不動産売却のコツ2022.07.27
川沿いの家は売却しにくい?早く高く売るコツもチェック!
こんにちは!
イエステーション北章宅建 江別店の寺杣です。
川沿いの家は、水辺のさわやかな景観が魅力である一方、水害の心配などもあり、売却しにくいといわれることも少なくありません。
そこで今回のコラムでは、川沿いの家の売却について解説!
川沿いの家が売却しにくいといわれる理由や、逆に川沿いであることのメリット、早く高く売るためのコツなどを紹介します。
万が一、家が水害にあってしまった場合の売却への影響も知っておきましょう。
川沿いの家が売却しにくい理由は?川沿いのメリットもある?
川沿いの家が売却しにくいといわれる理由として大きなものは、やはり水害や災害への心配でしょう。
近年増えている集中豪雨や台風で洪水や川の氾濫などが起こると、川沿いの家はすぐに被害を受けてしまいます。
さらに、川沿いの土地は上流から流れてきた水分を含んだ土砂が積み重なっていて、地盤が弱い可能性もあります。
地盤が弱いと、地震で地盤沈下や家が傾くといったことも心配です。
また、災害の心配以外では、水場が近いことで湿気が多い、虫や臭いが気になるというケースも。
湿気を含んだ川からの空気が家に入り込んでカビが生えやすかったり、水場で発生した蚊や羽虫、川に放置されたごみやカビから発生する嫌なにおいが風に乗って家に入ってきたりする可能性があります。
しかし、川沿いの家はデメリットばかりではありません。
河川敷には遊歩道や公園、街路樹などが整備されていることが多く、自然が身近で景観の良い環境でもあります。
川のせせらぎや木々のざわめき、水場に集まる小鳥のさえずりなども、自然豊かなエリアの魅力です。
川沿いは風が発生しやすいため、夏でもさわやかな風が吹いて風通しが良く、水場の景観とあわせて涼しげに過ごしやすいこともメリットといえるでしょう。
川沿いの家をスムーズに高く売却するコツをご紹介!
川沿いの家を早く高く売却するため押さえるべきコツをご紹介します。
地盤調査や住宅診断(ホームインスペクション)をする
「地盤が弱いかも?」「基礎の腐食が心配」などという場合は、地盤調査や住宅診断を行って地盤や建物の状態を確認し、現状を細かく提示した方が、不明のまま売却するより高く売れやすいです。
調べた結果、問題ないということもあるでしょうし、必要に応じて地盤改良や修繕を施せば、さらに安心して購入してもらうことができます。
ハザードマップを確認する
自治体のホームページなどで公開しているハザードマップで、どのエリアに洪水や浸水のリスクがあるかどうか、災害時の水深の想定などを確認できます。
具体的な被害想定を知ることで、実情に沿った価格設定ができますし、価格にも説得力が出ます。
ただし、ハザードマップの浸水区域に入っていないからといって、絶対に被災しないとは限りません。
災害が起こる前に売ってしまう
もしハザードマップでリスクが高いとされていて、大雨や台風のたびに水害が心配なら、被害を受ける前に売却してしまうのもひとつの方法です。
「災害のリスクがある」のと「実際に被災した」のでは、状況は大きく違います。
被災してしまうと売却価格は大きく下がってしまいますし、その不動産は無事だとしても、購入者側も災害があった地域での購入は避けたくなるでしょう。
川沿いの家で、もし売却前に浸水被害に遭ったら?
一度でも浸水被害を受けると、不動産の売却価格は下がってしまいます。
なぜなら、浸水したことによって地盤が弱くなったり、建物の基礎や構造部分が劣化・腐食したりする可能性があり、不動産に「物理的瑕疵(かし)」があるとみなされるからです。
瑕疵とは、不動産の不具合や問題のことです。
浸水被害を受けた不動産は、取引相場より2~3割ほど価格が下がるといわれています。
また、物理的瑕疵は不動産売却時の告知事項に含まれており、買主に必ず伝えなくてはいけません。
浸水被害を受けたことを隠して売却すると、告知義務違反として契約解除や損害賠償請求などを受ける可能性もあるので注意しましょう。
瑕疵については、下記のコラムもあわせてご参考ください。
不動産売却で注意すべき瑕疵担保責任とは?責任への対策方法も解説
まとめ
・川沿いの家が売却しにくい理由と川沿いのメリットを確認
川沿いの家が売却しにくいのは、やはり災害の心配が大きいです。地震による地盤沈下や大雨・台風による河川の氾濫や洪水などの心配があります。また水場が近いので湿気や虫、悪臭などが気になるという人もいるでしょう。しかし、川の近くは自然豊かな環境でもあります。河川敷や遊歩道、街路樹、公園などが整備されているエリアも多いです。
・川沿いの家をスムーズに高く売却するコツ
川沿いの家をスムーズに売却するなら、ハザードマップで想定リスクを確認し、地盤調査や住宅診断で土地や建物状態を把握しましょう。実際の状態を細かく提示できた方がスムーズに売却できます。必要に応じて地盤改良や修繕を行えば、さらに安心して購入してもらえます。また、心配な方は、災害が起こる前に早く売ってしまうのもひとつの方法です。
・川沿いの家で売却前に浸水被害に遭ったら?
一度でも浸水被害にあってしまうと、売却価格は相場から2~3割下がってしまうといわれています。物理的瑕疵として告知事項にも含まれますので、買主には浸水被害があったことを必ず説明してくださいね。
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著者
江別店 寺杣 友紀出身は和歌山県ですが、生まれは札幌です。前職は自動車の営業をしておりました。不動産業界は全くの未経験で不慣れなことだらけですが、早く仕事を覚えてお客様のお役に立てれるよう努めます。精一杯頑張りますので宜しくお願い致します。
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