不動産売却のコツ2021.05.14

自宅を売却するときの下調べ。自分で相場を調べるときの注意点を解説

自宅を売却すると決めたら、「どのくらいの価格で売れるのかな?」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
せっかくなら少しでも高い価格で売りたいはずですが、まずは自宅がどのくらいの価格で売れるのか、相場を知る必要があります。
今回は、自分でできる売却価格の相場の調べ方と注意点についてご紹介します。

売却価格の相場を調べる方法は5つ

実は自分で売却価格の相場を調べる方法は大きく分けて5つあります。
どれも無料で調べることができますので、どれか一つでも試してみると大体の相場が分かる可能性があります。

レインズ・マーケット・インフォメーション

聞き慣れない言葉かもしれませんが、最も確実性のある方法なのがこちらのレインズ・マーケット・インフォメーションです。
これとは別にレインズというサービスもありますが、レインズは会員である不動産会社しか閲覧できない一方で、レインズ・マーケット・インフォメーションは誰でも閲覧することが可能です。
どんなことが書かれているのかと言うと、直近一年間の不動産取引情報が主な内容です。
地域、間取り、築年数、最寄駅からの距離など各不動産の詳細な情報を元に取引価格の情報がグラフとなって現れます。
不動産会社が使うレインズのように詳細な所在・地番での検索はできませんが、おおよその目安を把握するには十分な情報が得られます。

土地総合情報システム

こちらは不動産取引をした方を対象に国土交通省がアンケートを取り、それをデータベース化したものが閲覧できるというシステムです。
取引時期、地域、間取りなどの情報を入力すると、過去に取引が行われた事例を閲覧することができます。
こちらも個人が特定できないように詳細な所在地は確認することができませんが、土地の面積や形状から築年数、接道の幅なども確認できるので、類似の取引パターンを検索するとある程度の価格相場を知ることが可能です。

相場情報サイト

大手の不動産会社であればこのようなサービスを展開しているところも多いのですが、いわゆるインターネット上で感覚的に相場を確認することができるサイトです。
土地総合情報システムと同じように、過去の取引事例を確認できるというものですが、その不動産会社が過去に行ってきた取引を元に開示している情報となるので、情報量としては少なく感じられるかもしれません。
ただし、分かりやすい操作性であることや、初心者向けに解説が掲載されていることもありますので、初めての方でも抵抗なく調べられるかもしれません。

一括査定サービス

保有している不動産をできるだけ高く売りたいという気持ちは、売主であれば誰もが持っているものです。
一括査定サービスを使えば、「どこの不動産会社がいくらぐらいの評価をつけてくれているのか」の目安が一覧でわかります。
もちろん無料で査定することが可能ですし、サイト上に物件の詳細な情報を入力するだけで結果が出ますので、手軽さを求める方におすすめです。

不動産物件掲載サイト

家を買う時のように、物件情報が載っているポータルサイトを閲覧するというのも一つの方法です。
掲載価格が売却価格とイコールになるかは保証できず、必ずしもその価格で売れるとは言い切れませんが、条件が良い物件であれば売り出し価格=成約価格に近いケースも見られます。目安として参考にすることはできるでしょう。
ただし、保有物件と類似の物件を探し出すのが大変だと感じられるため、一つ目に試す方法としてはおすすめできません。

相場を調べるときの注意点

売却を考えている場合、まずは相場を知ることがとても大切ですが、下調べをしたからといって本当にその価格で売れるかどうかは定かではありません。
物件の立地や状況、地域性などによって売却価格は大きく変動する可能性があります。
そういった背景を踏まえて、下記に注意し相場を調べるようにしてください。

一つの方法だけを過信しない

売却価格を調べるにはいくつか方法がありますが、一つだけの方法を試して安心するのは危険です。
一つの方法で出た情報が不確かであることは想像にかたくなく、数ヶ月で状況がガラリと変わってしまうことも考えられます。
一つの方法だけを過信するのではなく、複数の方法を試した上でおおよその相場感を掴むようにしましょう。

物件の状況によって価格が下がる可能性もある

類似の取引事例を確認することで相場の目安はわかりますが、実は条件が少しでも違うだけで大きく売却価格が変動します。
例えば、接道の幅が周囲と1m違ったり、間口が周囲より少し狭いというようなわずかな条件であっても数百万円変わるケースもあります。

より正確な価格は訪問査定により分かる

インターネット上でもこのように多くの調べ方がありますが、より正確な数値は、実際に不動産会社に現地を見て査定してもらうに限ります。
ネット上の情報はあくまでも参考程度だということを頭に入れておきましょう。

相場を知った上で後悔しない売却を

売却前に相場を調べる方法はいくつかありますので、できれば複数の方法を試して、おおよその相場感を掴むことが大切です。
相場を知ってから不動産会社に依頼した方が売却までの流れがスムーズですし、トラブルも起こりづらいでしょう。

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著者
自宅を売却するときの下調べ。自分で相場を調べるときの注意点を解説

札幌手稲店 野口 祥子

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