Vol.846栗山店

母が高齢のため、本人でなくても家を売却可能でしょうか。

当社にて仲介販売

【お客様の背景】
■売買の別:売却
■氏名:N・S 様
■年代:80代
■ご職業:年金受給者
■お住まいの地域:札幌市
■ご相談の地域:栗山町
■売却理由:資産処分
■お問合せ方法:ネット
 
【ご相談内容】
息子さんからのご相談でした。
母親が認知症になり施設に入れたのですが、持ち家があるため処分したく相談に来ました。母親は高齢のため中々会話が出来ない状況で、日によって言うことが変わりがちです。意思決定が出来ない状況なのではないかと思います。こういう場合、家を売る意思表示はどのように判断すればよいのでしょうか。私たちも遠方に持ち家があるため管理が難しく、手放したい気持ちはあるのですが、本人ではないためどうしたらよいのかわかりません。
 
【ご提案した解決策】
お話を聞き、息子さんであってもお母様名義の不動産を売却することは「他人物売買」となるため、出来ない旨をご説明しました。
売却の方法としては成年後見人を立てること、もしくは将来的にお母様が亡くなって相続した後の2つの方法をご説明。成年後見人とは認知症などで判断能力が不十分な方の法律行為を、成年後見人がサポートする制度です。成年後見人になった人は、本人の代わりに不動産売却、預貯金の管理、介護サービスの締結などを行うことが可能となります。司法書士や弁護士に依頼する方法と個人がなる方法をご紹介しました。認知症の方を守ることが出来る良い制度ではあるのですが、費用負担や多くの時間を要します。今回は司法書士に成年後見人を依頼し、相談から半年ほどかけて無事に売却が出来ました。
 
【担当営業として大切にした要点】
不動産名義人の意思確認については法律的な観点であるため、実際の説明は司法書士へお願いするようにしております。当社では提携の司法書士がいるため事情を説明し、今回もスムーズに対応することができました。不動産を売却したいものの権利の関係でお困りの方は、ぜひご相談いただければと思います。

著者
母が高齢のため、本人でなくても家を売却可能でしょうか。

栗山店 鈴木 良幸不動産の売買はお客様の人生を左右する重要な出来事です。 ご縁のあったお客様お1人お1人に、誠心誠意の気持ちで最大限の努力を尽くします。 栗山店にお立ち寄りの際はお声をかけて頂けると大変嬉しく思います。 どうぞよろしくお願いいたします。

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