不動産管理コラム

不動産管理のこと2024.02.28

空室の電気代は支払うべき?支払うメリットや電気代を抑えるコツ

こんにちは。イエステーション北章宅建 不動産管理部の佐々木です。

賃貸経営をしているマンションやアパートなどの物件に空室が発生した場合、電気代を支払ったほうが良いのか疑問に思っている不動産オーナー様も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、空室の電気代の支払いについて解説。
電気代を支払うメリットや支払わない場合のデメリット、電気代を抑える方法などをご紹介します。
電気代

 

空室の電気代は支払ったほうが良い?通電しておくメリット

賃貸経営しているマンションやアパートの空室の電気代は、不動産オーナー様が支払います。
そのため、「どうせ空室なら通電する必要もないし、電気代を支払わなくても良いだろう」という考え方もあるでしょう。
特に近年は電気代の高騰もあり、基本料金だけでも大きな負担になってしまいますね。

通電していることは不動産オーナー様にとってメリットがあります。
メリットの一つとして挙げられるのが、設備の電源を入れて定期的に点検することができる点です。

寒い時期に給湯器を長期間使用していないと、凍結破損してしまうことも。
そのため、空室期間が長い場合は、定期的に電源を入れて動作確認することが大切です。

設備が故障してしまうと、修理費用や交換費用がかかってしまいます。
そうならないためにも通電状態にしておき、設備点検を行える状態にしておくことはメリットが大きいでしょう。

ただし、事前に水抜き作業をしておくことで、凍結破損はある程度防ぐこともできます。

 

空室の電気代を支払わないデメリットと電気代を抑える方法

ブレーカー

電気代を支払っていない場合に考えるデメリットとしては、 入居希望者が内覧に来た際に電気がつかないこと。

そのため、天候が悪い日や夜は、内覧が難しくなります。

ただし、内覧の時間は不動産会社の営業時間内となります。
一般的には、10:00〜19:00前後が多いため、暗い時間の案内が中心になることはないと考えて良いでしょう。
お客様の都合も考慮する必要はありますが、なるべく日中の明るい時間帯に内覧予定を入れるなどの工夫ができると良いですね。

 

空室の電気代を抑える方法

通電させておく場合は、マンションやアパートの空室の電気代は、ブレーカーを切ることで抑えることができます。
普段はブレーカーを切っておき、入居希望者の内覧時や設備点検などの際のみブレーカーを上げると良いでしょう。

なお、部屋の電気のスイッチはすべてオンにしてからブレーカーを切るのがおすすめです。
そうすることで、内覧時にブレーカーを上げるだけで部屋全体に明かりが灯るので、スムーズに案内することができますよ。

 

空室の電気代にかかわるスマートメーターとは?

政府は、2024年までにスマートメーターの普及を目指しています。
スマートメーターとは、自動で電力データの測定や記録ができるデジタル式電力量計です。

従来の機械式電力量計の場合、電力会社の検針員が各家庭に出向いて電気使用量のチェックを行なっていました。
しかし、スマートメーターであれば、通信機能がついているため、電気会社は各家庭に出向くことなく数値の測定ができるのです。

なお、従来の機械式電力量計では、通電契約をしていなくても電気が使える場合もありました。
しかし、スマートメーターでは電力会社がデータを一括管理しているため、通電契約をしていなければ一切電気は使えません。

スマートメーターに切り替えると、より空室時に通電していない不便さを感じる機会が増えるかもしれません。

最近では、スマートメーターと自動連携して管理してくれるサービスも登場しています。
ボタンを押すだけで電気の再点・廃止を依頼できたり、空室時の通電・停止業務を代行してくれたりといったサービスも。

不動産オーナー様の業務負担軽減にもつながるため、検討してみるのも良いでしょう。

 

まとめ

●空室の電気代を支払うメリット
賃貸経営しているマンションやアパートの空室の電気代は、不動産オーナー様が支払う必要があります。通電していれば、設備の電源を入れて定期的に点検することができます。

●電気代を支払わない場合のデメリット
入居希望者が内覧に来た際に、電気代を支払っていないと通電されないため、電気はつきません。そのため、夜に内覧が行われることを想定すると、通電していないことはデメリットになります。通電させておく場合、電気を使わないときはブレーカーを切ることで電気代を抑えることができます。

●2024年までにスマートメーターが普及する
政府は2024年までに、自動で電力データの測定や記録ができるデジタル式電力量計「スマートメーター」の普及を目指しています。スマートメーターでは電力会社がデータを一括管理しているため、通電契約をしていない場合、電気は使えません。最近では、スマートメーターと自動連携して管理してくれるサービスも登場しています。

北章宅建では、都市部以外の賃貸アパート・戸建てを中心に不動産管理を行なっております。
電気代など不動産管理のことでお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

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著者
空室の電気代は支払うべき?支払うメリットや電気代を抑えるコツ

栗山店 佐々木 博明不動産オーナー様の大切な資産の管理と、入居者様の住環境維持に努めてまいります。些細なことでもお気軽にご相談ください。 どうぞ、よろしくお願い致します。

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