不動産管理コラム

こんにちは。イエステーション北章宅建 不動産管理部の佐々木です。

近年、インターネットを導入している賃貸アパートが増えており、中には無料でインターネットが使えるアパートもあります。
インターネットの導入を検討している不動産オーナー様も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、アパート経営におけるインターネット導入について解説します。
インターネット導入のメリットやインターネットの種類、導入する流れなどをご紹介しますので、ぜひご覧ください。

 

アパート経営にインターネット導入は必要？

最近はインターネットを導入しているアパートが増えています。
それは、インターネットを導入することで、アパート経営においてさまざまなメリットがあるからです。
詳しく見ていきましょう。

 

メリット①入居率が上がる

今はインターネットが欠かせない時代です。
特に新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけにリモートワークも増え、自宅のインターネット環境の整備を進めている方も多いでしょう。

インターネットがすでに導入されているアパートは、入居者がインターネットを新たに契約する手間などが省けるため、ニーズが高いです。
入居を検討している方にとって非常に魅力的なポイントとなり、空室対策にもなります。

空室を埋めるには、インターネット導入以外にも対策が必要です。
空室が埋まらない原因と対策については下記コラムでご紹介していますので、あわせてご覧ください。
アパートの空室が埋まらない原因とは？空室対策と注意点を解説

 

メリット②家賃アップが見込める

良い設備が導入されていれば、入居を検討している方にとっては多少家賃が高くても魅力を感じます。
インターネットを無料提供する場合、不動産オーナー様は初期費用やランニングコストがかかりますが、その分家賃をアップしても入居者の納得感を得られやすいです。

 

メリット③競合と差別化できる

アパートやマンションを探している方は、ポータルサイトなどでさまざまな条件を設定して検索をします。
「インターネット無料」で検索をしている方も多いため、インターネットを無料提供しているアパートは、競合アパートと差別化を図ることができます。

 

アパートに導入するインターネットの種類

インターネットの種類には、大きく分けて「有線」と「無線」があります。

有線はアパートに光回線を引き込み、さらに各部屋でLANケーブルや光ケーブルを引き込んで接続するタイプです。

有線は物理的なケーブルを使用しているため通信が安定しやすく、広い間取りでも対応できるというメリットがあります。
しかし、導入には各部屋で工事を行う必要があるため、入居者がいる日時に合わせて工事を調整するという手間が発生します。

無線はアパートに光回線を引き込み、アパートに設置したWi-Fiルーターとつないで電波を飛ばしてインターネットに接続するというもの。
物理的なケーブルがなくても、各部屋でインターネットを利用することができます。

メリットは工事を行うのがアパートの共用部だけなので、工事が短時間で済むということ。
機器のメンテナンスも最小限で済むでしょう。
一方デメリットは、有線に比べて通信が安定しづらく、セキュリティが甘いため情報流出や不正利用のリスクがあることです。

また、アパートの建物構造によっては、希望する接続方式に対応できない場合がありますので、きちんと建物全体でインターネットを利用できるかどうかの確認も必要です。

 

アパート経営でインターネットを導入する流れと注意点

アパート経営でインターネットを導入する流れは次のとおりです。

• 回線が対応しているか確認する
• 回線事業者・プロバイダと契約する
• 光回線の引き込み工事をする

回線事業者によってどこのエリアに対応しているかは異なります。
まずはアパートが対応している光回線の回線事業者を確認しましょう。

次に、回線事業者とプロバイダと契約をします。
回線事業者とは携帯電話会社やNTTなどで、それとは別にプロバイダ（接続事業者）とも契約する必要があります。

契約したら、いよいよアパートに光回線を引き込む工事を行います。
光回線の工事は不動産オーナー様や管理会社が立ち会い、作業時間は1〜2時間程度です。

 

インターネット導入の注意点

アパートにインターネットを導入する際にかかる費用は、インターネットの種類や建物の構造、戸数などによって大きく異なります。
費用は初期費用のほか、月額費用もかかることを覚えておきましょう。

また、回線事業者によって費用やサービス、サポート制度は大きく異なります。
入居者に安心して利用してもらうためにも、契約前にしっかり確認することが大切です。

また、「インターネットを導入してみたものの、あまり良い効果を得られなかった…」という場合には、解約を検討するケースもあるでしょう。
解約時の違約金についても、契約前に確認しておくと安心です。

 

まとめ

●アパート経営にインターネット導入するメリット
最近はインターネットを導入しているアパートが増えており、中には無料でインターネットを提供しているアパートも。インターネットを導入することで、アパート経営において、「入居率が上がる」「家賃アップが見込める」「競合と差別化できる」などさまざまなメリットがあります。

●アパートに導入するインターネットの種類
インターネットの種類には、大きく分けて「有線」と「無線」があります。有線は通信が安定しやすく、広い間取りでも対応できるというメリットがあります。無線は工事を行うのがアパートの共用部だけなので、工事が短時間で済むという点がメリットです。

●アパート経営でインターネットを導入する流れ
インターネット導入は、①回線が対応しているか確認する、②回線事業者・プロバイダと契約する、③光回線の引き込み工事をする、という流れで行います。アパートにインターネットを導入する際にかかる費用は、インターネットの種類や建物の構造、戸数などによって異なります。サービス、サポート制度も回線事業者によって変わるため、契約前にしっかり確認しましょう。

北章宅建では、都市部以外の賃貸アパート・戸建てを中心に不動産管理を行なっております。
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