不動産売却のコツ2020.07.18
一戸建ての中古住宅を高値で売却するコツ
一戸建てを手放す場合、少しでも高値で売却したいと思いますよね。
そこで今回は、高額査定を引き出すためのコツや注意点をご紹介します。
納得のいく価格でスムーズに売却できるかどうかは、事前の準備がポイントです。
1.設計図面など資料を整理する
まずは家の性能の根拠となる設計図面など、建物に関する資料を用意しておきましょう。
新築当時の設計図のほか、リフォームをした場合はその図面や見積書・請求書など、工事の履歴がわかる資料を揃えることで、建物の査定がスムーズになります。
長期優良住宅仕様や断熱性能が高い家など、内容によっては査定価格がアップする可能性もあります。
2.構造で重要な部分は事前に修繕を
建物の劣化状況を把握しておくことも大切です。
売却後に、雨漏りや構造上主要な木部の腐食、シロアリの発生、給排水の不具合といった瑕疵(欠陥や不具合)が発覚すると、売主が責任を負う「瑕疵担保責任」を問われ、修繕費用を請求されるケースがあるためです。
そのため瑕疵があることを認識している場合は、売却前にあらかじめ修繕しておくことをおすすめします。
3.物件の見栄えも大切な要素
物件の見栄えにも気を使いましょう。
一戸建ての購入を検討している方は、まず最初に外回りを見ます。「とりあえず外だけ下見する」という方も多いので、ここで好印象が得られれば、問い合わせが増えることにもつながります。
「中古物件だからキレイにしても仕方ない」と思わず、売買のチャンスを逃さぬよう、外回りも室内も常に整理整頓しておくことを心がけてください。
4.売却の際に注意すべき4つのポイント
一戸建ての売却には、大きく分けて4つの注意点があります。
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築年数やリフォーム履歴が不明
図面や申請書類、リフォーム履歴がわかる資料を、できるだけ揃えましょう。
書類がない場合は、法務局で不動産登記簿を取得すれば判明することもあります。
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設計図がなく、構造体や耐震性が不明
設計図面は、建物の構造や耐震性能、仕様などを証明するものです。
査定する際の補足資料になるため、できるだけ準備しておきましょう。
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現状の劣化状況が把握できていない
壁の内部や屋根など、見えていない部分の劣化が、売却後に補償問題に発展することがあります。これを避けるには、プロに調査してもらうという選択肢もあります。
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境界や所有権でトラブルがある
ブロック塀が境界の内か外かといったトラブルがあったり、相続について兄弟間で揉めている場合は、売却準備の前に解決しておきましょう。
5.業者選びは慎重に
一戸建てを売却するには、信頼できる業者選定も大切です。
そのためには1社に絞らず、必ず複数の査定会社に依頼すること。
査定額だけでなく、親身に相談に乗ってくれるか、良いアドバイスがもらえるかなどを見極めるようにしましょう。
また、不動産会社によって得意分野は異なります。業者選びの際は、地元の情報に詳しく、戸建ての売買を多く扱っている会社に相談するのもポイントです。
戸建てに強い業者の多くは、査定のポイントや相場をしっかり把握しているので、適切なアドバイスや対応が期待できるでしょう。
まとめ
一戸建ての中古住宅を高値で売却するためには、あらかじめ築年数や住宅性能、劣化状況などを把握しておくことが肝心です。
その上で信頼できる業者を選ぶことが、スムーズな売却の近道になります。
査定や売却に関するご相談がありましたら、ぜひイエステーションまでお気軽にお問い合わせください。