マンションのこと2026.07.16
駅近マンションが売れない理由は?見直したいポイント・改善策を紹介
こんにちは。イエステーション北章宅建 後志店の梅津です。
駅から近いマンションを売りに出しているのに、なかなか買い手が見つからず、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
駅近マンションが売れない背景には、価格や物件の状態、周辺環境など、複数の要因が関わっていることが少なくありません。
今回のコラムでは、駅近マンションが売れない主な原因と、見直したいポイント・改善策をわかりやすく解説していきます。

駅近マンションなのに売れないのはなぜ?主な原因を解説
駅から近いマンションは、通勤や通学、買い物などの利便性が評価されやすい物件です。
ただし、「駅近=すぐに売れる」というわけではありません。
購入希望者は駅からの距離だけでなく、価格や築年数、室内の状態、周辺環境、ほかの売り出し物件との比較などを総合的に見て判断します。
駅近マンションなのに売れない場合は、次のような原因が影響しているかもしれません。
原因①価格設定が相場より高い
駅近という立地の良さを理由に、相場より高い価格で売り出しているケースがあります。
しかし、購入希望者は近隣の中古マンションや新築・築浅物件とも比較しながら検討します。
そのため、駅近であっても、築年数や広さ、室内の状態に対して価格が高いと判断されると、候補から外されやすくなります。
「駅から近いから高く売れるはず」と考えるだけでなく、近隣の成約事例や現在の売り出し物件も踏まえて、適正な価格になっているか確認することが大切です。
原因②マンションの条件が購入判断に影響している
マンションを購入する方は、駅からの近さ以外の条件も確認しています。
例えば、次のような点は購入判断に影響しやすい項目です。
- 築年数
- 日当たりや眺望
- 室内の状態
- 設備の古さ
- 共用部の管理状況や修繕計画
- 修繕積立金や管理費
駅近であっても、室内の傷みが目立つ、設備が古い、共用部の管理状態に不安があるといった場合は、購入後の修繕費用や住み心地を心配されることがあります。
また、修繕積立金や管理費が高いと、毎月の支払いを負担に感じる購入希望者もいるでしょう。
築年数が古いマンションが売れにくい理由については「中古マンションが売れないのは築年数が原因?工夫や改善策を解説」でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
原因③立地・周辺環境に気になる点がある
駅近マンションでも、周辺環境によって評価が分かれることがあります。
例えば、次のような環境は、人によっては気になるポイントになります。
- 電車や踏切の音、列車の走行に伴う振動が気になる
- 繁華街に近く、夜間の人通りや周辺店舗の営業状況、防犯設備などが気になる
- 交通量が多く、落ち着いて暮らしにくい
- 郊外で車移動が中心のため、駅近のメリットが大きくない
駅近は便利な一方で、線路や大通り、商業エリアに近いことによるデメリットが生じる場合もあります。
特に郊外都市では、日常的に車を使う方も多いため、駅からの距離よりも駐車場の有無、道路への出やすさ、スーパーや病院への行きやすさなどが重視されることもあります。
線路沿いの立地が敬遠されやすい理由については「線路沿いの土地が売れない理由とは?売却成功のポイントや注意点を解説」でもご紹介していますので、こちらもご参考にしてください。
原因④競合物件など市場環境が影響している
売れない原因が、マンションそのものだけにあるとは限りません。
同じエリアで条件の良い中古マンションや、新築・築浅マンションが多く売り出されている場合、購入希望者は複数の物件を比較します。
その結果、ほかの物件に見劣りすると、駅近であっても選ばれにくくなることがあるでしょう。
また、不動産市場の動向や売り出すタイミングによっても、売れやすさは変わります。
売り出してから長期間成約に至らない場合は、価格だけでなく、競合物件の状況や販売時期も含めて見直してみましょう。
売却が長期化する原因については「1年以上売れない家の原因は?早期売却のコツと注意点を紹介」もあわせてご覧ください。
駅近マンションが売れないときに見直したいポイント・改善策
駅近マンションがなかなか売れないときは、いくつかのポイントを見直すことで状況が変わる場合があります。
ここからは、見直したい具体的な改善策をご紹介します。
①売り出し価格を適正価格へ見直す
まず確認したいのは、売り出し価格が相場に合っているかどうかです。
駅近マンションは利便性を評価されやすい一方で、相場より高すぎる価格では購入希望者に敬遠されやすくなります。
近隣の成約事例や現在の売り出し物件、市場の動向を踏まえて、適正な価格へ見直しましょう。
類似物件の成約事例は、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」や、全国指定流通機構連絡協議会が運営・管理している不動産流通標準情報システム「REINS Market Information」などで確認できます。
②内覧時の印象を改善する
内覧時の第一印象は、購入判断に大きく影響します。
内覧前には、次のような点を意識してみましょう。
- ハウスクリーニングを行う
- カーテンを開けて室内を明るく見せる
- 水回りを清潔に保つ
- においが気になる場合は換気しておく
居住中の内覧の場合は、生活感が出すぎないよう荷物を整理し、玄関やリビング、水回りなど購入希望者の目に入りやすい場所を中心に整えておくと良いでしょう。
内覧の印象を良くする具体的なコツは下記のコラムで詳しく解説していますので、ぜひあわせてお役立てください。
家の売却には内覧が重要。居住中でも好印象を与えやすい内覧のポイント
マンション売却で内覧件数はどのくらい?内覧で印象UPのコツもご紹介
③販売戦略を見直す
売却活動が長引いている場合は、販売戦略を見直すことも1つの方法です。
見直しポイント①物件のターゲット
まず確認したいのは、どのような購入希望者に向いているマンションなのかという点です。
同じ駅近マンションでも、ファミリー向けなのか、単身者・夫婦向けなのか、車を使わずに暮らしたい方向けなのかによって、伝えるべき魅力は変わります。
見直しポイント②広告内容
広告内容については、写真や物件情報が見やすいかを確認した上で、ターゲットに魅力が伝わる内容になっているかも見直しましょう。
写真が暗い、室内の広さが伝わりにくい、駅近以外の魅力がわかりにくい場合は、購入希望者の目に留まりにくくなります。
また、実際に住んでいて感じた便利な点や暮らしやすさも、購入希望者にとって参考になる情報です。
例えば、通勤・通学のしやすさ、買い物環境、学校や公園、病院へのアクセスなど、ターゲットにとって魅力になりそうな情報があれば、不動産会社に共有し、広告内容に反映してもらうと良いでしょう。
見直しポイント③売り出す時期
転勤、入学、進学などに合わせて住まい探しをする方もいるため、引越し需要が高まりやすい時期を意識して売却活動を進める方法もあります。
こうした見直しは、個人で判断するのが難しい部分もあるため、地域の需要や競合物件に詳しい不動産会社へ相談しながら進めると安心です。
家の売却で避けたい対応については「家の売却でやってはいけないこととは?準備段階から引き渡しまで解説」もあわせてご参考にしてください。
駅近マンションをスムーズに売却するには?

駅近マンションを早く、そして納得のいく形で売却するためには、立地の強みを生かした売却活動が大切です。
意識しておきたい3つのポイントを見ていきましょう。
①駅近という強みを生かした売却活動を行う
単に「駅から近い」と伝えるだけでは、購入希望者に魅力が十分に伝わらないこともあります。
例えば、駅までの徒歩分数だけでなく、主要駅へのアクセス、スーパーや病院など生活施設への行きやすさ、車を使わなくても暮らしやすい環境などを具体的に伝えると、購入後の生活をイメージしてもらいやすくなります。
郊外都市の駅近マンションであれば、車移動のしやすさや駐車場の有無もあわせて伝えると、地域の暮らし方に合ったアピールがしやすくなるでしょう。
②地域に詳しい不動産会社へ依頼する
駅近マンションの売却では、地域の需要や競合物件を踏まえた価格設定・販売戦略が重要です。
地域に詳しい不動産会社であれば、近隣の成約事例や現在の売り出し物件、想定される買い手層をもとに、現実的な売り出し価格や広告で打ち出すべき強みを提案してもらいやすくなります。
査定額の高さだけで判断せず、価格の根拠や販売方針を具体的に説明してくれるかどうかも確認しておきましょう。
③売却方法に迷う場合は不動産会社に相談する
マンション売却に際して、売却方法に悩む方もいらっしゃるでしょう。
代表的な方法として、仲介と買取があります。
【仲介】
- メリット:相場に近い価格で売れる可能性がある
- デメリット:売却活動が必要なので、売れるまで時間がかかりやすい
【買取】
- メリット:仲介のように購入希望者を探すための販売活動が不要なため、早期売却を目指しやすい
- デメリット:一般的に、買取価格は仲介による売却額より低くなる傾向がある
どちらが合っているかは、希望する売却価格や売却期限、物件の状態によって変わるため、判断に迷う場合は、不動産会社に相談しながら状況に合った売却方法を検討することをおすすめします。
「いつまでに売りたいのか」「価格を優先したいのか」など希望条件とともに、気軽に相談してみましょう。
まとめ
●駅近マンションが売れない原因は1つとは限らない
駅近マンションが売れない理由は、価格・物件の条件・周辺環境・市場の状況など複数の要因が重なっている場合があります。
●駅近マンションが売れない場合は、価格や内覧時の印象を見直してみよう
売り出し価格の見直しや内覧時の印象改善、販売方法の見直しによって、状況が変わることもあります。
●駅近マンションの強みを生かした売却がカギ
駅近という立地の強みを生かした売却活動を行うことが大切です。
地域に詳しい不動産会社に相談することで、スムーズな売却につながりやすくなるでしょう。
北章宅建は、不動産に関するご相談に全て無料で対応しています。
空き家に関する相談や無料査定、相続問題など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
著者
後志店 梅津 大樹不動産の売買では、高く売れるか等、金銭的な部分にだけ目が行きがちですが、不動産は定価がなく、不動産会社は、売主様が所有する不動産を、仲介業務という形で、間接的に、買主様に売却する仕事です。つまり、弊社で不動産を仕入れする訳ではありませんので、売主様から伺った情報、買主様へ受け渡す(伝達する)というのが、主な業務となります。 不動産会社は、営業会社になりますので、「売り上げ至上主義」や「気合・努力・根性」の業界ですが、弊社は、取引の安全性や、情報伝達の正確性に重きをおいております。 安心して、不動産売却をお任せ頂けるよう、心掛けておりますので、不動産売却を検討中のお客様に置かれましては、弊社へのご依頼も、ご一考頂けますと幸いです。
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