.04

平屋の家は売れる?平屋のメリットを知って上手に売却を〜後編

一般的に、住宅は2階建てが主流。その中で平屋を売りに出しても「買い手が見つからないのでは…」と不安に思う人もいるかもしれません。

しかし平屋には、階段の上り下りで生じるリスクや負担が少なく、間取りに開放感があるなど、2階建てにはない様々な魅力があります。特に子どもが独立した後のご夫婦や、まだ目が離せない小さなお子さんのいる家庭に需要があります。

今回は、平屋をスムーズに売却する方法について解説します。

建物の状態によっては解体も視野に入れて

平屋そのままでも需要はありますが、戸建てを希望するのはファミリー世帯が多いため、部屋数がある2階建ての方が売却しやすいのも事実。平屋を売却する場合、建物の状態によっては解体やリフォームを検討する必要があります。

ある程度の経年劣化であれば、リフォームによって価値を上げることができますが、築年数が20〜25年以上の木造住宅は、市場価値はほとんどありません。これだけ築年数が古い場合は、リフォームしても買い手を見つけることは難しいため、解体して更地にする方がお勧め。平屋は土地が広い場合が多いため、更地にした方が需要があり、高く売却することも可能です。

ただし、解体にも多額の費用がかかります。自分だけで判断せず、不動産会社に相談してから決めるといいでしょう。

平屋を解体する費用はいくらかかる?

住宅の解体費用は、主に解体する建物の構造と広さ(建物の延べ床面積)で決まります。解体費用のベースとなるのが坪単価です。頑丈な構造であるほど解体に手間がかかるため、解体費用も高くなります。

解体費用は「坪単価×建物の延べ床面積」で計算します。
例えば1坪4万円で延べ床面積30坪の一軒家を解体する費用は
4万円×30坪=120万円

一般的には、以下のような費用が解体費用に含まれています。

●仮設工事費
仮設工事とは、解体作業をスムーズに行うための準備段階の工事です。高所作業のための足場、シート、仮設トイレ、仮設水道・電源などの設置があります。この中で、近隣へのホコリや騒音を防ぐため建物をシートで覆ったり、安全対策のためフェンスで囲うなどの作業を「養生(ようじょう)」といいます。

●解体工事費
住宅を解体する費用です。解体に必要な重機のリース代や作業員の人件費などが含まれ、解体費用全体の約3〜4割を占めています。重機が搬入できない住宅密集地域などでは、手作業で解体することがあります。

●整地費用
整地とは、次の用途のために土地を平らにならし、重機などで踏み固めることです。解体して残った石や破片など細かくて拾いきれないものを、土に混ぜ合わせたり、土を入れ替えたりします。土地に大きな段差がある場合や地盤改良が必要なケースなどは、費用が高額になることもあります。

●廃材処分費
木くずや石こうボード、コンクリート、ガラスなど、建物を解体する際に出た廃材を種類別に分類して処分するのにかかる費用。解体工事の中で最も費用がかかり、その額は費用全体のおよそ4〜5割を占めます。産業廃棄物として種類ごとに適切に処分する必要があるため、安く抑えることはできない部分です。必要以上にコストダウンを迫ったために不法投棄された、ということが起こらないよう注意が必要です。

●諸経費
工事を行う前に近隣へ挨拶したり、工事車両の駐車場代、工事賠償保険、建物の調査費などが諸経費です。家の広さや構造、接道状況など、解体場所の状況によって費用は変わりますが、おおむね解体費用全体の約1割程度です。

解体費用は業者によって費用が異なり、また、見積書に含まれていない費用が存在する場合もあります。複数の解体業者から見積りを取り、費用や内容を比較して選ぶようにしましょう。

平屋を上手に売却するために

ここまで紹介した通り、平屋を売却するには、「解体し、更地にして売却」「リフォームして売却」「手を加えずそのまま売却」の3つの選択肢があります。

どの方法を選ぶかは、建物の状態によります。

築年数が古い平屋は、更地にすることで売却率を高めることができるでしょう。土地だけであれば解体費用や時間がかからず、買い手は自由に活用できるため、建物がある状態よりも多くの需要が見込めます。

築年数がそれほど経っていない平屋は、リフォームするか、そのまま売却するかの二択になります。

水周りや屋根、外壁など劣化や不具合がある部分をリフォームすれば、より高く売却することが可能です。
一方で、自分好みにリフォームするつもりで中古の平屋を探している人もいます。リフォームにかけた分を売却価格に上乗せすると、そうしたニーズを逃す可能性があり、手を加えずそのまま売却した方が良い場合もあります。

不動産会社では、様々なニーズを持つお客様を抱えています。解体やリフォームをするかどうか結論を出す前に、まずは一度、不動産会社にどのような売り方が良いか相談してみましょう。

売却を急ぎたい、解体やリフォームに費用や時間をかけたくないという人は、不動産買取業者に売却する方法もあります。なかなか買い手が見つからず困っている、という場合にも検討してみてください。

 

まとめ

平屋のニーズは年々高まってきており、ターゲットをうまく取り込めれば、買い手が見つかる可能性は十分にあります。できるだけ高値で売りたいなら、リフォームや更地にすることを検討しましょう。

どのような方法で売却するにしても、まずは不動産会社に相談するのが得策。売却に強い不動産会社なら、中古の平屋を求めているお客様を抱えていることも多いからです。

北章宅建でも、不動産に関する様々なご相談に無料で対応しています。平屋住宅を売却したいなど、お困りのことがあればいつでもご連絡ください。

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著者
平屋の家は売れる?平屋のメリットを知って上手に売却を〜後編

札幌手稲店 野口 祥子

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