不動産査定について2018.11.17
家を売却する前の査定は掃除をしても変わらない?
こんにちは!
イエステーション北章宅建 石狩店 営業の藤田です。
家の売却時にはできるだけ高い金額で売りたいものです。
そのためにも少しでも査定金額を上げようと、査定前に徹底的に掃除をする方がいますが……実は掃除をしても査定額はほとんど変わりません。
今回は家の査定と掃除の関係性のお話。
査定金額を上げるために掃除よりも大切なポイントと、掃除をするべきタイミングをお伝えします。
掃除をしても査定額には影響がないのは何故?
家がいくらで売れるのか調べる「査定」。
査定前の掃除は、査定額にあまり影響はありません。
なぜなら、不動産会社が査定で見るのは「不動産の価値」。
一番影響があるのは家の築年数と立地(利便性)で、一軒家の場合は方角や日当たり、マンションの場合は階層や角部屋かどうかなども見られます。
掃除が行き届いているかどうかは家そのものの価値にはあまり関係がなく、多少玄関が汚くてもリビングが散らかっていても、逆にピカピカに掃除されていたとしても、査定価格はほとんど変わらないのです。
ただし、破損やひどい汚れがある場合は別。
設備や建具の破損、壁にべったりと付いたタバコのヤニやお風呂場の黒カビ、壁紙への子どもの落書きなどは査定額が下がる原因になることもあります。
普段からこまめに掃除しメンテナンスをしながらきれいに使っていれば、劣化や破損、ひどい汚れを防ぐことができるはず。
そういう意味では査定前の掃除というより、日々の掃除とメンテナンスが大切だと言えます。
査定額を左右させるポイントは?
築年数や立地、物件の方角や階層は変更することはできません。
その代わり今からでも対策可能な、少しでも高くするためのポイントをご紹介します。
破損や劣化は修繕する
清掃よりも劣化や破損の方が査定額への影響が大きいです。
劣化、破損している部分はリフォームや修理などで対処しておきましょう。
水回り設備の古さや劣化具合
劣化具合が特にチェックされるのはキッチンやお風呂、トイレ、洗面台などの水回りです。
新しい設備にリフォームされていれば査定額もアップが期待できます!
周辺情報をわかりやすく伝える
立地や周辺施設自体は変えられませんが、自宅周辺の施設や利便性がわかるマップやリストを作成しておくのもおすすめです。
不動産会社の人も知らなかった利便性の高さを伝えることができれば査定額にも良い影響があるはずです。
査定額をアップさせるためのポイントについてはこちらの記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
家の査定で高く売るコツ!タイミングや注意点は?
家を早く高く売りたい!お得に売却する方法とは?
内覧前には家を徹底的に掃除しよう!
査定が済んで購入者を募集し始めると、次は購入希望者が実際に家を見学に来ます。
この内覧時にはしっかりと掃除しておくことが大切!
スッキリと整理整頓されキレイに掃除された家の方が「買いたいな!」と思ってもらえるのは当たり前ですよね。
内覧時の掃除のポイントとしては「物を減らして清潔感をなくす」こと。
部屋の中に物が多いとごちゃごちゃ雑然とした印象になってしまいます。
できるだけ物を減らしてスッキリとさせておくと部屋も広く見え、良い印象を与えることができますよ。
また、水回りの掃除もここでは重要なポイント。
排水口の臭いやお風呂のカビ、便器の黒ずみなどはマイナスの印象になってしまいます。
内覧前の水回りの清掃はハウスクリーニングなどを頼んで、徹底的にピカピカにしても良いくらいです!
まとめ
- 家の売却時の査定では、不動産会社は主に家の築年数や利便性などを見ています。家をきれいに掃除したからといって査定額に大きな影響はありません。ただし、リフォームが必要なほどの破損やひどい汚れは査定額に響く場合があります。
- 内装や建具、住宅設備に破損や劣化、ひどい汚れがある場合は修繕や修理をしておくのがおすすめです。水回り設備も破損や劣化、カビなどがないか確認しておきましょう。最新の設備に取り換えるなどリフォームをしておくと家に付加価値がついて査定額がアップします。立地や周辺情報は変更しようがないですが、自宅周辺のお店や施設をリストやマップにまとめるなどして周辺の利便性をアピールするのも査定への良い影響が期待できます。
- 購入希望者が内覧をする前にはしっかり掃除をしてきれいな状態で迎えられるようにしましょう。キッチンやお風呂、トイレなどの水回りは特に厳しくチェックされる部分。汚れがひどい場合はハウスクリーニングなど専門業者に清掃を頼むのも良いと思います。
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