不動産売却のコツ2022.08.19
日当たりの悪い家は売却価格に影響する?高く売却する方法もご紹介
こんにちは。
イエステーション北章宅建 美唄店の前平です。
戸建ては方角によって日当たりの良し悪しが大きく変わります。
その他の条件が同じなら、日当たりの良い家は売却価格が高くなり、日当たりの悪い家は売却価格が低くなる傾向があります。
できるだけ高く売却したいと思っても、家の方角や日当たりは変えられるものではありませんよね。
そこで今回は日当たりの悪い家の売却について解説。
家の方角や日当たりが売却価格に与える影響や、日当たりの悪い家を少しでも高く売却するポイントなどをお話しします。
日当たりの悪い家は売却価格に影響がある?
結論からいうと、日当たりの良し悪しは売却価格に影響します。
ほかの条件が同じで「日当たりが良くて明るい家」と「日当たりが悪くて暗い家」なら、「日当たりが良い家の方がいい」と思う人が多いでしょう。
日当たりの悪い家は、日光が入ってくる時間が短いので暗い時間が長く、冬は室内の温度が上がりにくいです。
結露やカビが発生しやすいのでジメジメしがちですし、結露対策をきちんとしないと建物が傷みやすい可能性もあります。
また、照明や暖房を付けている時間が長くなりがちなので、光熱費がかさんでしまうケースもあるでしょう。
不動産の売却価格を査定する際にも「日照・採光」という査定項目があり、同じ条件で日当たりが良い家と比べると最大20%も査定価格が下がる可能性があるといわれています。
家の方角と日当たりの関係
道路側の窓から日光が差しこむため、建物の方角は道路側の窓がどちらを向いているかを基準に判断されます。
日当たりが良い順番は、一般的に南向き、東向き、西向き、北向きとなっており、売却価格もこの順番に高い傾向があります。
なお、角地は2方向から日光が入るためさらに日当たりがよく、特に南・東に面した立地だと朝方から日中いっぱい陽が入るため、寒冷地である北海道では比較的暖かく過ごせるでしょう。
それぞれの方角の特徴と査定額への影響は以下の通りです。
- 南向き:1日を通して日当たりが良く、売却価格が上がりやすい
- 東向き:午前中の日当たりが良く、冬は暗くなるのが早い。価格は3~7%ほど下がる傾向
- 西向き:午後の日当たりがよく、夕方は西日が入る。価格は5~9%ほど下がる傾向
- 北向き:1日を通して日当たりが良くない。価格は10~20%ほど下がる傾向
日当たりの悪い家を高く売却する方法をご紹介
日当たりの悪い家を少しでも高く売却するためには、内覧時の第一印象が大事。
暗くジメジメしがちな雰囲気を一掃して、できるだけ室内が明るく見えるような工夫をしてみましょう。
こんな方法を試してみてくださいね。
- 明るい照明をつける
- 背の高い間接照明で隅々まで照らす
- 壁紙やカーテンを明るい色にする
- 清掃を徹底して清潔感をアップさせる
- 広告用の写真も日中に撮り明るく見えるようにする
また、なにごとも、メリットとデメリットは表裏一体。
日当たりがあまり良くない家はデメリットもありますが、夏は涼しい、家具が日焼けしにくいといったメリットもありますよ。
さらに、日中は仕事でほとんど家にいない人、逆に夜勤で昼間は寝ている人など、ライフスタイルによっては昼間の日当たりをあまり重視しないケースもありますので、そういった人たちにターゲットを絞るのもひとつの考え方でしょう。
工夫をしてみても売却がなかなか進まないという場合は、不動産会社に買い取ってもらう「買取」という選択肢もあります。
「買取」と「仲介」の違いについては、下記のコラムでご紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
不動産の売却方法、仲介と買取の違いや特徴とは?
まとめ
・日当たりの悪い家は売却価格が低くなりがち
不動産の査定項目には「日照・採光」があり、日当たりの悪い家は同じ条件で日当たりの良い家と比べて最大20%も価格が低くなる可能性があるといわれています。日当たりが良いといわれるのは一般的に南向き、東向き、西向き、北向きの順。日当たりの悪い家は光が入る時間が短いので、暗い、寒い、ジメジメする、光熱費がかさむといったデメリットが発生することがあります。
・日当たりの悪い家を高く売却する方法
内覧などの第一印象で少しでも明るく見える工夫を。 照明をしっかりつける、壁紙やカーテンを明るい色にする、広告用の写真を明るく見えるように撮るといったことを心がけてみてください。また、日当たりがあまり良くない家は、暑くなりすぎない、家具が日焼けしにくいといったメリットもありますよ。日中の日当たりをあまり気にしないライフスタイルの方をターゲットにするのも方法のひとつでしょう。
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著者
美唄店 前平 竜斗前職はまったく畑違いの仕事をしていましたが思い切ってこの業界に飛び込んで現在に至ります。住宅、不動産の売買はお客様の人生に深く関われる重要な仕事であり、責任と共に喜びも大きいなと感じています。 地域の不動産の購入・売却のご相談は是非北章宅建にお任せください。
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